【リペアな話】第1回 乾燥肌の救世主!?

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2013年10月29日

こんにちは!
今回はこれからの時期、皆様悩まれる乾燥肌対策をお伝えします!

楽器の乾燥肌対策?

管楽器、特に木管楽器は湿度による調整の変化が大きく、放っておくと、まともに音が出なくなることもあります。
さらにその中でも『木』でできている楽器(クラリネットやオーボエなど)は、乾燥により『割れ』てしまうことがあるのです。

まさしく人間でいう乾燥肌、ヒビ割れなのです!!

割れてしまっても直すことは可能ですが、割れないに越したことはありません。(進行しすぎると直せないこともあります)
では具体的にどうするか。これも人間と同じで、『保湿』してあげるのです。

乾燥肌対策 その1 ボアオイル

皆様はボアオイルというものを一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
「見たことはあるけど、何に使うの?」という方も多いはず。これこそが、『保湿クリーム』なるものです。

ヤマハ「ボアオイル」(クラリネット・オーボエ・ファゴット用)は木管楽器の水分による変形やひび割れを防ぐオイルです。

メーカー 商品名 容量 販売価格
ヤマハ ボアオイル 40ml ¥578

使い方は簡単。普段使っているスワブとは別のスワブを用意します。
演奏後、スワブやクリーニングペーパーで水分をとったあと、用意した別のスワブにボアオイルをしみ込ませ、数回通すだけ。
これで管内全体にオイルが渡り、保湿してくれます。

(1) スワブにボアオイルをごく少量しみ込ませます
※ボアオイルの量が多すぎるとタンポに付着してしまいますのでご注意ください!

スワブにボアオイルをしみ込ませます

(2) オイルをしみ込ませたスワブを数回通すだけ

ボアオイルをしみ込ませたスワブを数回通すだけ


乾燥肌対策 その2 モイスレガート

乾燥肌は『木』の楽器だけではありません

タンポ(またはパッド)を使う全ての楽器にとって、乾燥・過度な湿度は大敵なのです。
タンポも湿度の影響を受けて伸び縮みします。これをくり返すことで少しずつ調整が崩れ、音が出にくくなります。

「少しでも調整が崩れにくい方法はないのか・・・」

あります!!
湿度をある程度、保ってあげれば良いのです。

「湿度を保つなんて難しい・・・」

大丈夫!!
そんなときに便利なのが、モイスレガートというアイテムです。

楽器用湿度調節シート「モイスレガート」(フルート用・クラリネット用)

メーカー 商品名 有効期間 販売価格
プリマ楽器 モイスレガート(フルート用) 無地/西陣 開封時より約2年 ¥1,365
プリマ楽器 モイスレガート(クラリネット用) 無地/西陣 開封時より約2年 ¥2,625

このモイスレガート、とっても優れもので、ケースの中に入れておくだけで湿度を一定(40~60%)に保ってくれます。
乾燥時期だけでなく、湿度が上がる時期にも効果を発揮してくれるのです!!

まだ持っていないという方、絶対に入れておいて損のないものなので、ぜひケースに入れておいてください。
リペアマン断トツでおすすめのアクセサリーです!!

管楽器のお悩み、お気軽にご相談ください

今回は木管楽器中心のお話でしたが、もちろん金管楽器の方も、何か気になることがございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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