【吹奏楽部の方や大人の方も必見!】各管楽器の選び方特集♪

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2019年06月15日

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目次

管楽器を始めるにあたって、基本的なことから学びましょう!

金管楽器と木管楽器の違い

「そもそも金管楽器、木管楽器って何ですか?フルートは銀製なのに金管楽器じゃないし・・・」という方も多いと思います!

金管楽器と木管楽器の違いをご説明致します!

金管楽器

金管楽器は、演奏者の唇の振動によって発音する楽器の事です。

代表的な楽器にトランペットやトロンボーン、チューバなどがあります。

日本語でいうところの「ラッパ」に相当する楽器といえます。

木管楽器

木管楽器は、金管楽器以外の管楽器の総称で、リードと呼ばれる薄片や、空気の流れが楽器の吹き口の角に当たって発音するエアーリードで発音する楽器の事です。

代表的な楽器にフルートやクラリネット、オーボエ、サックスなどがあります。

日本語でいうところの「笛」に相当する楽器といえます。

吹奏楽部での楽器選びのポイント

安い物でも大丈夫?

楽器にはどんなに大切にしていても故障などのトラブルがつきもの。メンテナンスや調整をしながら使っていくことになりますが、お安い楽器は調整して使うことを想定しておらず、長く使えないことがほとんどです。
初めての楽器でもちゃんとした楽器を選ぶことで上達も早くなりますし、メンテナンス次第でずっと使うこともできますのでここは妥協せずしっかりと考えてお選びいただきたいです。

吹奏楽はアンサンブル♩

コンクールでは約20名~50名の編成で演奏をします。一人ひとりの奏でる音が全体の調和に貢献し、大勢で演奏するからこそ一定レベル以上の「良い楽器」が必要になります。

「良い楽器」のポイントは3つ!

音量 ※自分の音が埋もれることなく、会場の端まで届くか
  • エントリーモデルは音を出しやすいが鳴り方に限界がある
  • 良い楽器は息を吹き込めるようになるとより大きく響かせることができる
  • 顧問の先生から言われること第一位「音が小さい」
音程 ※正しい音程で演奏するには技術が必要
  • 良い楽器は音程を捉えやすく、演奏者を助けてくれる
  • アンサンブルする上でピッチが合わせ辛い楽器は致命的
演奏表現・音質 ※音楽はただ音が出れば良いわけではない
  • 演奏表現をつけて演奏できるかは、楽器による影響も大きい
  • エントリーモデルは表現の幅が狭い
  • 良い楽器は、速いフレーズや音の跳躍に対応しやすい
  • 良い楽器にしか出せない音色や表現がある

おおよそのオススメ価格

中学校の一般的な吹奏楽部なら

フルート

オススメ価格 オススメ機種 価格(税込)
18~25万 Pearl F-DPS/E ¥236,500

クラリネット

オススメ価格 オススメ機種 価格(税込)
15~22万 クランポン E11S ¥154,000

アルトサックス

オススメ価格 オススメ機種 価格(税込)
18~23万 YAMAHA YAS-480 ¥227,700

トランペット

オススメ価格 オススメ機種 価格(税込)
11~18万 YAMAHA
YTR-5335GSIILSE
¥182,600

トロンボーン

オススメ価格 オススメ機種 価格(税込)
18~28万 YAMAHA YSL456G ¥183,150
高校卒業まで使用するならワンランク上がおすすめ!

フルート

メーカー オススメ機種 価格(税込)
Pearl F-CD970S/RE ¥495,000

クラリネット

メーカー オススメ機種 価格(税込)
クランポン R13 ¥413,600

アルトサックス

メーカー オススメ機種 価格(税込)
YAMAHA YAS-62LSEⅡ ¥328,350

トランペット

メーカー オススメ機種 価格(税込)
YAMAHA YTR-850S 232,650

トロンボーン

メーカー オススメ機種 価格(税込)
YAMAHA YSL-820G2 ¥277,200

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フルートの選び方

フルートの違いは素材にあり!

