Laboratorio Calace, Italy – Napoli, 1930 ナポリ・スクール ラボラトリオ・カラーチェ

シマムラストリングス秋葉原

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2022年09月18日

18世紀のイタリア:ナポリでは、ガリアーノ一族が最も華やかに輝いていた時代であり、ナポリ派の製作スタイルを確立していきました。Alessandro Gaglianoから始まる4世代に渡る長い歴史の中から数多くの優秀な製作者を輩出しており、18世紀半ばにはクレモナ派のAntonio Stradivar […]

18世紀のイタリア:ナポリでは、ガリアーノ一族が最も華やかに輝いていた時代であり、ナポリ派の製作スタイルを確立していきました。Alessandro Gaglianoから始まる4世代に渡る長い歴史の中から数多くの優秀な製作者を輩出しており、18世紀半ばにはクレモナ派のAntonio Stradivari、Nicolo Amatiの作風に影響を受けたモデルも製作されていました。

引用:Dmitry Gindin The Modern Italian Violin Makers VolumeⅡ

弦楽器の歴史深いナポリの地で、Calace(カラーチェ)一族も代々と活躍しており多くの作品を残してきました。現代では「Calace」と聞くとイタリア:ナポリを代表するマンドリン名門ブランドと結びつく方が多いのではないでしょうか。1825年に音楽家としても活動していたNicola Calace(1794~1869)が会社を創立し、ギター・リュート・マンドリン等の製作に力を注いできましたが、Nicolaの曾孫にあたるGiuseppe Calace(1899~1968)が工房を継いだ頃よりヴァイオリン製作も始め、多くの楽器を残したと言われています。

この度、当店に入荷致しましたモダン・イタリアンヴァイオリンは「Carlo Loveri」のラベルが入ったCalace工房1930年製作の作品です。イタリアン特有の元気なボリューム感とレスポンスの良さを兼ね備えています。実用性とオールドの音色をお求めの方は是非一度お試し頂きたい一品です。

Naples' School violinLaboratorio Calace

Naples' School violinLaboratorio Calace

【MEASUREMENTS】

NECK STOP : 130mm
BODY STOP : 195mm
BODY LENGTH : 354mm
UPPER WIDTH : 165mm
MIDDLE WIDTH : 115mm
LOWER WIDTH : 208mm

Certificate: Eric Blot
※シマムラストリングス秋葉原限定展示

¥3,000,000税込

この記事を書いた人 - Writer

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前田 綾 Aya Maeda
シマムラストリングス秋葉原 副店長
Senior Adviser 

2013年島村楽器入社。4歳よりヴァイオリンを始め、7年間アマチュアオーケストラに所属。シマムラストリングス秋葉原では、マイスター茂木に同行し海外買い付け業務と楽器の写真撮影・楽器紹介記事作成(コンシェルジュ)を担当。音楽教室/葉加瀬アカデミー同好会の担当も務め、これから楽器を始められるお客様をはじめ、お買い換えなどの選定サポートをしています。

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