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Alberto Giordano, Italy – Genova, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1743 “Il Cannone” ヴァイオリン アルベルト・ジョルダーノ

Alberto Giordano, Italy - Genova, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1743 "Il Cannone"

「悪魔に魂を売った代償に凄まじいテクニックを手に入れた」と言われるほど、伝説的な超絶技巧のヴァイオリニスト:Niccolò Paganini(ニコロ・パガニーニ 1782年生-1840年没)。そのパガニーニが、1802年から「生涯のパートナー」としてこ愛用した言わずと知れた歴史的名器、Guarneri del Gesu 1743 “IL Cannone”(以下カノン)です。

現在カノンは、ジェノヴァの市庁舎の一部が博物館となっているトゥルシ宮にある「Sala Paganini」に展示・保管されています。カノンが入っている分厚いガラスケースの中には、この機械が管理人(以下「キュレーター」)の工房と自宅へ、ケース内部の温度・湿度の情報を毎時間おきに発信しています。数値や外的要因で何らかの異常を感知すると、キュレーター呼び出されるシステムとなっているとの事です。今回ご紹介するアルベルト・ジョルダーノ氏は現在、このカノンの保管・管理を一任されているキュレーター(博物館の管理担当者または学芸員)としての顔を持つ、凄腕のヴァイオリン製作家です。

カノンのキュレーターは、Cesare Candi(チェーザレ・キャンディ) ➡Lorenzo Bellafontana(ロレンツォ・ベッラフォンターナ) ➡ Renato Scrollavezza(レナート・スクロラヴェッツァ) ➡ Alberto Giordano(アルベルト・ジョルダーノ)へと代々引き継がれています。

カノンは「オリジナルニス」の状態のまま保管されています。すなわち、「パガニーニが弾き終えた」そのままのコンディションを維持しているのです。

裏板は最大で6.2mmもの厚みがあり、ヴァイオリン製作の常識では考えられない”extreme thickness”な裏板。一般的には、板厚が厚すぎると「鳴らない」と言われますが、「余りにも音が大きい」ことから付けられたあだ名がこの「カノン」ですので、一般常識を覆してしまった名器・・・ということになります。

ジョルダーノ氏の代名詞と言えば、この特製MDF素材の内枠モルドでつくられる「Il Cannone」。

カノンをつくり始めたのは、彼の輝かしいキャリアの中でも最も遅く、畏敬の念を込めて、偉大すぎる歴史的名器に取り組むにあたり様々な研究を重ね、自分自身がカノンを知り尽くして納得してから、カノンのコピーモデルの製作をスタートしています。

前置きがだいぶ長くなりましたが、現在このAlberto Giordano氏の2019年作「Il Cannone」はシマムラストリングス秋葉原にて展示中です。
カノンのキュレーターがつくる「カノンモデル」。世界的な注目度、そしてプレッシャーは相当なものなのではとお察し致しますが、その期待に充分すぎるぐらい応えている、素晴らしい作品だと確信して頂けることをお約束致します。
スタッフ一同、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げます。


Alberto Giordano, Italy - Genova, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1743 "Il Cannone"

ジョルダーノ氏が目指す理想は、「ガルネリが作った当時のオリジナルの状態を再現する」こと。本物から採寸した細かなデータと長年の研究から導き出したレシピのオイルニスなど、蓄積されたあらゆる情報を結集して作り上げます。さらに、テールピースやペグなど、普通なら既製品パーツで済ませてしまうような部分においても、全て彼自身のハンドメイドによって製作されるこだわりです。
そして、「大砲」と呼ばれた名器の名を汚さぬよう、サウンド・クオリティには充分なケアが施されており、ドーンと飛んでいくようなド迫力のある音質が楽しめます。

製作者名 Alberto Giordano
国/都市 Italy
Genova
製作年 2019年
税込販売価格 ¥2,860,000
(本体価格:¥2,600,000)
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Alberto Giordano, Italy - Genova, 2019, Model; Guarneri del Gesu 1743 "Il Cannone" 演奏動画


Alberto Giordanoプロフィール

アルベルト・ジョルダーノ氏は、1984年クレモナのヴァイオリン製作学校を卒業。その後はSesto Rocchi(セスト・ロッキ)、続いてCurtin&Alf(カーティン&アルフ)と大巨匠のもとで研鑽を積み、1987年に地元ジェノヴァに工房を構える。
1994年より、カノンのキュレーターに着任。
2001年には偉大なヴァイオリニスト、故Ruggiero Ricci(ルジェーロ・リッチ)が残した名盤「The legacy of Cremona(ザ・レガシィ・オブ・クレモナ)」において、優秀な現代ヴァイオリンの1つとしてジョルダーノ氏のヴァイオリンがセレクトされ、ルジェーロ・リッチの録音に残されている。
また、2016年、イタリア伝統工芸の活動に対して優秀な人材にのみ与えられるMaestro d’Arte e Mestiere(マエストロ・ダアルテ・エ・メスティエレ)がジョルダーノ氏に授与されている。


ドイツ国家資格マイスター:茂木顕による厳選買い付けコレクション

茂木顕

当社のヨーロッパ買い付けの弦楽器は、ドイツ国家資格マイスターを所持する茂木顕(もてきけん)が、全品試奏&全品検品を徹底のもと、製作家・鑑定家より直接仕入れております。
その様子は弦楽器コンシェルジュブログにて詳しく、楽しく、オープンに公開しておりますのでどうぞご覧下さい!

茂木顕プロフィール

茂木顕

東京バイオリン製作学校卒業。国内の専門店・製作工房に勤務後、ドイツのバイオリン製作家ステンゲル氏の工房に就職。2001年ドイツ国家資格であるバイオリンマイスター試験に合格。その後、ハンブルグの老舗ヴィンターリンクで工房長として勤務する。2004年から島村楽器の専属マイスターとなり、弦楽器の買付や工房の運営などをこなすスペシャリストとして活躍中。


この記事を書いた人 - Writer

糸山 和慶 Kazuyoshi Itoyama
シマムラストリングス秋葉原 店長
Manager

東京生まれ。2004年島村楽器入社。才能教育研究会研究科C修了。大学時代にはサイトウキネンフェスティバル(現・セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、ザハール・ブロン公開レッスン(横浜みなとみらいホール)等、クラシック音楽マネージメントの現場を多数経験したほか、福祉施設でのアウトリーチ活動にも携わる。
現在は、シマムラストリングス秋葉原の店長および全国の島村楽器の弦楽器販売を推進する役割を担いつつ、国内外の営業と展示会の企画、海外買い付け業務と輸出入の実務を担当。また、ニコロ・サンティ"NSN60S"葉加瀬太郎シグネチャーモデル"Antonio Tarontino"等のヒット商品を仕掛けるなど、商品開発にも積極的に取り組んでいる。

Language: English


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