全部銀じゃないの?

材質は銀のみと思われがちですが、洋白銀・銀・金・プラチナ・木材と5種類あります。
王道な材質は、銀製です。銀は他の金属に比べて柔らかな音色を持ち、音色の変化をつけやすい材質です。銀が使われている部位が多くなるほど上級機種になっていきます。

  • 洋銀製
  • 頭部管銀製 ※中学生におすすめ
  • 管体銀製 ※高校生にオススメ
  • 総銀製 ※コンクール金賞を目指すなら

主に上記4つのモデルがあり、銀を使用する部位が多くなるほど上級機種となります。

フルートの違いはメカニズムにあり!

カバードキイとリングキイってどう違うの?

価格として10万円以下でお考えの方や初めてフルートを吹く方(特に学生の方)にはカバードキィを選ばれる方が多いです。

(メリット)初めての方でも押さえやすいので演奏に集中することができる。手の小さな方やお子様でも安心して使用できる
(デメリット)抑え方が少々ずれていても音が出てしまう。リングに比べると音の輪郭をはっきり出しずらい

(メリット)リングキィの穴を息が抜ける事で音の抜けが良く響きが増しますので、よりホールなどの本番でソロパート部分を目立たせる事ができる。プラグでリングを塞ぐ事も出来ますのでカバード・リングどちらも体感する事ができる。音の振動が直に指先に伝わってくる。自然と指先の位置が決まるのでフォームが安定する

(デメリット)初めての場合は、指で穴を塞ぎきれない事があるため専用プラグを使う事になってしまう

メーカーの違いを知ろう!

メーカーがたくさんあって迷ってしまう!

学生さんへのオススメとしては、ヤマハ・パール・アルタスといったところですかね。

大人の方でしたらムラマツなどがおすすめです。

YAMAHA 総合楽器メーカーとして有名ですので学校での備品などは90%くらいヤマハを使用しております。なんといっても価格と性能のバランスが良いです。

Pearl 明るい音や響きのあるメーカーで比較的歴史の古いメーカーです。

Altus しっとりとした音色でスムーズな息の流れがあり吹き心地が良いメーカーです。比較的新しいメーカーです。

Muramatsu 数々の名器を作ってきた老舗のメーカーです。芯のある音色で音量も出しやすいです。ただ納期に時間がかかる事がございますので予めご確認ください。

オススメのモデルはコレだ!

YAMAHA(ヤマハ) YFL-312

オススメポイント

頭部管銀製により豊かな響き!
初めてのフルートならコレ!

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YFL-312 ¥133,650
Pearl(パール) F-DPS/E

オススメポイント

非常に純度の高い銀を頭部管に採用!
リッププレートに彫刻が入り見た目の高級感もGood!

メーカー 型番 販売価格(税込)
Pearl F-DPS/E ¥236,500

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クラリネットの選び方

クラリネットの違いは内径(ないけい)にあり!

「SE」とか「CS」って何?

ヤマハのクラリネットのカタログを見てみると、「SE」や「CS」というシリーズが記載されています。
これは内径のつくりによってシリーズ分けをしています。
クラリネットはベルに向かって緩やかに広がっている形状をしており、その広がり具合が緩やかか角度がついているかで音色はもちろん、吹き心地が変わります。

クラリネットの違いは木材にあり!

「グラナディラ」、「ABS樹脂」って何?

クラリネットの黒い見た目は「グラナディラ」という硬く黒い木を使用しています。安価な楽器の中にはABS樹脂というプラスチックを使っているモデルもあります。
同じ木製(グラナディラ)の中でもいくつかグレード分けがされており、ハイグレードの楽器はバレル(マウスピースを差し込む部分」)からベルまで1本の木で削り出して作製することもあります。
木材の質でより芯のある太い音づくりに関わってきます。

メーカーの違いを知ろう!

ヤマハとビュッフェ・クランポンのおすすめは?

