【トロンボーンの選び方】初めての方にも安心!おすすめトロンボーンのご紹介

グランフロント大阪店

グランフロント大阪店店舗記事一覧

2018年10月30日

*初めての方のためのトロンボーンの選び方 皆様こんにちは!管楽器担当:[!!松﨑!!]です。]]店頭でお客様とお話ししていると、「トロンボーンを買いたいけれど、違いがよくわからない…」「同じトロンボーンなのにどうして値段がこんなに違うの?」というお悩みや疑問をよくお伺いします。]]皆様もそんなお悩み […]

初めての方のためのトロンボーンの選び方

皆様こんにちは!管楽器担当:松﨑です。
店頭でお客様とお話ししていると、「トロンボーンを買いたいけれど、違いがよくわからない…」「同じトロンボーンなのにどうして値段がこんなに違うの?」というお悩みや疑問をよくお伺いします。
皆様もそんなお悩みはありませんか?
このページではそんな方に向けて、わかりやすく解説していきたいと思います!
それでは早速いきましょう!!

そもそもトロンボーンの違いとは? 見た目の違いで何か変わるの??
当店のラインナップをご紹介! 吹き比べ・聴き比べ可能です♪

そもそもトロンボーンの違いとは?

トロンボーンには、テナートロンボーンテナーバストロンボーンバストロンボーンという3種類があります。それぞれ音域が異なり、演奏されるジャンルも少し違ってきます。

テナートロンボーン

管が細いため、パリッとしたするどい音色が特徴です。ジャズ・スカ・ビックバンドなど派手な音色が好まれるジャンルによく使われています。また、少ない息でも音が鳴ってくれるので、小さい子供さんや肺活量が少ない方でも安心して演奏する事ができます。トロンボーンの基本形となります。

テナーバストロンボーン

テナートロンボーンにF管と呼ばれる管がついて、より低音がでやすくなった楽器です。細菅と太管の2種類があります。細菅はテナートロンボーンと同じように、少ない息でも演奏でき、軽い吹奏感となっています。太管は、細菅に比べて息の量は必要になりますが、ふくよかな音色になり、重厚感のある響きになります。オーケストラやクラシック・吹奏楽などの美しい音色が好まれるジャンルによく使われています。

バストロンボーン

テナーバストロンボーンにG♭/E♭管がつき、より低い音域が出るトロンボーンです。(F管だけのモデルもあります)
マウスピースも口径が広いものを使うことが多いため、テナーバストロンボーンよりも低い音域が出しやすい楽器です。吹奏楽やオーケストラでは最低音部を担当しています。ビックバンドでも使われることもあります。

そもそもトロンボーンの違いとは? 見た目の違いで何か変わるの??
当店のラインナップをご紹介! 吹き比べ・聴き比べ可能です♪

見た目の違いで何が変わるの??

こう見てみると、楽器によって見た目に色々な違いがありますね…。詳しくみていきましょう!

F管の巻き方の違い(オープンラップモデルとトラディショナルラップモデル)

F管の巻き方の違いで、名前が変わります。

トラディショナルラップモデル

トラディショナルモデルはF管がコンパクトに巻かれていて、はみ出していないモデルです。

巻いているところが増える分、管体が長くなり、それにより管体が重くなって、より抵抗感・重厚感のある音色になります。

オープンラップモデル

オープンラップモデルはF管が管体からはみ出ているのが特徴のモデルです。

曲がっている所を極力減らした分、管体が軽くなり、抵抗感が減り、それにより軽い吹き心地になって、開放的な明るい音色になります。

管体の色味の違い

管体の色味が変わることにより、音色も多少変わります。

右:イエローブラス

少し黄色っぽい色味です。明るい華やかな音色が特徴です。

左:ゴールドブラス

少し赤っぽい色味です。イエローブラスと比べて、落ち着いたまろやかな音色が特徴です。

管の太さ

トロンボーンには、細管中細管太管の3種類があります。
管が細いものほど音色は明るめで高音域が出やすく、太いほど息の量が必要となりますが、音色・音量ともに豊かで華やかになります。
楽器の管と同じ太さでないと、マウスピースをはめることができないので、自分が持っている楽器・マウスピースが何管か把握してから試奏・購入しましょう!

