男ベーシスト道場Vol.4【ベース用エフェクターの選び方①】

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2015年11月22日

皆様こんにちはー!

男ベーシスト道場も第4弾に入りましたね。
今回も僕、赤木が書かせて頂きます!
最近は寒くなったり暖かくなったりで、出かける際の服も変に迷ってしまいます。

さて今回はタイトル通り、ベース用エフェクターに関する内容について書かせて頂こうかと思います。
ビギナーの方なら特に「ギターではよくエフェクター使うけどベースにも必要なの?」「よくベースで使うエフェクターの種類ってどんなものがあるの?」なんて疑問が浮かんでくるのが普通だと思います。
またある程度経験は積んではいるけれど、思い返せばエフェクターって使ったことあまりないなぁ…なんて方もいらっしゃるかと思います。
そんな方々の為に今回は僕の個人的な主観からではありますが、よく使う・必要だと感じるベース用エフェクターのご紹介をさせて頂こうかと思います。
少しでもこれを読んで下さる皆様の力になることができれば幸いです。
なお今回はあくまでも入門編ということでざっくりとした種類の分け方になっていますが、
もっといっぱい知りたい!という方おられましたら是非個別にご連絡下さい。(笑)

簡単にとは言うものの内容を最低限話すとなると少し長くなると思われますので、記事の内容を数回に分けてプリアンプ系歪み系モジュレーション・空間系マルチ系の4つに大きく分類してご説明します!
では今回は最初にプリアンプ系エフェクターについてご説明しますね。

プリアンプ系

プリアンプという言葉には「アンプの前」という意味があります。
要はアンプやスピーカーから音が出る前に基本的な音を作ってくれる機能を持っている訳ですが…

ところで皆さんが目にしたことがあるアンプにはVolume・Bass・Middle・Treble・Gainなどいわゆる「ツマミ」があったかと思います。
こんな様な…

ampeg
この部分も言ってしまえばアンプの中のプリアンプという部分にあたります。
え、じゃあエフェクターじゃないの?って疑問が出るかもしれませんが、このプリアンプの機能をそのまま取り出しいわゆるペダルの形、エフェクターにしたものをアウトボードプリアンプといい、一般的にプリアンプ系エフェクターなどと呼んだりする訳です。今回言及しているプリアンプとはつまりアウトボードプリアンプのことを指します。

これに繋ぐと具体的にどう音が変わるの?またアンプの上についてるならわざわざペダルやエフェクターにしなくてもいいじゃん!
という意見も聞こえてきそうですね…
まず具体的な音色の変化としては音が太くなったり、音抜けが良くなったり、音に艶が出たり…つまり音がかっこよくなります(笑)。
自分の好きな曲やベースのフレーズを弾いても何故か原曲の雰囲気が出ないなんとなく音が違う…と思った事ありませんか?僕は常々感じています…。
そういう時に利用される手段の1つとしてプリアンプがある訳ですね!
またアンプに直結せずペダル・エフェクターになることで事前に好みのセッティングにしておけば自分に馴染みのない、もしくは使ったことのないアンプで演奏する機会があってもいつも通りの音が期待できる訳です。
例えば普段はスタジオなどで練習していてプリアンプエフェクターで好みの音を作っておき、ライブなどの本番の時に使うアンプが普段使っているものとは違ったとしてもライブで同じエフェクターを使えば練習の時の音に近い音が出せる…などの利点があります。
(もちろんアンプやスピーカー自体によって音が変わることも多々ありますが…)

またプリアンプ系エフェクターはギター用でも多く使われていますが、ベース用エフェクターの中で最もよく使われている種類と言っても過言ではないくらいメジャーなものとなっています。
もしベーシストさんの中で「まだ特に必要性は感じていないけれどエフェクターには憧れているから1つくらい買ってみたい…」
もしくは
「1人で練習してる時はまだしもバンドの中で弾くとイマイチ抜けてくれない…綺麗に聞こえてくれない…」
なんてお悩みをお持ちの方がいらっしゃればまずこのプリアンプ系エフェクターを試してみることをおすすめします!
そしてベース用プリアンプ系エフェクターも色んなメーカーさんから様々なモデルが出されていますが、その中で今回は僕の主観から代表的なモデルをご紹介しますね。

