ヨーロッパ弦楽器買付レポート vol.1 フランス・パリ編

コクーンシティさいたま新都心店

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2024年10月07日

2024年9月に行ってまいりました、弦楽器ヨーロッパ買付の様子をお届けします!今回買い付けた楽器は弦楽器フェスタにてご覧いただくことができます!ぜひ会場にて皆様にお会いできることを楽しみにしております🎻 CONTENTSDAY1 パリに出発✈DAY2① 1軒目 Yann Porretの工房へ🎻DAY […]

2024年9月に行ってまいりました、弦楽器ヨーロッパ買付の様子をお届けします!
今回買い付けた楽器は弦楽器フェスタにてご覧いただくことができます!ぜひ会場にて皆様にお会いできることを楽しみにしております🎻

DAY1 パリに出発✈

羽田空港からフランス・シャルルドゴール空港まで14時間の空の旅!太平洋側をぐるっと周ったので長時間フライトでした😂

パリについた我々!

このときのパリはお天気が悪く、ずっと雨模様でした☔街並みが素敵なので雨でも気分があがりますね♪
この日は夕方に到着したので、そのまま夜ご飯を食べて明日に備えました🛏️
やっぱりこっちはハムとチーズが最高においしい🤤!!

DAY2① 1軒目 Yann Porretの工房へ🎻

地下鉄で移動🚇

Yann Porret工房に到着!

事前にお伝えしていた要望に合わせてPorret氏が楽器を用意してくださいました。
それらを一つ一つ丁寧に検品、選定。

弾きやすく状態の良いチェロを2挺仕入れることに!

4/4チェロJean-Jacques Pages w/s,  France - Mirecourt, ca1980

4/4チェロJean-Jacques Pages w/s, France - Mirecourt, ca1980

パリのEtienne Vatelot(エティエンヌ・ヴァテロ)の元で修行し、後に工房長まで務めた名工:ジャン=ジャック・パジュの工房製チェロ。
クリアで瑞々しい音色です。

4/4チェロMarc Laberte,  France - Mirecourt, ca1930

4/4チェロMarc Laberte, France - Mirecourt, ca1930

eorges Apparut、Charles Brugere、Joseph Aubry、Camille Poirsonらを輩出し、当時世界屈指のプロダクションを誇ったマルク・ラベルテのチェロ。
程よい音の枯れ具合と濃密でdenceな響きが特徴的です。

工房の皆様と📷

真ん中がPorret氏です!

DAY2➁ 2軒目 Sandrine Raffinの工房へ🎻

rue de rome(ローム通り)を進んでいくと…

rue de romeは数々の楽器屋さん(弦楽器が多いです)や楽譜屋さんが並ぶ通り🎻🎷🎹
歩くだけでテンションが上がる~!!

Raffin工房に到着!

Raffin工房では弓を選びます。Sandrine RaffinはLouis Morizot(ルイ・モリゾー)、Bernard Milant(ベルナルド・ミラーン)、父:Jean Francois Raffin(ジャン・フランソワ・ラファン)と続く、フレンチボーの伝統と栄光を一手に受け継ぐ弓製作者です。

素敵なランチをご用意いただきました🍽️

ファミリーの皆様と一緒にランチ♪

そして選定へ・・・

本当にたくさんの弓の中から選びました。時間はあっという間にすぎます…
それぞれに鑑定書もつけてもらいここでもいい買付ができました!

買い付けた一部をご紹介!

バイオリン弓Louis Morizot freres, stamped "E.SARTORY A PARIS"

バイオリン弓Louis Morizot freres, stamped "E.SARTORY A PARIS"

モリゾーは一時期サルトリーの下請けをしていました。本作は、刻印を無許可で自らの弓に押してしまった問題作…!
サルトリーの逆鱗に触れたことが容易に想像がつく作品ですが、出音と操作性が素晴らしい作品です。

バイオリン弓Louis Joseph Morizot Pere, France - Mirecourt, stamped "TOURTE"

バイオリン弓Louis Joseph Morizot Pere, France - Mirecourt, stamped "TOURTE"

バザンで稀に見かけるトルテモデルですが、モリゾー(父)作品としては初めての入荷です。このスタイルはピタッと弦に吸い付くような安定性と、素早いレスポンスを奏者に与えます。

DAY2③ 3軒目 Emmanuel Calier & Charles Coquetの工房へ🎻

今回はCharles Coquet氏にオーダーしていたバイオリンを受け取りに行ってきました。

彼の作品はイタリア・クレモナにあるバイオリン博物館にも寄贈されています。

写真はありませんが、とても洗練されたアトリエでうっとり。
写真2枚目の左から2番目の男性がCalier氏です。彼には以前、大阪のグランフロント店で弓のセミナーを開催していただいたことも!

受け取った楽器がこちら!

4/4バイオリンCharles Coquet, France - Paris, 2024

4/4バイオリンCharles Coquet, France - Paris, 2024

2015年イタリア トリエンナーレ ヴィオラ部門で金賞を獲得したシャルル・コケがアジア初上陸!
主に音楽家やコンセルヴァトワール関係者からオーダーを受ける彼は、自身のHP&SNSを閉鎖して製作に集中し、凄まじい作品を発表しています。

DAY2④ パリの街並みを眺めてホテルに帰ります~

買い付け楽器が試せる!弦楽器フェスタはこちらから

今回買い付けてきました楽器、弓をお試しできる、それが弦楽器フェスタ!詳細は以下リンクよりご確認ください。

買付レポート一気読み!

いかがでしたでしょうか!次はイタリア・クレモナ編です。
それではお楽しみに!Au revoir!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。