![*初心者必見!ギターの選び方教えます‼ 皆さんこんにちは。島村楽器立川店の大野と申します。 ギターをはじめてみたいとお考えの方、ギターってどうやって選べば良いかわかりませんよね? 色も形も様々で、、、 同じ見た目なのに値段が倍以上違うギターもあったりして、違いがよくわからないと思います。なので今回は […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/tachikawa/wp-content/uploads/sites/194/2020/02/20200225-1c579f884db72f3e6e66630d2981e0b6.jpg)
初心者必見!ギターの選び方教えます‼
皆さんこんにちは。島村楽器立川店の大野と申します。
ギターをはじめてみたいとお考えの方、ギターってどうやって選べば良いかわかりませんよね? 色も形も様々で、、、
同じ見た目なのに値段が倍以上違うギターもあったりして、違いがよくわからないと思います。なので今回はそんな疑問にお答えするコーナーです。ギター選びの参考にしてみてください。
前回の「絶対に失敗しないギターの選び方」は下記をご覧ください!
◇目次
価格別の違い・特徴
まずは価格での品質の違いについてまとめてみました
~5万円 | 主に中国などのアジアの工場で作られる量産品。使っているパーツや、作り込みは15万円以上するギターなどに比べると少々甘い部分はありますが、大量生産することでコストを抑えられ一定の品質を保ったお求めやすいギターです。Fender社のセカンドブランド、スクワイヤーなどがあります。 |
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5~10万円 | このぐらいの価格から日本国内や米国で生産されるものがお求め頂けます。上記のギターよりも作り込みやパーツなどの品質も上がり、演奏性や音が高額のギターに少し近づいてきます。軽音楽部の皆さんにお求め頂くことの多い価格帯です。Fender社だとMade in Japnシリーズやメキシコ製のPlayerシリーズがあります。 |
15万円以上 | 使用するパーツの品質や、工場での品質管理の基準があがり、演奏性やサウンドも向上。プロミュージシャンが使用するような楽器となります。作りがしっかりとしているので、自分の弾きやすいように調整がでたり、良いコンディションが長持ちする。Fender社だとUSA製のAmerican professionalシリーズなど |
いくらぐらいのギターが良いですか?という質問を良く頂きます。お客様のお使いの用途や、こだわるポイントによってご予算も様々だと思います。我々としても安心してオススメできるのが上の表の真ん中、5~10万円ぐらいです。また、このぐらいご予算を頂けると選べるギターも多くなります。色や形、自分好みのギター・ベースを是非見つけてください!
見た目が同じなのに値段が違うのはなぜ?
例えばこの2本ですが、見た目が全く同じに見えませんか?
(左)Fender Made in Japan Traditional 60s Jazz Bass¥99,000 (税込)
(右)Fender Made in Japan Hybrid 60s Jazz Bass¥118,800 (税込)
この¥19,800の違いは一体何かと言うと。
主な相違点 | ボディの木材 | ピックアップ |
---|---|---|
(左)¥99,000 | バスウッド | Single-Coil |
(右)¥118,800 | アルダー | USA Vintage |
上記の表を詳しく解説すると。まずボディに使われる材料が違います。(左)の Traditional 60s Jazz Bassは、癖のないサウンドが特徴のバスウッドという木材。(右)のHybrid 60s Jazz Bassは「アルダー」という木材。アルダーは何十年も前からエレキギターやベースに使われてきた木材で、20万円をこえるFenderのUSA製のギターやベースにも使われている木材。ギターやベースは使用する木材によっても音が変わるので大事なポイントといえます。
次はピックアップ。エレキギター、ベースのサウンドの80%以上はこのピックアップで決まるとも言われている大事なパーツです。下の画像の丸で囲ったのがピックアップです。
Traditional 60s Jazz Bassは、日本製のシリーズオリジナルのSingle-Coilタイプ。 Hybrid 60s Jazz Bassは本場USA製のVintageタイプが搭載されています。日本製のお求めやすい価格のベースですが、サウンドの決め手となる大事なピックアップはUSA製のものが採用されていることで、しっかりとコシのあるサウンドが得られ、バンドのなかでもしっかりと存在感のある音になってくれます。
パート2
同じくこの2本、見た目が全く同じに見えませんか?
(左)HISTORY HS-SV ¥198,000(税込)
(右(弾いている方))HISTORY CZ-SV/R¥88,000(税込)
今回はなんと¥110,000もの違いが、、、これも比較してみましょう。
主な相違点 | ボディの木材 | ピックアップ |
---|---|---|
(左)HS-SV ¥198,000 | アルダー | Vintage Single Type |
(右)HISTORY CZ-SV/R¥88,000 | バスウッド | Fat Single Type |
ここでもやはりボディに使われる木材とピックアップに違いが!ここまでは先ほどご案内したので、もう少し探ってみましょう。
主な相違点 | ネック材 | 塗装 |
---|---|---|
(左)HS-SV ¥198,000 | ヘリテイジウッドメイプル | トップラッカー |
(右)HISTORY CZ-SV/R¥88,000 | メイプル | ポリエステル |
ここで注目は「ヘリテイジウッドメイプル」⇒19世紀初頭に伐採されたリアルヴィンテージウッド。天然の原生林の厳しい環境の中で育ったために、成長が遅く年輪が密に詰まった木材でした。運搬や貯木の際には運河や湖を用い、その一部が水底に沈み引き揚げられないまま長い年月が経過しました。現代のサルベージ技術で水揚げされ、最新の木材乾燥技術により楽器材料として使用できるようになりました。水畜されている間に導管内の不純物をバクテリアが食べ尽したことで、倍音豊かなトーンウッドとして熟成。木目が詰まっていることで反りやくるいも出にくい最高の木材。そして塗装について。まずは「ポリエステル」。木材を守るのに丈夫な塗料で、工場生産でよく使用されています。その理由としては、1回の塗装で非常に厚い塗膜を得られ、乾燥が速くコストを抑えることができます。「ラッカー塗装」とは? 高級なモデルに用いられることの多い種類。コストはかかりますが、塗膜を薄く仕上げることができ、木材を「良く鳴る」状態に仕上げることができます。
その他にも、¥198,000のHS-SVは、シールドを抜き差しする「ジャック」やボリュームのコントロールをする「ポット」といパーツに耐久性の高いUAS製のパーツを使用しています。こういったところからも、HS-SVは長く安心してお使い頂ける楽器ということが言えます。
同じような見た目をしていても、価格が違うのにはこういった違いがあります!
あとはお客様の好みや、ご予算に合わせてスタッフがお客様にピッタリの楽器をご案内します!
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大野
~ビギナーさんから、コアなギターの相談までお気軽にお問合せください~
専門学校でギター製作・修理やPAなどを学びました。私自身が音楽活動をしていた経験から、アーティストの現場にお手伝いにいくことも度々ありました。島村楽器入社後は、メーカーとのオリジナル商品の企画やショップオーダーなど多数担当してきました。今でも定期的にメーカーの工場、工房にお邪魔し、製作の現場、製作者さんの声を生で聴いています。皆さんにより良い楽器をお選び頂けるよう日々勉強しております。
好きな楽器はレスポールです。よろしくお願いします。
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