![皆さまこんにちは。 タイトルの通り、5弦ベースを選ぶポイントを紹介させていただきます。 上級者の方や、既に5弦ベースを複数所有している方よりは、最初の5弦ベースを検討している方などに向けた内容にしております。 島村楽器立川店では、常時5弦ベースを30本前後展示しております。 都心の専門店には及びませ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/tachikawa/wp-content/uploads/sites/194/2025/04/20250412-556329374447042969.jpg)
皆さまこんにちは。
タイトルの通り、5弦ベースを選ぶポイントを紹介させていただきます。
上級者の方や、既に5弦ベースを複数所有している方よりは、最初の5弦ベースを検討している方などに向けた内容にしております。
島村楽器立川店では、常時5弦ベースを30本前後展示しております。
都心の専門店には及びませんが、納得のいくベース選びができるようサポートさせて頂きます。

まず、5弦ベースを選ぶにあたって、ざっくりとしたポイントをいくつか挙げさせていただくと
・パッシブorアクティブ
・スケール
・弦ピッチ
など、いくつかございますが、私が店頭でお客様と接する中で「意外と気にしていない方が多いな」という印象を受けるのものを今回のテーマとしてみました。それは、
弦ピッチ
ベースの「弦ピッチ」とは、ブリッジ側の弦と弦の感覚を指すことが多いです。
一般的な4弦のJazz Bassタイプは約20mm、19mmが多く、5弦ベースでは19mm、18mm、17mm、16.5mmなど様々ですが、一般的に広く流通しているのは18mmピッチと19mmピッチです。
中には、±1.0mm程度ピッチを可変できるブリッジもございます。

この弦ピッチが、演奏性を大きく左右する要因の1つでもあり、ミュージシャンによっては「18mmピッチが5弦ベースの絶対条件」と言う方もいるぐらい軽視できないポイントです。
今回は一般的に流通量の多い18mm、19mmピッチについてお話をさせて頂きます。
18mmピッチを採用しているモデルが流通量としては多い印象で、特に国産ブランドの5弦ベースには18mmピッチのブリッジが載っていることが多く、オールマイティーに使える印象です。また、リプレイスメントパーツも豊富なので好みに合わせて選べます。まずはこれを基準に考えてみると良いと思います。
それに対して19mmピッチについいてですが、普段4弦ベースを弾く方が演奏しても違和感なく持ち替えができることと、ピックの演奏性がある程度担保される印象がございます。モデルによっては、弦ピッチに合わせてナット幅も広く取るものもあります。その場合、左手側の運指にも影響がでます。ピッチが広くなると、小回りが利かなかったり、1本の指で複数の弦を押さえるセーハがしにくいと感じることがあります。このあたりは実機を触って感覚を確かめることをお勧めします。
ブリッジは、今回お話した弦ピッチだけでなく、弦高やどの各調整を担う重要なパーツです。
また、サドルやブリッジそのものの質量の変化でサウンドが大きく変化します。ブリッジを交換することはピックアップを交換するぐらいの変化がある場合もございますので、このあたりにも注目して5弦ベースを選んでみてはいかがでしょうか。
ギターよりも、ベースの弦ピッチが多様化し重視されるのは、やはり指で弾くことが多いというのも1つの要素かと思います。それ以外にもギターと違い多様化するベース。
次回は、5弦ベースを選ぶうえで大事な別の要素をご紹介しようと思います。
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