Ecole de Vienne, Austria - Wien, 1770

ハイドン、モーツァルト、そしてベートーヴェンらが活躍したウィーンの街は、4世紀に渡り音楽の中心地として繁栄しました。
ウィーンの楽器製作の歴史は、いくつかのリュートメーカーの名前が公文書記録に残っていることから、少なくとも14世紀に遡ると考えられています。そして1498年、ハプスブルク家の神聖ローマ帝国皇帝として、オーストリアを中心にブルゴーニュ地方、ボヘミア地方やハンガリーを統治したマクシミリアン1世が、ウィーン王宮礼拝堂のために「管弦楽団」と「聖歌隊」を創設させたことにより、宮廷では18世紀まで楽器メーカーを雇用しました。17世紀にはPoschファミリーやStadelmannファミリーなど、いくつかの優れたウィーン製作家が宮殿の内外で活躍していました。
さて、この作品はJakub Stainer（ヤコブ・シュタイナー）の影響が見られる、オーストリア・ウィーンで製作されたヴァイオリンです。ウィーンで作られるヴァイオリンは、美しく刻まれたFホールに特徴が見られるように、南ドイツのミッテンヴァルドの楽器に比べてもよりエレガントな雰囲気が漂っているものが多く、こちらもその例に漏れない気品ある典型的なウィーン・スクール作品です。オールド特有の甘美なサウンドも特徴的です。

-Body Length: 358mm -Upper Bouts: 164mm -Middle Bouts: 104mm -Lower Bouts: 201mm -Diapason: 196.5mm -Certificate: Hugues Paumier

Maker	Ecole de Vienne（Wien School） エコール・デ・ヴィエンヌ （ウィーン・スクール）
Country／City	Anstria/Wien
Year	1770年頃
Price	￥1,980,000　 （本体価格：￥1,800,000）
Inquiry	メール
Zoom	島村楽器オンラインコンサル

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Ecole de Vienne, Austria - Wien, 1770 演奏動画

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ドイツ国家資格マイスター:茂木顕による厳選買い付けコレクション

当社のヨーロッパ買い付けの弦楽器は、ドイツ国家資格マイスターを所持する茂木顕（もてきけん）が、全品試奏＆全品検品を徹底のもと、製作家・鑑定家より直接仕入れております。
その様子は弦楽器コンシェルジュブログにて詳しく、楽しく、オープンに公開しておりますのでどうぞご覧下さい！

茂木顕プロフィール

東京バイオリン製作学校卒業。国内の専門店・製作工房に勤務後、ドイツのバイオリン製作家ステンゲル氏の工房に就職。2001年ドイツ国家資格であるバイオリンマイスター試験に合格。その後、ハンブルグの老舗ヴィンターリンクで工房長として勤務する。2004年から島村楽器の専属マイスターとなり、弦楽器の買付や工房の運営などをこなすスペシャリストとして活躍中。

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この記事を書いた人　- Writer

糸山 和慶 Kazuyoshi Itoyama
弦楽器営業課：マネージャー
Manager

東京生まれ。2004年島村楽器入社。才能教育研究会研究科C修了。大学時代にはサイトウキネンフェスティバル（現・セイジ・オザワ 松本フェスティバル）、ザハール・ブロン公開レッスン（横浜みなとみらいホール）等、クラシック音楽マネージメントの現場を多数経験したほか、福祉施設でのアウトリーチ活動にも携わる。
現在は、シマムラストリングス秋葉原の店長および全国の島村楽器の弦楽器販売を推進する役割を担いつつ、国内外の営業と展示会の企画、海外買い付け業務と輸出入の実務を担当。また、ニコロ・サンティ"NSN60S"や葉加瀬太郎シグネチャーモデル"Antonio Tarontino"等のヒット商品を仕掛けるなど、商品開発にも積極的に取り組んでいる。

Language: English

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