【ヴァイオリン】あご当ての世界♪｜島村楽器コクーンシティさいたま新都心店

【ヴァイオリン】あご当ての世界♪

コクーンシティさいたま新都心店店舗記事一覧

2022年11月22日

ヴァイオリンインストラクター　北村

こんにちは！島村楽器コクーンシティさいたま新都心店　ヴァイオリンインストラクターの北村です。
今回は、ヴァイオリンのあご当てについてご紹介いたします♪

CONTENTS

ヴァイオリンのあご当てには主にこの三種類が使用されています。

★黒檀（こくたん）

こちら一番多く目にする事が多いのではないのでしょうか？黒檀はエボニーとも呼ばれていて、カキノキ科カキノキ属の熱帯性常緑高木の数種の総称です。繊維が緻密であり、半永久的な強度が特徴的です。

★紫檀（したん・ローズウッド）

なんといってもこの茶色で美しい木目が特徴的です。黒檀と同じく非常に硬質な材です。ヴァイオリンだけではなく、ギターやオーボエなどの木管楽器、カスタネット、マリンバなどの打楽器にも使われています。

★柘植（つげ・ボックスウッド）

ツゲ科ツゲ属の常緑性低木で、繊維が非常に緻密です。ボックスウッドという名前ですが、元々古代ギリシア人がこの材を用いて木箱を作っていたことが語源であると言われています。柘植も上記2つの材と同じく、強度に優れています。

さて、それぞれ材質の違いについてお話させていただきましたが、実際に音はどう変わるのでしょうか？

今回は、同じ楽器にあご当てだけを付け替えて弾き比べをしてみました！

↓こちらの動画をご覧ください♪

いかがでしたでしょうか？演奏している側としましては、音の違いを大きく感じる事が出来ました！

★黒檀

黒檀はとても音がくっきり出る印象を受けました。一音一音の輪郭がはっきりとし、自分の弾いている音がとても聞きやすかったです。

クリアでしっかりとしたおとが好みの方にオススメです♪

★ローズウッド

全体的に柔らかく、音の伸びがとても良くなりました！ちなみに私はローズウッドのあご当てを使用しています。かっこいい木目と、優しい音色がお気に入りです☺

★柘植

ローズウッドと同じような柔らかい響きでしたが、それに加えて軽やかさを感じました。丁寧な演奏ができるのではないかと思います♪

あご当て1つで非常に大きな音色の変化を感じることが出来ました！

もしも今お使いの楽器の音色でお悩みの方がいらっしゃいましたら、あご当てを付け替えるだけで手軽に音色の変化を実感していただけると思います。また、あご当てにはデザインもたくさんの種類があるので、自分の好みのものを探すのも楽しいですよ♪

島村楽器コクーンシティさいたま新都心店にも、それぞれの種類のあご当てのご用意ございますが、店内リペアルームにてお持ち込みのパーツの付け替えも承っております。（基本工賃・¥1100（税込)）

↓詳しくはこちらのHPをご覧ください

【弦楽器リペア】修理受付について

ご不明点、お問合せ等ございましたら、店舗までご連絡下さい。
皆様のご来店、心よりお待ちしております♪

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。