Altero Custom Guitars&Wood Custom Guitars オーダーレポート

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2020年02月28日

*Altero Custom Guitars&Wood Custom Guitarsオーダーレポート 島村楽器静岡パルコ店 店長の平林でございます。いつも、当店をご利用いただき誠に有難うございます。 2020年2月に、滋賀県にあるWood Custom Guitars、Altero Custom G […]

Altero Custom Guitars&Wood Custom Guitarsオーダーレポート

島村楽器静岡パルコ店 店長の平林でございます。いつも、当店をご利用いただき誠に有難うございます。

2020年2月に、滋賀県にあるWood Custom Guitars、Altero Custom Guitarsへのベース、ギター・オーダーツアーを行いました。当日のレポートをご覧下さいませ。

Altero Custom Guitarsとは?

Altero Custom Guitars(アルテロカスタムギターズ)は、各々,リペアマン・クラフトマンとして活動していた二人が出身地である滋賀県に設立した、ギター製作・ギターリペア・カスタマイズ・中古楽器買取販売とギターに関するすべてのご要望にお応えすることができるギター工房です。

2010年開業ながら、年間平均500本延べ2500本以上に上る豊富なリペア実績と経験で愛用の楽器を最高の状態に仕上げます!

↑代表の安田氏

Wood Custom Guitarsとは?

代表の上田氏は、大阪にある専門学校を卒業後、長野県松本市にあるギター工場にてOEMを中心としたギター製作に携わっていらっしゃいました。​オーソドックスなスタイルの楽器から特殊なオリジナルデザインの楽器まで幅広い楽器製作の経験を活かしアーティストの求める楽器を製作しています。

上田氏は木材に特別なこだわりを持っており、使用する木材はこだわり抜いた木材のみを使用しています。"Wood Custom Guitars" という社名には上田氏の木材へのこだわりが込められております。

↑代表の上田氏

ツアーレポート

静岡駅から新幹線にのり、まずは京都駅へ向かいます!天気も良くオーダー日和です。

2時間後に京都駅へ到着!

八ツ橋の看板で京都を少し感じます。

ここから 琵琶湖線へ乗り換え、いざ滋賀県へ!今回アテンド頂くAltero Custom Guitarsの安田さん、KarDiaN北田さんと合流する為、Altero Custom Guitarsへ向かいます。

Altero Custom Guitarsに到着!静岡から2時間強なので思った以上に近いですね!

ここで、KarDiaN北田氏がお出迎え!オーダーツアーをアテンド頂き有難うございます。

Altero Custom Guitarsは工房も非常に綺麗で各所に気になる楽器、パーツがあり、つい長居してしまいそうになります。

代表の安田様へご挨拶した後、Alteroギターをオーダーされるギタリストのシンイチロー氏とと合流し、4名でWood Custom Guitarsへ向かいます!

琵琶湖沿いを進むこと1時間、ようやく、Wood Custom Guitarsへ到着しました!

上田氏へご挨拶をした後、木材保管庫を見ながらオーダーの構想を膨らませていきますが、ストック数が半端ではありません。

クレーンでの上げ下げを要する為、全てを見ることは出来ないと断念し、上田氏へお勧めの木材が無いか伺いながらチェックしていきます。

ベースやギターをオーダーする際は、事前にある程度スペックを固めていく場合と、現地で木材を見ながらその場で決める場合の2パターンがありますが、木材を豊富にストックされているWood Custom Guitarsですので、今回は後者のパターンです。尚、後者のパターンの方がオーダーに関する難易度は上がります。

ハンドセレクトしていく過程で、これは!と思えるフィギュアドアッシュ材を発見!良質なアッシュ材が減少する中で、これ程のフィギュアドアッシュは本当に貴重です。

国内工房の中でも非常に豊富な木材を保有するWood Custom Guitarsですが、通常はボディ材としても使用可能なマテリアルを今回は贅沢にウッドピックガードとして使用します。

ボディ用のアルダー材も選定した後、ネック用のローステッッド・フィギュアド・メイプルをセレクトしていきます。音質と美しいルックスを兼ね備えたマテリアルですが、1本1本の木取りや重量を計算することと、木材本来の色味やロースト具合からもボディ材にマッチする様にしています。

指板にはキング・オブ・フィンガーボード・ウッドマテリアルと言って良い、ブラジリアンローズウッド材を選択しています。弾き手の表現したいことに対するレスポンスの良さ、サウンドの艶、トータルバランス、全てに於いてプレイヤーを満足させてくれるプレミアムウッドです。

今回は使用しませんでしたが、こんなマスターグレードのキルトメイプルも!

今回は、Wood Custom Guitarsへ、4弦ベースを1本、5弦ベースを1本ずつオーダーしています。5弦はアクティブでモダンな仕様、4弦に関しては対照的にパッシブでシンプルな内容です。5弦ベースのアクティブサーキットに関しては、スペシャルな仕様を企画していますので、カラーや詳細なスペック等を含めてご期待ください。

ここで、本来はオーダー終了予定でしたが、何かプレミアムウッドが無いか打診したところ、驚愕の木材をご紹介頂きました。

ネックとしても数本分で使用できる秘蔵のブラジリアンローズウッド材です!!!

上田さんへ是非使用したい旨を伝えたところ、他のオファーはお断りしていたのですが、静岡から来てくれたので特別に!ということで、ナントご了承頂きました。

指板材ですら希少なことは周知のことですが、ネック材として使用可能なブラジリアンローズウッド材は極稀で、ビルダーの方も特別な理由があるモデル以外には出さないのが基本ですので、感謝しながらのオーダー思案です。

ベースでのオーダーも検討しましたが、ハカランダネックを最大限に活かした楽器を創りたいということで協議したところ、ベースよりギターの方が良いのではという話になり、同行頂いていた、Alitero Custom Guitarsの安田さんにカスタムオーダーでギターを製作頂けることになりました!今回が初対面でしたが、何よりも安田氏の人柄に惹かれてのオーダーというのが正直なところです。(快諾頂き、有り難うございます!)

このネック材に合わせて、ボディ材等をどうするか、いくつか案を出しましたが、せっかくならば静岡パルコ店らしく最高のギターを!ということで詳細を決めていっていますが、ここからは完成までシークレットとさせて頂きます!

全ての工程を完了させた帰りの新幹線は、やっぱりビールです。

今回、オーダーを行った2ブランドですが、滋賀県の工房ということもあり、弊社でも関西地区中心の展開でしたが、関東・東海エリアでも是非取り扱いしたいという思いもあり、中部エリアの最東都市、静岡パルコ店でも取り扱いを始めました。

発売時期やスペック等の詳細に関しては、今後の展開をご期待下さいませ。

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。