ギターの「弦」は音の生命線ともいえる重要なパーツ。
中でもコーティング弦は、昨今多くのプレイヤーから注目されているタイプです。
この記事では、エレキギター用コーティング弦の仕組み、メリット・デメリット、そしておすすめの使い方まで詳しく解説します。
CONTENTS
コーティング弦とは?
コーティング弦とは、弦の表面に特殊なポリマーコーティングを施した弦のこと。
このコーティングが弦を空気中の湿気や汗による酸化から守り、サビや汚れを抑えてくれます。
通常弦とコーティング弦には大まかに以下の違いがあります。
| 項目 | 通常弦 (ノンコート) | コーティング弦 |
|---|---|---|
| 見た目 | 金属の質感そのまま | ややマット サラサラした感触 |
| 耐久性 | 短い (1〜2週間でサビや劣化) | 長い (約3〜6倍長持ち) |
| サウンド | 金属的で明るめ | ややマイルド 滑らか |
| タッチ感 | ザラつくことあり | 滑りが良い フィンガリング快適 |
コーティングの仕組み
弦表面に防錆層や撥水コートを形成し、金属部分が空気と直接触れないようにしています。
一般的には以下の2種類の方式があります。
1.外側コーティングタイプ
→ 弦全体をポリマーで覆う方式。耐久性が高く、指触りがさらさら。(エリクサーなど)
2.内部コーティングタイプ
→ 巻線の隙間にだけコートを施す方式。より自然なトーンをキープします。(ダダリオなど)
コーティング弦のメリット
1.サビにくい・長寿命
弦交換の頻度を減らせます。
2.タッチがスムーズ
フィンガリング時のノイズが減り、滑らかな弾き心地。
3.音の安定性
安定したテンション感とピッチを長く維持。
4.外演奏・汗かきプレイヤーにも最適
屋外イベントやライブ現場で強みを発揮。
デメリット
1.通常弦に比べ価格が高い(1.3〜1.8倍ほど)
2.コーティングによって音質が若干マイルドになる傾向
3.ピックやフィンガーによってはコートが部分的に剥がれることもあります
コーティング弦に興味のある方は一度お試しください!!
店頭商品紹介
HISTORY EH0942C
日本製のハイクオリティエレクトリックギター弦・柔らかな弾きごこちのエクストラライトゲージ・伸びのある豊かな音・全ての弦をコーティングし高耐久性を追求・1〜3弦にはハイカーボンストレート弦を使用 ・4〜6弦には良質なニッケルの巻線を使用・弦によりコーティング材の量を調節し快適な演奏性を実現
¥1,700税込
Elixir 12002 N NANOWEB Super Light
特殊で高度なポリマー技術によって、巻き弦を汗や体の油分、汚れから守り、腐食を防止することで、張り替え当時の高音質をコーティングの無い普通の弦より3~5倍も長持ちさせる革新的な弦。
1997年の発売以来、世界中で数多くのプロ、アマチュアのミュージシャンから絶賛されています。
¥2200税込
D'Addario XTE0942
D’Addario社では、独自の最新コーティング・テクノロジーとこれまでに開発してきたNYSteelといった素材やFusion Twistsのような革新的要素を組み合わせ、実現が難しいと言われてきたノンコーティング弦のようなナチュラルなトーンとタッチフィーリングを併せ持ったロングライフの弦の開発に取り組んできました。
XTシリーズは、独自のコーティング・テクノロジーによってハイカーボン・スチールを芯線とした巻弦とプレーン弦の全てにコーティングを施したことでかつてない長寿命化を実現し、強度、ピッチ安定性、耐腐食性においてこれまでのコーティング弦にはなかった高いパフォーマンスを誇る弦がついに完成しました。
¥1930税込
DR DRAGON SKIN DSE-9 Extra Light 009-042
【コーティング弦の長寿命と、通常弦のようなブライトなサウンドを両立】
巻き弦には巻線のみに、プレーン弦には全体にK3コーティングを施したDRAGON SKIN。
最大の特徴は何と言っても「コーティング感」が薄い事。ノン・コーティング弦と見間違うほどのナチュラルなコーティング技術が魅力です。
ヘクサコアによりコーティングで丸くなりがちなサウンドとのバランスを取り、クリアかつナチュラルなサウンドです。
¥2390税込
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