1. 【管楽器】クラリネット お手入れの仕方

【管楽器】クラリネット お手入れの仕方

お手入れ道具 組み立て方 お手入れ方法 オイルの使い方 よくある質問
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お手入れとは

管楽器は毎日のお手入れ、定期的なメンテナンスが必要なものです。
丈夫そうに見えますが、気温や湿度・天気、使用状況・保管状況などの様々な影響を受け、日々状態が変化していきます。
使用後のお手入れ不足が楽器を傷める原因にもなりますので、適切な扱い方・道具で、大切な楽器が長生きできるよう、お手入れをしてあげましょう。]
]管楽器の扱い方・お手入れには様々な考え方があります。
もし、「間違っていないかな?」「よく故障するのは扱い方のせいかな?」と思うことがありましたら、どうぞ参考にしてみてください。

基本的なお手入れ道具

1、クロス

手触り、サイズ、カラーバリエーションも様々です。洗濯して使える物を選ぶとより長くご使用頂けます。
エミュールのポリシングクロスがイチオシです!

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2、スワブ

マウスピース用のサイズ、本体用のサイズはきちんと使い分けましょう。
汚れたら洗濯し、ほつれがでてきたら買い替えをおすすめします。

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3、クリーニングペーパー

BGの布地タイプやヤマハのざらざら手触りタイプはトーンホールやタンポ表面の汚れも取りやすいので、タンポべたつきが気になる方にオススメです。
布やざらざらした紙タイプは慌てて使うとタンポを傷めることになりますので、心配な方にはツルツル手触りのエミュールやギャラックスをオススメします。

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4、グリス

スティックタイプ・手塗りタイプ、使いやすいものをお選びください。
ビュッフェ・クランポンやラ・トロンバはヤマハのグリスに比べると柔らかいグリスです。

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あると便利!オススメ+αアイテム

1、モイスレガート

楽器ケース内の湿度を40~60%に保ってくれるすぐれもの!
無地と、綺麗な柄は西陣織のものです。お気に入りの1枚を探してください。

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2、Cガード

楽器ケース内にいれるだけで銀製品の変色を防止!さらに消臭効果もあり!

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3、バズ シルバークリーナー

銀の変色をピカピカに磨き、更に表面を保護することでツヤを持続!
磨き剤が染み込んだ脱脂綿です。少しずつ千切って変色が気になる部分をこすります。
こすった部分に白く残った磨き剤はクロスで軽く拭き上げてください。]
]※ 乾くと使えなくなります!使用中はこまめにキャップを閉めておきましょう。

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4、メンテナンスマット

楽器にキズを作りたくない方は是非!

5、マルチクリーナー

マウスピースの汚れ取りに最適!
キィやリードのお手入れにもご使用頂けます。クロスに少量吹きかけ、汚れが気になる部分を拭き取ってください。]
]※ 木製の管体にはご使用をお控えください。
 必要な油分や塗装が取れてしまう恐れがあります。

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組み立て方

◆組み立てがきつい場合は、コルク部分にコルクグリスを薄く塗りましょう
◆キィに過度の力がかからないように気を付けましょう

1、バレルと上管を組み立てます。

上管の開放キィをそっと押さえ、トリルキィなどキィが密集している部分は握りしめないようにしましょう。

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2、下管とベルを組み立てます。

下管の開放キィをそっと押さえると安定しやすいです。

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3、上管と下管を組み立てます。

※ 上管から飛び出ている連結キィがぶつからないように注意しましょう。
右手で下管・ベルの繋ぎ目あたりを持ち、左手は上管の連結キィを押した状態で組み立てます。]
]組み立て時にキィが接触してしまうと、キィのコルクが剥がれたりキィが曲がったりしてしまいます。
※ このキィのコルクが剥がれると上下管でのキィバランスが狂い、カチカチと金属音も出てしまいます。

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上下のキィ位置もしっかり合わせましょう。

メーカーによりキィの形状は異なりますが、大抵位置合わせをするためのラインがあります。

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4、マウスピースを差し込み、リガチャー・リードをセットして組み立て完了。

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演奏後のお手入れ方法

1、楽器を分解します。

組み立てたときと逆の手順で楽器を分解します。
楽器はキイを上にして安定した場所に置きましょう。

◎メンテナンスマットを敷くと楽器にキズがつきづらく、安心です!

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2、マウスピースの水分・汚れを拭き取ります。

リード・リガチャーを外してマウスピースにスワブを通します。
マウスピース用のスワブを使いましょう。
↓↓アトリエ・トマアズより、可愛らしいスワブも販売されています!↓↓

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表面の汚れはクロスやウェットティッシュで拭き取りましょう。
汚れが落ちない場合は『マルチクリーナー』をクロスに噴きかけて拭き取るときれいに落ちます。

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リードの水分もティッシュなどで拭き取りましょう。楽器を片付けている間はリードケースにしまわず、少し乾燥させてからしまうと良いでしょう。
マウスピースとリガチャーを組んだまま保管する場合は、使わなくなったリードを差し込むことでリガチャーが歪まずに保管できます。

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3、管内の水分を取り除きます。

全ての管体にスワブを通し、管内の水分除去をします。]
]◆ この作業は演奏中もこまめに行いましょう!
15~20分に1度くらいの頻度で必要な作業です。

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スワブはきちんと広げ伸ばしてからご使用ください。
(畳んだ状態やぐちゃぐちゃな状態だと管内で詰まってしまいます。)
↓↓スワブを広げ伸ばした状態↓↓