代表モデル

BASSDRIVER

メーカー 品番 定価(税込) 販売価格(税込)
Tech21 BASSDRIVER DI OPEN ¥31,104

ベース用プリアンプでは言わずと知れた名機です。
略してベードラサンズアンプなどといった愛称で親しまれています。
様々なプリアンプがある中でこのサンズアンプは比較的個性の強い音色を持っており、いわゆるドンシャリ(低音域と高音域が強調され攻撃的なキャラクターの音のことを指します。)な音になる傾向が強いです。
またDRIVEのツマミを強めに設定すれば少し歪んだ様な音も作れたりします。
(歪んだ音については次回の記事をご参照下さい!)
指弾きでも同じくですが、ピック弾きやスラップなんかを使ってやるとパンチの効いた音が得られる事でしょう!

M80 BASS DI

メーカー 品番 定価(税込) 販売価格(税込)
MXR M80 Bass D.I+ ¥29,160 ¥21,924

こちらも定番中の定番。
上記のサンズアンプと比べると少し個性は弱い方ですが、繋いだベース本体の音をナチュラルに表現してくれます。
あまり原音を変えすぎず、でも一周り音を太くし艶を出したいって方に合うかもしれません!
3バンドイコライザー(BASS・MIDDLE・TREBLE)も備わっており基本的な音作りはもちろん、DISTORTIONモードも搭載しており各ツマミの調整によりナチュラルな歪みから激しい歪みまで表現する事が可能です。
お値段も比較的お求めやすくなっているので最初の1台にはぴったりだと思います。
また音作りやセッティングなんてまだまだ難しい…なんて方にも心強い、COLORスイッチなるものが存在します。
写真の左上にも写っているものですね。
このスイッチを押してやるだけであらかじめペダルの中に設定されている音色に切り替わってくれるため、音作りが苦手な方セッティングなんてまだしたことのない方にもかっこいい音を出せる優れものなんです。

TONEHAMMER

メーカー 品番 定価(税込) 販売価格(税込)
aguilar TONE HAMMER ¥42,660 ¥31,995

実は僕、赤木のイチオシでもあるTONE HAMMER
既に名前からかっこいいです(笑)。
エフェクターとしての個性がすごく強いかと言えばそこまで…ですがこの機種ならではの魅力がしっかりとあります。
他の2つのモデルと比べてのTONE HAMMERの1つのポイントが、MID FREQというツマミ。
まずその隣にあるMID LEVELのツマミはベースの音の中の中音域の音量を調節できるのですが、その「中音域」の音域を更に調節してくれるのがこのMID FREQです。
……少し難しいですね(笑)。要は低音域・中音域・高音域とある中の中音域の部分を少し低音域側に寄らせたり、あるいは大幅に高音域側に寄らせるなんてこともできる訳です。
つまりもっと大きく言ってしまうと更に細かな音作りや音域の調整ができるという訳です。
なかなかすごい機能じゃないですか?

また他に、TONE HAMMERに関しては電源が18V駆動になっています
……これもまた難しいですね…(笑)。
通常、エフェクターを使用するためにはもちろん電源アダプターや電池が必要になってくるのですがエフェクターの種類によってその電池やアダプターの種類も異なってくる場合があります。
例えば9V電池で駆動したり、9V電池2つを繋いで18Vで駆動したり…などなど。
もちろん様々なものがありますが基本的には9V電池1つで駆動もしくは9Vの電源アダプターで駆動のタイプがもっともポピュラーです。
…そして肝心のTONE HAMMERに関しては先述の通り18V駆動になっていますので9V電池2つもしくは専用の18Vアダプター(別売)が必要になりますので一般的な9Vアダプターでは本来の魅力は発揮されないということになります…。
少し特殊なパターンではあるかもしれませんが、つまりそれだけパワフルってことですね!

色々と説明が長くなってしまいましたが、ざっとプリアンプ系に関しては以上になります。
色々試して気に入ったものを選ぶのもいいですし、初めは直感や見た目で選んでみるのもアリかもしれません。
使っていくうちにそのモノが自分の好みであるかないのか、また自分にとっての良し悪しが実感できるようになると思います。
次回はまた続きを書いていきますのでまたご覧になって頂き、皆様の力になれれば幸いです!

前回の道場(Vol.3)


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