クラリネットの2大メーカーであるヤマハ、クランポンそれぞれのキャラクターがあります。
抜群の音程感を誇るヤマハ、クラリネットの老舗ならではのより表現力を求めたビュッフェ・クランポン。
吹いた時の相性や好みが分かれるところです。是非比べてみて下さい!

オススメのモデルはコレだ!

YAMAHA(ヤマハ) YCL-650

オススメポイント

プロフェッショナルモデルで、安定した響きとバランスを持っています!

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YCL-650 ¥212,850
Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン) E12FトラディショナルP

オススメポイント

スチューデントモデルの代表格として世界中で支持されてきたモデル!
クラリネットらしい、柔らかな明るい音色です!

メーカー 型番 販売価格(税込)
Buffet Crampon E12FトラディショナルP ¥189,200

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サックスの選び方

サックスの違いは材質にあり!

真鍮とブロンズブラスの違いは?

サックスの管体は一般的に真鍮という銅と亜鉛の合金で作られています。真鍮(ブラス)は、加工のしやすさや耐蝕性が鉄などより優れ、外観も美しいため、古くからサックスの管体材料に用いられてきました。

一般的な真鍮は銅が70%で亜鉛が30%のもので、明るく張りのある音色が特徴です。ほとんどのサックスがこの真鍮で製造されています。

ブロンズブラスは真鍮よりも銅の配合比率を増した金属です。一般的な真鍮に比べてまろやかな音色が特徴です。

サックスの違いは表面仕上げにあり!

金色以外にあるの?

表面仕上げとはサビや汚れから守るのが主な目的ですが、ラッカー塗装やメッキをほどこすことにより、音色にも影響があります。

クリアラッカー クリアラッカーとは透明なラッカーを塗装しています。ソリッドで暗めの音でフォルテの音抜けが良いと感じられる特徴があります。

ゴールドラッカー ゴールドラッカーとは金色の塗料を混ぜたラッカーを塗装しています。シャープでパワフルな音が特徴です。

ブラックラッカーやラッカーを施していないモデルもございます。

銀メッキ やわらかく明るめの音で楽器自身の特性が直接現れ、より細かなニュアンスが出せます。

金メッキ 柔らかい、比較的目立つ音で銀メッキよりは暗めの音が特徴です。

しかし、奏者によって感じ方は違いますので、百聞は一見にしかず!まずは、ご自身で吹いてお試し頂くのが一番です。

メーカーの違いを知ろう!

ヤマハやセルマー、ヤナギサワ…どのメーカーがおすすめ?

サックスと言えば上記の御三家が欠かせないですよね!それぞれの特徴をまとめてみましょう。

YAMAHA 吹奏楽でも使用者の多いメーカーで、コストパフォーマンスが高く、安定した良い楽器です。

Henri Selmer Paris(セルマー) サックスの生みの親、アドルフ・サックスから受け継いだ伝統と先進の技術で、軽やかで華麗な音色が特長です。

YANAGISAWA 東京都の工場で造られていて、どのモデルも全て日本製でクオリティは折り紙付き。吹奏楽よりもジャズで支持されている印象です。

オススメのモデルはコレだ!

YAMAHA(ヤマハ) YAS-480

オススメポイント

上級モデル譲りの外観と滑らかな吹き心地!

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YAS-480 ¥227,700
YAMAHA(ヤマハ) YAS-62LSEⅡ

オススメポイント

長く愛されている定番モデル!
心地よい吹き心地と美しい響きはプロ奏者にも愛用されています。

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YAS-62LSEⅡ ¥328,350

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トランペットの選び方

トランペットの違いは材質にあり!

何とかブラスってあるけど何が違うの?

トランペットは主に真鍮で出来ており、カタログなどでは「イエローブラス」「ゴールドブラス」「レッドブラス」と表記されていることが多いです。これらはすべて合金で、銅と亜鉛の含有量の違いによって分けられています。この材質の違いだけでも、音色が大きく変わってくるんです!

