5月7日㈮-9日㈰に行いました「弦楽器大展示会 in秋葉原UDX」は、終了からひと月経ちましたが何事もなく、おかげさまで無事に終了することができました。沢山のご来場を頂きありがとうございました。
簡単ではございますが演奏会の様子をちょこっとレポートします。

オープニング演奏はチェリスト：宮田大さんにご出演頂きました。

名器ストラディヴァリウス『シャモニー』の美声を堪能した大変贅沢なひととき。
当然ながら全部凄かったのですが、アンコールのマーク・サマー「Julie-O」には衝撃を受けました。こんなカッコイイ曲、弾き方があったんですね・・・。

MCでは楽器調整のこだわりや、お使いのチェロ弦の組み合わせも教えて下さり、チェロ愛好家には大満足の内容でした。
教えて下さった組み合わせはぜひお店のチェロでも試してみたいと思います。

宮田大さん、お忙しいなかご出演下さり本当にありがとうございました！

初日18:00のコンサートは吉田直矢さん＆河崎恵さんのデュオ。
この方の演奏を聞かずして「弦楽器大展示会」は始まりません。

吉田さんの代名詞、ドルドラ「カルメン幻想曲」のほか、カナリア、ひばり等、技巧的な名曲を熱演頂きました。
鳥のさえずりはもの凄くリアルで驚きましたね！まさに名人芸！！

吉田直矢さん＆河崎恵さん、いつも本当にありがとうございます！

2日目のお昼のコンサートはTrio Ventusにご登場頂きました。
ヴァイオリニスト：廣瀬心香さん、チェリスト：鈴木皓矢さん、ピアニスト：北端祥人さんのメンバーによるスタイリッシュ＆エネルギッシュなトリオです。

"VENTUS"はラテン語で「風」。そよ風・涼風・熱風・疾風と変幻自在かつ三者三様の風を身体いっぱいに浴びて、清々しいエネルギッシュな気持ちに。
配信コンサートを聴いて一目惚れし、思い切って出演オファーさせて頂きました。ご快諾頂き本当に感謝です。

エネスク「遠くのセレナーデ」との出会いは嬉しい発見。超絶美しいメロディーに癒されたのであります。
ライブの醍醐味を存分に味わったパッション溢れる素晴らしい演奏でした。

Trio Ventusの皆さん、ありがとうございました。

2日目のラストはヴァイオリニスト：井阪美恵さんによるJ.S.バッハの無伴奏。

モダンヴァイオリンからバロックヴァイオリンに持ち替えて弾き比べる…という楽しい企画でした。

ラストのシャコンヌは圧巻の演奏。満場のお客様からも大好評でした‼️

今回は直前のYoutube撮影で30本のヴァイオリン演奏、今日のコンサート、そして可愛いお子様の子育てもあって、短いスパンで色々大変だったと思います。本当に本当にありがとうございました。

最終日の白井篤さん×大越崇史さんのコンサートは、没後50年を迎えるストラヴィンスキーの「イタリア組曲」で華々しく始まりました。

名手デュシュキンと繋がりの深いこの名曲の次に、デュシュキンの師匠:クライスラーの小品3曲を続けて、力感のないフォームから息を飲む程に優雅な演奏をして頂きました。聴衆のハートを鷲掴みにした正に名演！

MCでは白井先生のバイオリンケースの中身を大公開！
ご愛用の弦、松脂、肩当て、ミュートなども教えて下さり、バイオリン愛好者には嬉しい情報が盛りだくさんでした。

白井篤さん、大越崇史さん、ご出演頂き本当にありがとうございました！！

最後の大トリ演奏、ヴァイオリニスト：志村寿一さん×ヴィオリスト：山本珠里杏さん、チェリスト：懸田貴嗣(たかし)さんの弦楽三重奏は撮影で回り込めなくなる程の満員御礼に。マイスターが自前の一眼レフで果敢に撮影をしていた事でまさかの写真ゼロを回避。危なかったです・・・。

ドホナーニの火花散る3人の掛け合いのフィニッシュが見事に収められていました。

前半はオープンフロッグの弓を使ったエレガントなモーツァルト。後半はモダン弓でドホナーニの弦楽三重奏と、弓を持ち替えて倍音の対比を味わった楽しいコンサートでした。

素晴らしい演奏をして下さった志村寿一さん、山本珠里杏さん、懸田貴嗣(たかし)さん、ご出演ありがとうございました！！

緊急事態宣言下での開催となりましたが、沢山のご来場ありがとうございました。
感染症対策へのご協力も重ねて御礼申し上げます。

また次の機会に向けて、Withコロナの展示会＆ミニ音楽祭を模索して参りたいと思います。今後の展示会にもぜひ足をお運び頂けますと幸いです。
一緒に展示会を作り上げた皆さまも大変お疲れ様でした。また是非ご協力のほど宜しくお願い致します。

それでは今日はこの辺で。