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↓↓ぐちゃぐちゃなスワブ↓↓
紐の絡まりやスワブのほつれも、管内で詰まる原因になります。

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↓↓絡まる心配なし!アトリエ・トマアズから本体用スワブも販売されています↓↓

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この時、スワブを通す方向を常に統一することで水の流れが一定になり、息の流れもスムーズになって楽器の鳴りが安定していきます。

練習途中の場合は、マウスピースのみ外して一気に通せます。面倒に思わず、こまめにしてあげましょう。]
]上管内の上部には突起物(音孔管)がありますので、スワブは「上から下へ」通すことをおすすめします。

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この突起にスワブが引っ掛かって抜けなくなる、という事故がとても多いです。
突起に近い上側から通すことで、引っ掛かってもすぐに引き戻すことができます。

※ スワブが抜けなくなった場合は、早急に当店・または最寄りの楽器店にご相談ください。

無理に抜こうと力をかけたり何か工具を使ったりすることで楽器を傷める危険があります。スワブの除去作業が難航する可能性もあります。

4、ジョイント部の水分・グリスを取り除きます。

ガーゼやティッシュなどでしっかり取り除きます。
ティッシュを使う場合は、千切れた物が管内に残らないようお気を付けください。

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ジョイント部にはスワブでは取れない水分が残っており、木製楽器の場合は管体が割れる原因やジョイント部分の木部が水分を吸収して膨張し、ジョイントが固くなる原因にもなってしまいます。
ジョイントコルクは、大体がゴム系接着剤を使用していますので、グリスを残したままにしておくとコルクの接着剤が弱り、いずれ剥がれてしまうことも。。。

5、クリーニングペーパーでタンポについた水分を取り除きます。

クリーニングペーパーをタンポと音孔の間に挟み、キイを数回軽く押します。
完全に水分が取り除けるまでクリーニングペーパーの位置を変えながら行います。

タンポが傷む原因になりますので、キィを閉じた状態でクリーニングペーパーを引き抜かないようにしましょう。

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◆ この作業は演奏中もこまめにおこないましょう!
タンポに水分がついたままだと水分を吸収し過ぎてしまい、タンポが劣化しやすくなります。

6、クロスで楽器表面の汚れを拭き取ります。

指紋や手汗、演奏中についた汚れなどを拭きとります。キィに過度の力が加わらないようにしましょう。
拭き取りを怠ると銀が変色してしまったり、手汗でキィが錆び付いて動かなくなってしまうこともあります。

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※このとき、クロスでタンポの側面をこすらないよう注意!
クラリネットのタンポはとても繊細です。
お手入れ中のクロスや、演奏中に手・衣服などでこすれることで傷み、破れてしまうこともあります。

7、楽器をケースにしまいます。

ケース内の湿度を一定に保ってくれる『モイスレガート』や、銀の変色を抑えてくれる『Cガード』を一緒に入れることで、楽器の良い状態が続きやすくなります。
ケース内に入れている物がキィを圧迫しないようご注意ください。

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オイルの差し方

※ オイルの差し方が適切でないと不具合の原因にもなります。定期的に調整へ出していただければリペアスタッフが必要な処置をしますので、基本的にはご自身でオイルを使用する必要はありません。

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キィオイル

キィからカチカチと金属音(ノイズ)が聞こえるようになると、オイルが切れているかも知れません。
気になったときにはキィオイルを使いましょう。]
]まずはノイズが鳴っているキィがどこかを、ひとつひとつキィを押しながら探します。
見つけたら、そのキィの端にあるポストとキィの隙間にオイルをほんの1滴差しましょう。
ヤマハのキィオイル用ノズルを使うとピンポイントに差しやすいです。

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オイルを差した後はキィを数回押してオイルをなじませていきます。
(オイルが奥に浸透していきます)]
]キィ表面に残ったオイルはティッシュなどで拭き取りましょう。
余分なオイルがあると汚れや不具合の原因になってしまいます。

ボアオイル

木製管体のひび・割れの予防・乾燥ケアに使用するオイルで、ヤマハから販売されています。
(木製楽器は温度や湿度の影響を受け、管体が割れることもあります。)
季節の変わり目に、ボアオイルを少量染み込ませたスワブを楽器に数回通すことで管内にオイルの薄い皮膜を作り、乾燥を防止します。
オイル塗布に使用したスワブは、洗濯をしてください。]
]※ オイルの量が多いとタンポなどに付着し、不具合の原因になります。]
]当店では木製部分のひび割れ経験がある楽器をお持ちの方に時折ご案内をしておりますが、本来はキィを全て分解した状態でオイルを塗布し、乾燥定着させる時間が必要な作業です。
定期調整をご依頼いただけましたら、必要な時に処置しておりますのでどうぞご相談ください。

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よくある質問

Q.新しいマウスピースを買ってからキィが黒く変色したのはどうして?
A.エボナイト製のマウスピースには、硫黄成分が含まれているからです。

エボナイトはゴムの一種で、硫黄を加えて加工(加硫)されています。
新品のエボナイト製マウスピースはこの硫黄成分が揮発していきますので、銀製や銀めっき製のキィ・リガチャーは化学反応を起こし、硫化(黒く変色)していきます。
この変色は銀磨き剤などを使うことできれいになりますが、きつく変色している場合はなかなか大変な作業になってしまいます。
変色させたくない方は、エボナイト製マウスピースは楽器ケースとは別で保管されることをおすすめします。]
]↓↓元は銀めっき仕上げのリガチャーですが黒く変色しています↓↓

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