イエローブラス 明るく張りのある、キラキラした音色

ゴールドブラス ふくよかで、幅のある豊かな音色

レッドブラス 柔らかで落ち着きのある、優しい音色

トランペットの違いは表面仕上げにあり!

金と銀はどっちがいいの?

トランペットは「銀メッキ」または「ゴールドラッカー」などで塗装をされていることが多いです。音色や用途も少し変わってきます。

銀メッキ 柔らかく、横に広がっていくような音色 【吹奏楽向け】

ゴールドラッカー 音の立ち上がりが良く、よりシャープな音色 【JAZZ向け】

トランペットの違いはベルの加工にあり!

ベルってそれぞれ違うの?

ベルには大きく分けて「一枚取り」と「二枚取り」があり、その名の通り一枚の金属を曲げて作るか、それとも二枚の金属を溶接して作るか、という構造の違いがあります。

一枚取りの方が音の遠投性がいいとされていておすすめです!金管楽器全般やサックスに用いられます。

メーカーの違いを知ろう!

ヤマハとバックはどっちがいいの?

トランペットにはYAMAHA(ヤマハ)、Bach(バック)、XO(エックス・オー)といった様々なメーカーがあります。その中でも圧倒的に人気、シェアを占めているのがBach(バック)とYAMAHA(ヤマハ)になります。

YAMAHA 高価なモデルではバックのシェアが圧倒的なものの、学校の吹奏楽などの初級者向きモデルや、レギュラーモデルではバック同様に安定した人気のあるメーカーです。

Bach 初心者から、プロまで世界中のトランペットプレーヤーに愛用されていて、演奏者の個性が引き立ち、豊かな響きと心地よい抵抗感にあります。

オススメのモデルはコレだ!

YAMAHA(ヤマハ) YTR-4335GSⅡ

オススメポイント

ゴールドブラスベル採用により、豊かで心地よい響き!

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YTR-4335GSⅡ ¥143,550

YAMAHA YTR-850S

オススメポイント

あらゆるジャンルで絶大な人気を誇る定番モデルと同じ設計!
明るく響き、だれでも吹きやすい!

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YTR-850S ¥232,650

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トロンボーンの選び方

トロンボーンの違いは材質や塗装にあり!

トランペットとはまた違うの?

サックスやトランペットの時も書きましたが、トロンボーンも主に真鍮で造られています。

イエローブラス(黄ベル)やゴールドブラス(赤ベル)の他にスターリングシルバーという材質があります。(黄ベル、赤ベルの詳細は上に記載があります。)

スターリングシルバー 明るく、遠達性のある音色

また塗装についてですが、ゴールドラッカーの他にクリアラッカー金メッキがあります。

クリアラッカー ソリッドで暗めの音色 フォルテの音抜けが良いと感じられる。

金メッキ やわらかい、比較的目立つ音。銀メッキよりは暗めの音色

それぞれに特長があるので、自分の好みにあわせて試奏してみるといいと思います!

トロンボーンの違いは種類にあり!

テナーとかテナーバスって聞くけど何が違うの?

トロンボーンの種類は大きく分けて3種類あります。

テナー 細管・中細管 ロータリーは無く、明るい音で、デリケートな高音が出しやすい/小学校でよく使われます 【JAZZ向け】

テナーバス 中細管・太管 F管のロータリーがついていて、中低音域の発音や操作性に優れている/小学校・中学校・高校でよく使われます 【吹奏楽やオーケストラ向け】

バス 太管 テナーバスよりもさらに太い管・大きいベルで、低音に特化している/中学校・高校でよく使われます

オススメのモデルはコレだ!

YAMAHA(ヤマハ) YSL-820G2

オススメポイント

カスタムモデルでゴールドブラスベルがもたらす深みのある響きと、優れた操作性

メーカー 型番 販売価格(税込)
YAMAHA YSL-820G2 ¥277,200

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