![こんにちは。新三郷店エレキ担当の千葉です。 今回は、エレキギターの弦高調整の方法を紹介します。 エレキギターはアコギに比べて弦高調整のしやすいものが多く、自分好みの弾き心地にカスタマイズしやすいです。 弦高を上げたり下げたりできるので、弦高による弾き心地の違いも理解しやすいです。 *弦高の高い低い […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/shinmisato/wp-content/uploads/sites/179/2021/06/20210608-ccaf9c8b6588b85af214dd6b36f0db94.jpg)
こんにちは。新三郷店エレキ担当の千葉です。
今回は、エレキギターの弦高調整の方法を紹介します。
エレキギターはアコギに比べて弦高調整のしやすいものが多く、自分好みの弾き心地にカスタマイズしやすいです。
弦高を上げたり下げたりできるので、弦高による弾き心地の違いも理解しやすいです。
弦高の高い低い
弦高による大まかな違いを紹介します。
弦高が高い
メリット
音に張りが出る
強くピッキングしても音がビビりにくい
デメリット
弦の押さえ心地が硬くなる
弦を押さえたときに音程が微妙に上がる
弦高が低い
メリット
弦の押さえ心地が柔らかくなる
デメリット
強くピッキングしたときに音がビビりやすくなる
実際に調整する
必要な道具
スケール
弦高を測るために使います。目盛りの細かいものがお勧めです。弦高専用のものもあります。
ドライバー
大きさや形状が何種類かあると確実です。
六角レンチ
ギターに付属しているもので大丈夫です。
ギターセットアップツールセット
ギターのメンテナンスや調整に使う道具が一式セットになっています。詳しくは後述します。
弦高を測る前に
弦高を測る前に、ネックの反りを見ます。ネックが順反りだと、弦高がやたら高くなります。逆反りだと弦高が低くなります。ネックが反っていたら、直してから弦高を測ります。
ネック反りの確認方法
1フレットと最終フレットを押さえて、中間あたりの弦とフレットの隙間を見ます。
はがきが1枚入るか入らないかくらいの隙間が適正です。それより大きいと順反り、小さいと逆反りです。
直し方
付属の六角レンチを使い、順反りの場合は時計回り、逆反りの場合は反時計回りにトラスロッドを回します。ごくまれにモデルによっては回す方向が逆のものもあるので、ギターの説明書を確認してください。
弦高を測る
弦を押さえない状態で、14フレットと弦の隙間を測ります。あらかじめ測った値をメモっておくと、訳が分からなくなったときに元に戻しやすくなります。
6弦で2.5mm、1弦で2.0mmくらいが標準的ですが、モデルや弾き方で適正な高さが変わるので、数字ではなく、実際に弾いたときの感触を頼りにベストな高さを探ってみてください。
調整する(フェンダー系ブリッジ)
ストラトやテレキャスのような、弦ごとにサドルが分かれているタイプの調整方法です。
弦を少し緩めてから付属の細い六角レンチでサドルのねじを回します。ネジを締めるとサドルが上がり、緩めると下がります。このとき、サドルはできるだけ底面と平行になるようにします。
調整する(ギブソン系ブリッジ)
レスポールのような、ブリッジが1つにまとまっているタイプの調整方法です。
弦を少し緩めてから両端にあるネジを回して高さを調整します。ドライバー用の溝がある場合はドライバーを使います。
無い場合は、ブリッジ下の円盤を回します。ネジを締めるとブリッジが下がり、緩めると上がります。
よくわからないときは
調整の仕方がいまいちわからないときや、調整しすぎて訳が分からなくなったときは、お近くの島村楽器までお持ちいただければ、簡単な調整方法をレクチャーいたします。
時間帯によっては、ギターが専門ではないスタッフしかいない場合もあるので、お越しの前にご連絡いただけると確実です。
ギターセットアップツールセット
先に少しだけ紹介した、ツールセットです。
このセットがあれば、紹介した調整はすべて行えます。機材と一緒にカバンに入れておけば、出先の環境に合わせて微調整したりもできるので便利です。
内容
ドライバー
先端が付け替えられるタイプのドライバーです。先端を交換すればナットやボルトも回せます。
トラスロッド用レンチ
トラスロッドを回すのに便利な長めの六角レンチと、パイプレンチです。
弦高用スケール
弦高専用のスケールです。
フレット磨きプレート
フレットを磨くときに指板を保護するプレートです。
ギターセットアップツールセット | ¥4,480(税込) |
---|
音楽教室開講してます!
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。