Matthew Rubendall, New York – Brooklyn, 2017 クラシックギター マシュー・ルーベンダール ニューヨーク

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2018年03月12日
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![*Matthew Rubendall, New York - Brooklyn, 2017 常に世界の注目を集める大都市、ニューヨークシティ。]]マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、ブロンクス区、スタテンアイランド区と5つの行政区からなるこの大都市の中でも、特にいま注目を集めているのがブル […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/repair-violin/wp-content/uploads/sites/146/2018/03/20180625-659d60702243bd2b0b935c43bab32e0d.jpg)
Matthew Rubendall, New York - Brooklyn, 2017
常に世界の注目を集める大都市、ニューヨークシティ。
マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、ブロンクス区、スタテンアイランド区と5つの行政区からなるこの大都市の中でも、特にいま注目を集めているのがブルックリンだと言えるでしょう。聞くところ、ブルックリンに大きな変化が表れたのは、実はここ10年ほどのこと。マンハッタンに比べて割安な家賃に魅力を感じた若い芸術家たちが活動の拠点を置くようになり、近年は最先端のカルチャーを発信し続けるお洒落なエリアとして注目されています。
昨年の夏、私たちはそんな新進気鋭のアーティストの集まる大注目の街、ニューヨーク・ブルックリンの倉庫街の一角において、ひとり静かに製作を行っている素晴らしいギター製作家の工房を訪問しました。
彼の名は、Matthew Rubendall マシュー・ルーベンダール。
2016年に当店が日本初入荷をした際、瞬く間に売れてしまった彼のギター。待望の新作が遂に入荷致しました。
Matt Rubendall, Luthier from Nida Najar on Vimeo.
Matthew Rubendall Profile
Matthew Rubendall マシュー・ルーベンダール
マシュー・ルーベンダールは、アメリカ・インディアナ州生まれ。愛称はマット(Matt)。小さな頃から物を作ることが大好きだったマットは、多くの宇宙飛行士を輩出することで有名なパデュー大学へ進学し、スタジオアートを専攻。在学中にギター製作に目覚める。25歳で最低限必要なギター製作・修復・調整のスキルを習得。ギター専門のリペアマンとして、15年間に及ぶアメリカ国内の楽器店勤務を経て独立。その間、マットは様々な名器に触れながら多くのことを学び、自身の製作スタイルを確立する。2013年ブルックリン地区レッドフックにて自身の工房を設立。およそ2カ月半に1本の製作ペースで作品を仕上げており、年間10本程度の製作本数となっている。
彼の作品は、ニューヨークでクラシックギターを教えているレスナーの間で高い評価を獲得しているほか、本場マンハッタンで鎬を削るJAZZミュージシャンの間でも話題となっており、音楽性と芸術性に富んだこのブルックリンのクラシックギターを皆喜んで買っていくという。
Matthew Rubendall Image Photo
Brooklyn Travel ~Matthew Rubendall工房訪問記
皆さまこんにちは。今回、弦楽器アドバイザー&シマムラストリングス秋葉原の店長:糸山(いとやま)がMatthew Rubendall(マシュー・ルーベンダール、以下マット)氏の工房に二度目の訪問をした様子をお届けします。
ここでしか見られない写真も盛りだくさんなので、皆さま是非最後までご覧ください!
一年ぶりとなるマットの工房。今回も、我々の訪問に合わせて隅々までクリーンアップしてくれたようです。現代アートの芸術家ら数名とブルックリン地区レッドフックにある倉庫街の一角にあるフロアスペース(1平方フート僅か$1.15の格安物件)を2階ごと貸し切り、自分たちで仕切りとなる壁を立てるなどして手作りのアトリエを設立。彼の工房に迷わずたどり着くのは至難の業です。高々とそびえ立つ白壁は、ハンドメイドとは思えないほどの仕上がりと防音性能。普段はあらゆる箇所が木屑まみれになっているとか。
マットは全ての製作工程を、彼自身による手作業で行っております。彼のギターからは、繊細な装飾等のこだわりが随所にみられます。時間がかかる手作業ならではであり、彼の情熱を窺い知ることができます。工房内にはドイツ松、インディアンローズウッド、ウェンジなど、様々な希少木材がシーズニングされておりました。
アトリエの全容は、全体の1/3が入口はいってすぐの試奏スペース、真ん中から奥まで2/3が作業スペース。
今回我々が訪問した際も、多くのギター製作&リペア中であり、彼の人気ぶりがうかがえました。
今回も前回に引き続き、当社マネージャー、そして、社内でも貴重なクラシックギタリスト:照井(てるい)が試奏・選定を担当させて頂きました。学生時代からのクラシックギター愛好家として知られ、当社に入社してから名だたる名器を弾いてきた照井が今回選んだのは、『マットの神髄ここにあり』という言葉がぴったりな、他の追随を許さない独創性に富んだ一本です。
ヘルマン・ハウザーをベースにしながらも、自身のオリジナリティを盛り込んだ逸品。レイズドフィンガーボードや7フレットのポジションマークは彼の代名詞ですが、今回は何とトラスロッドを仕込ませたモデルとなっています!
一枚目の写真の18フレットに確認できます。これにより、多少のネックの反りであれば自宅で修正することが可能となっています。二枚目は、マット本人がデモンストレーションしている写真。
天神(ヘッドの表面のこと)の美しい装飾や、ギター側面にサイドホールを付けるなど、従来のクラシックギターには見られない"攻め"の姿勢が感じられる一本となっています。
今までは外観だけを見てきましたが、こだわりぬかれた見た目にも負けず劣らず、いやそれ以上の音を鳴らしてくれます。低音から高音まで、芯のある力強い響きを持っていますが、タッチ次第では繊細な音色も生み出せます。どんなジャンルの曲でも、まさに思い通り!というような演奏ができる一本に仕上がっております。
照井(右)によって選ばれた一本がこちら。マットとの記念撮影です。表面板に厳選ドイツ松単板、横裏には厳選インディアンローズウッド単板を用いたマシュー・ルーベンダール渾身の一本。是非お早めにお問い合わせください。
Matthew Rubendall, New York - Brooklyn, 2016
製作家 | モデル | 製作国 | 税込販売価格 | 詳細 | MEMO |
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Matthew Rubendall | 2017/松/ローズ | アメリカ | Sold Out | 詳細 | 650㎜ |
お問い合わせ
店舗名 | シマムラストリングス秋葉原 |
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電話番号 | 2F 店舗・音楽教室 TEL: 03-5298-5470 3F バイオリンリペア工房 TEL: 03-5298-5490 |
営業時間 | 2F 店舗・音楽教室 11:00 - 20:00 3F バイオリンリペア工房 11:00 - 19:30 火曜日定休(但し祝祭日の場合営業) |
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