【インストラクターブログVol.2】作曲家紹介シリーズ第1回~ショパン~

イオンモール堺北花田店

イオンモール堺北花田店店舗記事一覧

2022年04月14日

皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの藤原です。インストラクターブログVol.2です! これから作曲家についてのお話を連載していきたいと思います!まず第1回目はショパン!私の好きな作曲家ベスト3に入っている作曲家です。 クラシックって難しいからよくわからないって方も、ショパンの曲はなんか聴いたこ […]

皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの藤原です。
インストラクターブログVol.2です!

これから作曲家についてのお話を連載していきたいと思います!
まず第1回目はショパン!私の好きな作曲家ベスト3に入っている作曲家です。

クラシックって難しいからよくわからないって方も、ショパンの曲はなんか聴いたことある!という方が多いと思います。

それもそのはず、メロディーメーカーとも呼べるほどショパンはシンプルかつ美しく、強烈な印象を残すメロディーを生み出す天才でした!

J-POPは海外の音楽に比べてサビやメロディーがはっきりしている音楽の方がヒットする傾向にありますが、ショパンの分かりやすく耳に残りやすいメロディーはJ-POPと通ずるものがあって、日本人にも受け入れられやすいのではないかなと思います。

そんなショパンってどんな人なんだろう?ショパンの人生について時系列に沿って簡単にまとめてみます!

ショパンの生涯

西暦(年齢) できごと主な作品
1810年ジェラゾヴァ・ヴォーラ(ポーランド中部の村)に生まれる。生後7か月でワルシャワに移る。
1814年(4歳)母や姉からピアノを習い始める。
1816年(6歳)ピアノ教師・作曲家のヴォイチェフ・ジヴニーから指導を受け始める。
1817年(7歳)初めて作曲をする。ポロネーズ第11番ト短調
1818年(8歳)ラジヴィウ宮殿で初コンサートを開く。「第二のモーツァルト」(神童)と評される。
1826年(16歳)ワルシャワ音楽院に入学する。
1829年(19歳)ワルシャワ音楽院を首席で卒業。ウィーンで演奏会を開き、成功する。帰国後歌手コンスタンツィアに恋をする。ピアノ協奏曲第2番
1830年(20歳)祖国ワルシャワを発ちウィーンに向かうと同時にワルシャワで革命が勃発。ピアノ協奏曲第1番、ノクターン第20番(遺作)
1831年(21歳)ロシア帝国によりワルシャワが陥落される。ウィーンから拠点をパリに移し、リストやメンデルスゾーンと知り合う。練習曲Op.10-12「革命」
1835年(25歳)夏、チェコで両親と再会、幸せなひと月を送る。帰路ドレスデンでヴォジンスキ伯爵家の令嬢マリアと恋に落ちる。パリに戻る際、ショパンは彼女に「ワルツ第9番(別れのワルツ)」を贈る。ワルツ第9番(別れのワルツ)、幻想即興曲、バラード第1番
1836(26歳)マリアと婚約したものの、彼女の母親はショパンの健康状態が良くないことが気に食わず婚約延期に。女流作家のジョルジュ・サンドと出会う。練習曲Op.25-11「木枯らし」
1837年(27歳)マリアと手紙のやり取りを続けていたが、ショパンの健康が一向に良くならず婚約は破談となる。スケルツォ第2番
1838年(28歳)ショパンに熱烈な好意を抱いていたジョルジュ・サンドとの交際が始まる。ショパンの療養のため、サンドとともにスペインのマジョルカ島へ渡る。ポロネーズ第3番「軍隊ポロネーズ」
1839年(29歳)ショパンの持病(結核)が悪化したため島を離れ、サンドの別荘があるフランス中西部のノアンへ移住。24の前奏曲より第15番「雨だれ」、ピアノソナタ第2番「葬送」
1840年(30歳)サンドとともにパリへ戻る。
1842年(32歳)体調が回復し作曲に集中。名曲が次々と誕生する。バラード第4番、ノクターン第13番、ポロネーズ第6番「英雄ポロネーズ」
1844年(34歳)ワルシャワより父の訃報が届く。ピアノソナタ第3番
1846年(36歳)ショパンの容態が悪くなり、サンドはその看護に疲れていた。2人の仲は次第に険悪に。舟歌
1847年(37歳)サンドと破局。体調も悪化していく。ワルツ第6番「小犬のワルツ」
1848年(38歳)パリでの最後の演奏会を開く。
1849年(39歳)肺結核のため容態が悪化。10月17日、39年の短い生涯を閉じる。

幸せな時期もありますが中々壮絶な人生ですね…
7歳から作曲を始めたり8歳で初リサイタルなど天才ぶりがうかがえます。

またショパンはとても繊細で神経質な性格だったようで、作品からもその繊細さが伝わってくると思います。

曲は、作られたときの作曲者の心情が大きく反映されていることが多いので、その当時あった出来事と曲を照らし合わせて聴いてみると面白いですよ!

私の好きなショパンの曲Best3

第3位 『バラード第1番 ト短調 Op.23』

この曲は漫画「四月は君の嘘」やスケートの羽生結弦選手のショートプログラムで使われたことで聴いたことがある方も多いのではないかと思います!
藤原にとっても思い出深い曲で、入試やコンクールなど、ここぞといった場面では必ず弾いていました。
1曲の中に様々な曲想があらわれるので、何回弾いても飽きの来ない曲です。

第2位 『ノクターン第13番 ハ短調 Op.48-1』

ノクターンとは日本語で夜想曲という意味です。この第13番は全21曲あるノクターン集の中でも特に劇的で力強い曲です。

第1位 『ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58』

ショパン晩年の作品です。全部で1~4楽章まであるのですがどれも心にしみるメロディーで本当にいい曲です。大学院のとき試験で弾いたのですが、かなり苦戦しました...弾けば弾くほど奥が深い曲です。

いかがでしたでしょうか?

第1回目はショパンについてお送りしました!
次回、第2回目作曲家紹介は藤原の大好きなラヴェルについてお話したいと思います♪

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。