こんにちは、静岡店のエレキギター担当、植木です!
担当の気まぐれでちょっとずつ連載する予定のこのコーナー、記念すべき第一回目に選んだのはこのギター!
James Tyler The Black Classic Super-X
筆者の植木も愛用しているJames Tylerの日本製モデル
コチラのギター、Michael Landauなどが使用している普通の黒のClassic(ストラトキャスタータイプ)・・・・かと思いきや。
なにかスイッチが付いているんですよね・・・
普通の人はコイルタップかリアのダイレクトスイッチ辺りを想像して、ある程度タイラーを知っている人ならStudio Elite HD等についているミッドブーストスイッチかな?と思うでしょうか?
タイラーに精通している人ならタイトルで分かると思いますが
↑Studio Elite HDはこの黒のスイッチを押すとミッドブーストのON・OFFが出来ます。
実は違うんです。
こちらのClassic、リアピックアップにSuper-Xが搭載されたモデルなのです。
何とこのSuper-X、Retro(低出力)とSuper(高出力)、2種類のピックアップを切り替える事が出来る仕様になってるのです。
↑のリンクのハムバッカー一覧にそれぞれ掲載されていますね。
この2つのピックアップをリアのハムバッカー一発で出力出来ます。
・・・いやそれ、ホントに?って思いますよね、大丈夫です、最初に聞いた時私も思いました。
そして色んなサイトを探したのですが、まぁ、James Tylerの記事自体が少ないのもありまして、全然説明が載っていないんですよ。
これは自分で調べてみるしかない!と思いまして、ちょっと店頭品のPGの中身を視察・・・
開けてみて思いましたが、すごい配線綺麗ですね、無駄が無く芸術的です、ちょっと感動。
さて、問題のスイッチとハムバッカー部分を覗くと
・・・・んん?ちょっと待って?
6芯ありません!?
普通のハムだと4芯で、黒・白・赤・緑の線が出ているのですが、このピックアップの場合白・黒・赤・黄・青・緑の6本ハムバッカーから出て来てます
そしてスイッチの配線は恐ろしく単純、このスイッチはON/OFFの切り替えのスイッチなので、上の白と赤の配線と、青と黄色の配線に切り替わる訳ですね。
ん?って言う事は・・・・?一回スイッチに出力された信号がもう一回ハムバッカーの方に戻るってことですか!?
もう訳が分かりません、調べても書いて無いし。
これはもうちょっと調べてみる必要がありますね。できればPUごとバラしたいですが、そう言う訳にも行きませんので、テスターを用意して徹底検証してみましょう。
次回!Super-Xの秘密に迫るPart2をお楽しみに!
この記事を書いたのはこんな人
植木
ESPミュージカルアカデミー・ギタークラフト科(現ESPエンタテインメント東京)卒業後、島村楽器に入社。
ギターは弾くよりも弄るのが好きな機材大好き人間です。
趣味はゲームやロードバイク・映画鑑賞
クラフト出身ならではの提案が持ち味です
オーダーの相談をすると目を輝かせて接客します、是非ご相談下さい。
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