弓について

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2024年05月19日

CONTENTS弓について弓について まず16世紀頃の弓は、現在の弓とは逆に外側に反るような形をしていました。そしてヴァイオリンも変化していく中で弓も改良されました。19世紀になりフランスの弓メーカーによって改良され続けた弓は現在の形となりました。その為、19世紀フランスで作られた弓が現在最高のもの […]

弓について

まず16世紀頃の弓は、現在の弓とは逆に外側に反るような形をしていました。そしてヴァイオリンも変化していく中で弓も改良されました。
19世紀になりフランスの弓メーカーによって改良され続けた弓は現在の形となりました。
その為、19世紀フランスで作られた弓が現在最高のものとして評価され現在も取引をされています。ヴァイオリンは本体も大切ですが、演奏するのに欠かすことのできない弓も材質や弓の毛質によって異なる為、弓選びも非常に大切です。

ヴァイオリンに量産楽器・完全手工があるように弓にも数万円の物から100万円以上の商品まで様々あります。ヴァイオリン本体の価格と弓の価格は比例する為、ヴァイオリン選びと一緒に弓もお選び頂く事をオススメ致します。
「ヴァイオリンではあまり金額を掛けることができないでも、しっかりと練習したい!」、「上達したい!」というお客様は弓の買い替え、弓のグレードアップをオススメ致します。

弓の重要性

弦楽器の練習(初心者から中級者)はボウイングがいかに上達するかが、その後の演奏に大きな意味を持ちます。
ボウイングをいかに無理なく確実に楽しく演奏できるかは、弓の性能にかかっています。
弓の品質が悪く弾きにくい、バランスが悪い、重すぎる、軽すぎる等、なんらかの問題が生じている場合、結果的に演奏者に余計な癖がついてしまいます。
なので、初心者から中級者だからこそ、楽器に見合った良い弓を選択しないと演奏の上達が思うように進みません。

初心者用のセットヴァイオリンの場合、ほとんどが楽器に一番コストがかかっています。
その為、その他付属品のケースや弓はワンランクかそれ以下のクラスの物がセットで入っています。
特にブラジル材の弓が含まれている場合、弓を適切な品質のフェルナンブ―コ材で作られたものに変える事は、楽器を変えること以上に重要な事です。

ヴァイオリンを始める際に一番見落としがちなのが弓ですが、弓を1万円前後の物から10万円前後のものに変えるだけで音の張りや音圧などが大きく変化します。
ヴァイオリンは高価ですぐに手を出すことができないとお考えの方は是非、弓を変えてみてはいかがでしょうか。
楽器同様、弓も演奏上達には欠かせない大事な楽器の一部です。演奏上達と共に弓をグレードアップする事をオススメ致します。

そして弓をより良い状態で演奏して頂くために弓の毛替えは最低でも年1回を目安に行い、発表会や試験の前などに1度出して頂くとより良い状態で演奏することができます。
また弦交換も同様に弦が切れていないから交換しなくよいということではなく良い演奏状態を保つためにも弦交換が年2回を目安に行いましょう。

弓の価格は数万円の物から100万円以上の物まで様々です。
まず2万円以下の商品に関しては品質的に満足するものがあまりない為、導入商品・付属品となっていることが多いです。

価格特徴
2~6万円台材料もフェルナンブ―コを使用している物が多くなり、中級までなら対応可能。
7~15万円台材料の質も良くなり、弓の基本性能としてほぼ満足するレベルに達している。
16~30万円台一般的な趣味演奏レベルでは高級品の性能。
40~70万円台弓の価格としては少し半端な価格となる。
80~万円台現在入手しにくい、良質な材料を使った古い弓が手に入る価格帯。
特に100年以上前にフランス・ドイツで製作された弓は、初心者にもその性能と音の差が判別できる素晴らしい品質。

弓を選ぶこともヴァイオリンを始めた方にはとても大切な事です。
楽器がそんなに高くないものだから別に弓にお金をかけなくても問題ない。。。と思われている方は楽器選びと同じくらい弓選びもしっかり行い、より良い練習や演奏上達に繋げましょう。

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。