見た目にはわからない違いも!

ベルのつくり

トロンボーンのベルは、職人さんが1つの金属を叩いてベルの形にする1枚取りベルと、機械ではめ込む2枚取りベルの2種類があります。
1枚取りは金属を叩いている分、金属に粘り気や硬さが生まれ、より吹き応えのある吹奏感になります。お値段が少し高めの、いわゆる上位機種はこのタイプが多いです。
2枚取りは、機械ではめ込むので個体差が少ないことと、大量生産ができるのでコストパフォーマンスがいいことから、お求めやすい価格帯はこのタイプが多いです。適度な抵抗感と軽い吹き心地が特徴です。


そもそもトロンボーンの違いとは? 見た目の違いで何か変わるの??
当店のラインナップをご紹介! 吹き比べ・聴き比べ可能です♪

当店のラインナップをご紹介!

トロンボーンを始める方の多くは、“学校の吹奏楽部・地域の吹奏楽団”や“オーケストラ”など、ふくよかで美しい音色が求められるジャンルで演奏される機会が多いと思います。
そこでオススメしたいのがテナーバストロンボーン!先ほどもお話ししましたように、クラシカルな音色が出しやすいトロンボーンです。
当店はそんなテナーバストロンボーンを多数取り揃えております!
※メーカーロゴをクリックorタッチすると、メーカーHPに飛びます。

YAMAHA Bach XO Getzen

ヤマハ

豊富なラインナップで初心者からプロフェッショナルまで、様々な奏者に人気のヤマハ。
クセのない吹き心地と音は、奏者の音楽表現を聞き手に素直に伝えてくれます。

YSL-456G

デュアルボアのため、初心者の方や体の小さいお子様におすすめです。このモデルは細管になります。

※デュアルボアとは?
通常は同じボアサイズで作られているスライドの上管(マウスピースが付いている側)と下管(ベルにつながっている側)の太さを変えているのがデュアルボアです。両方のボアサイズを変えることによって、ベルに向かってだんだんと太くなる構造になり、息の入りがスムーズになります。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

少ない息の量でもしっかり鳴り、細管らしい明るいパリッとした音色に感じました。
小学校のブラスバンド部に入ろうと思っている方や、中学校で初めてトロンボーンをされる方にオススメしたい1本です。

メーカー モデル 定価(税込)
ヤマハ YSL-456G ¥203,500

YSL-620Ⅱ

カスタムモデルの加工法を継承しており、太く豊かな響きが特徴。太管のトロンボーンの中でもコストパフォーマンスに優れたモデル。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

太管特有のまるみのある音色に感じました。楽器自体も重すぎず、演奏しやすかったです。
長く使っていると、太管の吹き心地と音色を求められるので、中学校で吹奏楽を始める方への最初の1本に最適なモデルです。

メーカー モデル 定価(税込)
ヤマハ YSL-620Ⅱ ¥258,500

YSL-882、YSL-882O

世界を舞台に活躍するプレイヤーとのコラボレーションによって開発された『Xeno(ゼノ)』シリーズ。
繊細なピアニシモからパワフルなフォルテシモまで、表現の幅が広がります。

オープンラップモデルはF管使用時の抵抗感を少なくし、より軽い吹奏感ながらシンフォニックな響きを楽しめます。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

“バランサー”があるため、構えた時にどっしり感のある印象でした。
そのため、エントリーモデルと比べると太く安定感のある素直な音色に感じました。
ある程度経験された中学生や、高校などで買い替えを検討する際に是非候補に入れてほしい1本です。

オープンラップは、YSL-882と比べるとより遠くの方にポーンと音が飛んで行ってくれる吹奏感でした。
明るめの音色が好みの方におすすめしたい1本です。

メーカー モデル 定価(税込)
ヤマハ YSL-882
ご成約
¥401,500
ヤマハ YSL-882O ¥401,500
YAMAHA Bach XO Getzen

バック

世界中のプレイヤーから愛され、100年以上の歴史を持つメーカー。
しっかりとした吹き応えで豊かな響きを楽しめます。

42B、42BO

バックを代表するテナーバストロンボーン。密度の濃い締まった音色で遠達性も抜群。

42BOは、42Bの音色を維持しながらもより心地よい吹奏感。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

