こんにちは。新三郷店エフェクター担当の千葉です。
ウェイ・ヒュージのSTOが入荷しました。
こちらのペダルは、ナッシュビルのギタリストたちに愛用されていたODペダルを基に、鬼才ジョージ・トリップスがアレンジを加えたペダルです。ノーベルスのODR-1が基になっているともいわれています。
STOとはSuper Terrific Overdrive(超 凄い オーバードライブ)の略で、その名の通り、超素晴らしい音です。
外観
コンパクトな白のボディに、青と赤でロゴなどがあしらわれています。LEDは緑がかった青です。
音
クリーンブースター的なほぼ歪まない音から、深めのディストーションまで、歪みの幅は広いです。
音のレンジはかなり広く、アンプ直で弾いているような感触です。ニュアンスも凄まじく出ます。ギターのボリュームやトーンへの反応は、アンプ直に比べるとそれほど滑らかではありませんが、ピッキングだけでもある程度コントロールできます。
トーンコントロールの効き方が独特で、上げていくとハイが効いてくるだけでなく、音の厚みも増していきます。アンプのプレゼンスにも似た感触です。
歪みの感触やトーンの風味はJan Rayにも似ています。Jan Rayの基になったとされるTimmyもナッシュビルのビルダーが作っていることを考えると、多分、こういう感じの音がナッシュビルのギタリストには好まれているのかもしれません。Jan Rayに比べてかなり歪む設定まで作れますが、Jan Rayの音が好きなギター弾きなら、間違いなく好きになる音です。
使い方
まず、アンプ側で自分好みのクリーントーンを作ります。次に、STOのDRIVEを最小、TONEを最大付近、VOLUMEを適当な音量に設定します。そうすると、バイパス時と同じとまではいきませんがかなり近い音になります。その状態を基本に、DRIVEを上げて歪みを加えていきます。歪ませて音がどぎつくなったら、TONEを絞ります。そうすることで、アンプのキャラを活かして、歪みだけを加えられます。
VOLUMEノブは可変域が広いので、ある程度音量を上げないといい感じの歪みが得られないアンプを比較的小さい音量で鳴らしたい場合にも便利です。
こういうギター弾きにオススメ
Jan Ray系の音が好き
Jan Rayに近いワイドレンジでニュアンスが活きる音なので、Jan Ray系の音が好きなら確実に気に入ります。
マスターボリュームの無いアンプを歪ませたい
トランスペアレントな音なので、アンプをそのまま歪ませたような音が出せる上に、音量の自由も効くので、他の演奏者からひんしゅくを買う心配もありません。
真空管アンプを持っているが音が大きすぎて家で弾けない
VOLUMEノブで音量を絞れるので、隣人の鼓膜を破らずに真空管アンプのニュアンスを楽しめます。
価格 | ¥19,800(税込) |
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