【新作ヴィオラ】Teppei Fujita, Japan – Tokyo, 2021, Model; Ansaldo Poggi 1964 藤田鉄平 

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2021年08月12日

*和製POGGIことTEPPEI FUJITAのヴィオラが4年ぶりに完成。Ansaldo Poggi 1964年モデルのご紹介。 柔らかい音色と弾き応えのある音量が定評の人気製作家:[https://effeviolins.com/::title=藤田鉄平]さんの2021年の最新作となるヴィオラが入 […]

和製POGGIことTEPPEI FUJITAのヴィオラが4年ぶりに完成。Ansaldo Poggi 1964年モデルのご紹介。

柔らかい音色と弾き応えのある音量が定評の人気製作家:藤田鉄平さんの2021年の最新作となるヴィオラが入荷しました。ヴィオラの入荷はなんと4年ぶりとなります。イタリア・Modenaの天才メーカーMarcello Bellei(マルチェロ・ベッレイ)のもとで製作アシスタントを務め、実力をつけてきた本格派。ボローニャの名器:Ansaldo Poggi(アンサルド・ポッジ)に魅せられ、そのスタイルに傾倒しています。

『音』にこだわって探されているお客様には、特にご好評頂いている新作メーカーです。ぜひ一度ご高覧いただけますと幸いです。


Teppei Fujita, Japan - Tokyo, 2021, Model; Ansaldo Poggi 1964

ボディサイズは平面で40.8cm、アーチ込みで40.95cmと限りなく41㎝に近いサイズです。本モデルの最大の特徴は、ネック、ストップ長が39.5cmのヴィオラ仕様となっており、余裕のあるたっぷりとしたボディサイズながら快適な運指・ポジション取りを両立し、ストレスのないスムースな弾き心地を実現しています。音色は鳴りの良い新作チェロの中高音域を弾いているかのような明朗なトーン。アンサンブルの内声を軽快に歌います。

Ansaldo Poggi(アンサルド・ポッジ)は、ボローニャ派モダンイタリーの重要人物:Raffaele Fiorini(ラファエレ・フィオリーニ)の息子:Giuseppe Fiorini(ジュゼッペ・フィオリーニ)の最も重要な弟子の一人。
※ジュゼッペ・フィオリーニにはもう一人の重要な弟子がおりまして、製作家のバイブルである「The secret of Stradivari」を書き上げたSimone Fernando Sacconi (シモーネ・フェルディナンド・サッコーニ)がおります。
ポッジはクレモナの伝統的な製作方法を踏襲し、モダンイタリーの中でも取り分けてストラディバリウスの作風に最も近いとの呼び声が高い名器です。藤田鉄平とその師匠:Marcello Belleiはこのポッジこそ理想のスタイルと考え、自身の作風に反映させています。

Maker Teppei Fujita
藤田鉄平
Country/City Japan/Tokyo
Year 2021年
Price Sold Out
Inquiry メール
Zoom 島村楽器オンラインコンサル

試奏ご希望のお客様はシマムラストリングス秋葉原へお問い合わせくださいませ。


藤田鉄平 Teppei Fujita プロフィール

1987年 東京生まれ。
幼少期よりヴァイオリンを習っていたのがきっかけで弦楽器製作に興味を持つ。
2012年、パルマ国際弦楽器製作学校卒。在学中はRenato Scrollavezzaに師事。
卒業後はパルマのScrollavezza&Zanrè工房にて2年間働く経験を得る。
その後、モデナのMarcello Bellei工房にて6年間、技術アシスタントとして働くと共に自身の楽器製作も行う。
2017年 帰国。東京都小平市にて、弦楽器製作活動を始める。

  • 2016年 サンタ・チェチーリア 国際ヴァイオリン製作コンクール 第3位受賞 (アンティークヴァイオリン部門)

  • 2017年 セスト・フィオレンティーノ 国際ヴァイオリン製作コンクール 第3位受賞 (ビオラ部門)

彼の楽器は現在、国内消費に留まらず海外にも輸出されておりまして、コンサートでチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏されるなど、大変好評を博しております。


ドイツ国家資格マイスター:茂木顕による厳選買い付けコレクション

茂木顕

当社のヨーロッパ買い付けの弦楽器は、ドイツ国家資格マイスターを所持する茂木顕(もてきけん)が、全品試奏&全品検品を徹底のもと、製作家・鑑定家より直接仕入れております。
その様子は弦楽器コンシェルジュブログにて詳しく、楽しく、オープンに公開しておりますのでどうぞご覧下さい!

茂木顕プロフィール

茂木顕

東京バイオリン製作学校卒業。国内の専門店・製作工房に勤務後、ドイツのバイオリン製作家ステンゲル氏の工房に就職。2001年ドイツ国家資格であるバイオリンマイスター試験に合格。その後、ハンブルグの老舗ヴィンターリンクで工房長として勤務する。2004年から島村楽器の専属マイスターとなり、弦楽器の買付や工房の運営などをこなすスペシャリストとして活躍中。


この記事を書いた人 - Writer

糸山 和慶 Kazuyoshi Itoyama
シマムラストリングス秋葉原 店長
Manager

東京生まれ。2004年島村楽器入社。才能教育研究会研究科C修了。大学時代にはサイトウキネンフェスティバル(現・セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、ザハール・ブロン公開レッスン(横浜みなとみらいホール)等、クラシック音楽マネージメントの現場を多数経験したほか、福祉施設でのアウトリーチ活動にも携わる。
現在は、シマムラストリングス秋葉原の店長および全国の島村楽器の弦楽器販売を推進する役割を担いつつ、国内外の営業と展示会の企画、海外買い付け業務と輸出入の実務を担当。また、ニコロ・サンティ"NSN60S"葉加瀬太郎シグネチャーモデル"Antonio Tarontino"等のヒット商品を仕掛けるなど、商品開発にも積極的に取り組んでいる。

Language: English


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