しっかりとした吹きごたえと深みのあるシンフォニックな音色が印象的で、遠くに音がしっかり飛んでくれる感覚でした。
重厚感のある音色が好みの方や、しっかり吹き込んで鳴らしたい!と思っている方におすすめしたい1本です。

オープンラップの方は、Bach特有のシンフォニックな音色は損なわれず、オープンラップの少し明るめの音色も合わさり、深くてクリアな音色に感じました。
高音域から低音域までバランスよく鳴ってくれます。

メーカー モデル 定価(税込)
Bach 42B/GL ¥456,500
若干の変色・凹みあり在庫品に限り
販売価格¥320,328
Bach 42BO/GL ¥456,500
価格改定前在庫に限り
販売価格¥326,260
YAMAHA Bach XO Getzen

エックスオー

「XO」とは、本来ブランデーの最高級を意味する「エクストラオールド(Extra Old)」を意味しています。
その名の通り、深い味わいのある豊かな響きが特徴です。

UTL

「通常演奏時(Fレバーを使わない状態)の、よりクリアな吹奏感」をコンセプトとして設計されており、テナートロンボーンに近い吹奏感が得られています。
F管への息の流れもより緩やかに流れるよう設計されています。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

明るく、太く、遠くによく響く音色が印象的な楽器。抵抗感も強すぎず吹いていて扱いやすい印象でした。
この個体は“プロのお墨付き”でもある選定品になりますので、そこも魅力の1つです!

メーカー モデル 定価(税込)
XO UTL
栗田雅勝氏選定品
選定料込み販売価格¥288,750(税込)

YAMAHA Bach XO Getzen

ゲッツェン

「金管楽器ならGetzen(ゲッツェン)」と言われるほど金管楽器に精通したブランド。
吹きやすさと太い音が特徴です。

3047AFR

アキシャル・フロー・バルブの代表モデル。
シンフォニックなサウンドをお探しの方におすすめです。

※アキシャル・フロー・バルブとは?

ロータリー部分が三角形になっているものです。
ロータリーよりも息の流れがスムーズになり、抵抗感が少なくなります。

管楽器担当:松﨑が実際に吹いてみた!

↓ ↓ ↓

高音域から低音域まで反応が良く、太く、重厚感のある音色が印象的な楽器。倍音が豊かで奥行き・深みを体感できる1本です。他メーカーのトロンボーンたちと比べて、よりシンフォニックな音色でオーケストラに合うなあと感じました。
高校生や大学生、一般の楽団に所属されておられるなど、長年ご経験を積んでおられる方により良さを実感して頂ける1本ではないでしょうか。

メーカー モデル 定価(税込)
Getzen 3047AFR
¥627,000
売り切りのため特価
販売価格¥499,400

→ご成約

そもそもトロンボーンの違いとは? 見た目の違いで何か変わるの??
当店のラインナップをご紹介! 吹き比べ・聴き比べ可能です♪

吹き比べ・聴き比べ可能です♪

上記のようにたくさん違いをお話ししましたが、話を聞くだけではよくわからない…となる方もおられると思います。
そんな違いを実際に吹いて感じてみませんか?お気軽に試奏していただく事が可能です♪
また、うまく演奏できなくて音の違いがわからない…客観的に音を聴きたい…という方もご安心ください!
管楽器担当:松﨑をはじめ、管楽器担当のスタッフが実際に演奏した音を聴き比べていただく事も可能です。
お気軽にお申し付けください!

管楽器のことなら当店へなんでもご相談下さい!

管楽器が初めての方も、ご経験のある方も、管楽器選びからマウスピース・リガチャー選びのご相談、はては演奏やレッスンのお悩みにいたるまでお困りの方はどなたでも、是非当店に足をお運び下さい。
管楽器担当をはじめ、当店講師、管楽器リペアマンが、皆様の音楽ライフをサポートさせて頂きます。試奏もお気軽にできます!ご来店お待ちしております!

島村楽器グランフロント大阪店・管楽器コーナー
⇒ グランフロント大阪店・管楽器総合ページはこちら

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。