【動画付き】George Wulme Hudson, England – London, 1900-1910, Model; Giovanni Battista Grancino 1695 ヴァイオリン ジョージ・W・ハドソン イギリス-ロンドン

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2018年06月13日

*George Wulme Hudson, England – London, 1900-1910, Model; Giovanni Battista Grancino 1695 世界都市ロンドンにおいて20世紀を代表するヴァイオリン・メーカー:George Wulme Hudson(ジョージ・W・ […]

George Wulme Hudson, England – London, 1900-1910, Model; Giovanni Battista Grancino 1695

世界都市ロンドンにおいて20世紀を代表するヴァイオリン・メーカー:George Wulme Hudson(ジョージ・W・ハドソン)による素晴らしい作品をご紹介致します。
ハドソンは、1862年ロンドン生まれ。実は、ハドソン自身も優れたヴァイオリニストとして知られ、1897年からフリーランスのヴァイオリニストとして活躍。クライスラーやサラサーテ、ヨアヒム・カルテットと交流がありましたが、Thomas Jacques Holderの助言によってプロのバイオリン職人へと転身し、才能が一気に花開いた異色の天才製作家です。その確かな音楽センスが生み出すクオリティの高い楽器は、「音質」と「外観」で当時から話題となり、ロンドン屈指の人気メーカーとなりました。
ずば抜けた「音質」は、あのジャクリーヌ・デュ・プレ(Jacqueline du Pré)ら数々の名手を輩出した名門:ギルドホール音楽演劇学校(Guildhall School of Music and Drama)で徹底的に鍛えられた「耳」を持っていた為だと言われています。一方で優れた外観を生み出せたその理由は、少年の頃から楽器専門の質店で働いていた経験からオールド楽器に触れる機会に恵まれ、樹脂・土や泥・すす等で独自にアンティーク・フィニッシュを極めた・・・というのがハドソン研究者の見解です。その完成度は、目利きでも惑わされてしまう、とても厄介で、危険な領域にまで達してしまっています・・・。
このイギリスを代表する作品は、現在シマムラストリングス秋葉原でご覧頂けます。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。

George Wulme Hudson, England – London, 1900-1910, Model; Giovanni Battista Grancino 1695 演奏動画

George Wulme Hudson, England – London, 1900-1910, Model; Giovanni Battista Grancino 1695

この作品は、およそ1900年~1910年の辺りに製作されたジョージ・ハドソン至高のコピー作品。17世紀後半から18世紀前半にかけてミラノで活躍した名器:Giovanni Battista Grancino(ジョヴァンニ・バッティスタ・グランチーノ)のモデルです。重厚感溢れるルックス、ロンドンの曇り空を連想させるノーブルで深みのある濃密な音質。近鳴りではなく、遠くへと到達力のあるギュッと詰まったサウンドは、モダン部類に属するイギリス作品ではありますが、ポテンシャルは正に本物のオールド・イタリーの傾向に非常に似ているものがあります。
ロンドンが生んだ天才コピーメーカー:ジョージ・ハドソンの力量が存分に楽しめる秀逸な逸品。名門:W.E.HILL&SONS工房出身、ロンドン屈指の鑑定家であるAndreas Woywod氏の鑑定書が付属します。

製作者名 国/都市 製作年 税込販売価格 お問い合わせ
George Wulume Hudson United Kingdom/London 1900年頃 ¥2,530,000 メールフォーム

Description

LABEL; "Gia.Bapt.Grancino in Contrada Largha di Milano anno 1695"

The back is made from two pieces of handsome maple, cut on the slab with medium figure. The sides and scroll are made from wood similar to the back. The top is made from two pieces of spruce with pronounced medium fine grain throughout. The varnish is of a orange amber color on a golden ground.
This violin bears a label which reads: "Gia. Bapt. Grancino in Contrada Largha di Milano anno 1695". I would consider this violin to be a good and characteristic example of George Wulme Hudson's work. For further details please see photographs attached.

  • Body Length: 353.5mm
  • Width UB: 159.0mm
  • Width MB: 116.5mm
  • Width LB: 119.0mm


ドイツ国家資格マイスター:茂木顕による厳選買い付けコレクション

茂木顕

当社のヨーロッパ買い付けの弦楽器は、ドイツ国家資格マイスターを所持する茂木顕(もてきけん)が、全品試奏&全品検品を徹底のもと、製作家・鑑定家より直接仕入れております。
その様子は弦楽器コンシェルジュブログにて詳しく、楽しく、オープンに公開しておりますのでどうぞご覧下さい!

茂木顕プロフィール

茂木顕

東京バイオリン製作学校卒業。国内の専門店・製作工房に勤務後、ドイツのバイオリン製作家ステンゲル氏の工房に就職。2001年ドイツ国家資格であるバイオリンマイスター試験に合格。その後、ハンブルグの老舗ヴィンターリンクで工房長として勤務する。2004年から島村楽器の専属マイスターとなり、弦楽器の買付や工房の運営などをこなすスペシャリストとして活躍中。


この記事を書いた人 - Writer

糸山 和慶 Kazuyoshi Itoyama
シマムラストリングス秋葉原 店長
Manager

東京生まれ。2004年島村楽器入社。才能教育研究会研究科C修了。大学時代にはサイトウキネンフェスティバル(現・セイジ・オザワ 松本フェスティバル)、ザハール・ブロン公開レッスン(横浜みなとみらいホール)等、クラシック音楽マネージメントの現場を多数経験したほか、福祉施設でのアウトリーチ活動にも携わる。
現在は、シマムラストリングス秋葉原の店長および全国の島村楽器の弦楽器販売を推進する役割を担いつつ、国内外の営業と展示会の企画、海外買い付け業務と輸出入の実務を担当。また、ニコロ・サンティ"NSN60S"葉加瀬太郎シグネチャーモデル"Antonio Tarontino"等のヒット商品を仕掛けるなど、商品開発にも積極的に取り組んでいる。

Language: English


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