こんにちは！島村楽器立川店の齋藤でございます。
今回は、ライブやイベントでよく耳にするPA機材！

「イベントを企画したけど規模にあったスピーカーが分からない…。」
「そもそもが必要なのか分からない…。」

そんな悩みをお持ちのPA機材選びのポイントをご紹介いたします♪

そもそもPAって何？

Public Addressの略で「大衆に伝達する」と言う意味で、PAセットとは「多くの人に音を伝える音響システム」のことです。
音の出口である「スピーカー」や、手元で音質を調整する「ミキサー」、マイクやケーブル類も含めてPA機材と総称される場合もあります。

つまりPAセットとは、演奏者の音を拾い、集約し、調整・増幅してスピーカーから出力するためのシステムなのです。聴衆の耳に届くサウンドはPA機材の選び方、使い方で大きく変わります。PAシステムはイベントの出来を左右するとても重要な存在と言えるでしょう。

マイク等から入った音がスピーカーから出るまでの流れ

1.音をミキサーに入れる

マイクや楽器をミキサーという機材に繋ぎます。

2.音をまとめて調整する

ミキサーとは入力された音をまとめ、最適なバランスに整えて聞きとりやすい音を作るための機材です。
内蔵エフェクター等で音に変化をつけることもあり、音質に最も大きな影響を与えるのが、この機材です。

3.音を増幅して出力

ミキサーで調整した音を、パワーアンプという機材を使用して増幅します。
パワーアンプには専用機もありますが、ミキサーやスピーカーに内蔵されているタイプもあります。
増幅した音は、聴衆に音を届けるPAシステムの出口「スピーカー」から出力されるのです。

機材選びのポイント

必要な音量を確認（ワット数の確認）

基本的には、[1人=1w（ワット）]で（100Wであれば100人程度）
※あくまで目安です。スピーカーの形状や場所によって変化します。

また、屋外で使用する場合は壁による音の反射がないのでさらに大きい音量が必要です。
室内の6割程度の音量感（100Wであれば60人程度）になりますので、迷ったら大きめの出力がついているものを選びましょう。

使用するマイクの本数

PAセットにはマイクを接続できる数が限られるため、使用するマイクの数を確認してから検討しましょう。
別途外部ミキサーを用意することでたくさんのマイクや楽器を接続することができます。

Bluetooth・バッテリー搭載の有無

Bluetooth接続をすることでスマホやタブレットの音声を流せるモデルもあります。イベントでBGMを流したい方、カラオケを流したい方はBluetooth機能のついたものを選ぶと良いでしょう。
また、バッテリーを搭載し、電源を取れないところでも使用できる機種があります。
路上での弾き語りや街頭演説、バーベキューなどの屋外イベントなどで使いたい方はバッテリーを搭載している機種がオススメです。

結局何買ったらいいの？

使用機材やポイント等ご説明させて頂きましたが、結局何を買えばいいか分からない方には「簡易PAセット」がオススメです！
ミキサー・パワーアンプ・スピーカーがセットになっている物も多く、難しい事を考えずマイクを接続すれば使えるモデルも多数ございます。

最後に

今回の記事ではPA機材の基本的な部分から、「簡易PA」という言葉どおり簡単に音を増幅して広範囲に伝達できる機材をご紹介しました。
イベントやライブでPA機材を使う際には、用途や予算に合わせた適切な機材を選ぶことが大切です。

また、上記でご紹介させて頂いた製品は立川店に展示がございます。
実物を是非ご確認ください！

ご質問や疑問があれば、お気軽にお問い合わせください♪

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。

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