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「音」と「騒音」の基礎知識
知っておきたい用語
「デシベル(dB)」
音の大きさを表す単位。数字が大きくなればなるほど音が大きくなります。
一般的に人が「うるさい!」と感じるレベルは65dBくらいからと言われます。
お部屋種類 | 理想的dB等級 |
---|---|
書斎、勉強部屋 | 35dB |
寝室、リビング | 40dB |
ダイニング | 45dB |
キッチン | 50dB |
※繁華街や住宅地など、お住まいの地域の環境によって変わります。
騒音レベル | dB等級 | 音源の例 |
---|---|---|
聴力機能に障害 | 105~130 | ジェット機、コンクリート工事、オーケストラ |
とてもうるさい | 85~105 | 地下鉄、滝の近く |
うるさい | 65~85 | パチンコ店、ボーリング場、新幹線車内、蝉の鳴き声 |
普通 | 45~65 | テレビ、水洗トイレ、都心の住宅地 |
静か | 25~45 | 郊外の住宅地、囁き声、衣服が擦れる音、鉛筆の音 |
とても静か | 10~25 | 小さな寝息、雪の降る音 |
楽器 | dB等級 |
---|---|
ドラム | 子供:80~100 大人:100~ プロ:120 |
ピアノ | 子供:70~90 大人:90~100 プロ:110 |
金管楽器 | 100~110 |
木管楽器 | 70~95 |
声楽・ボーカル | 90~110 |
周波数「Hz(ヘルツ)」について
音の高さを表す単位です。周波数が高ければ「キーン」とした耳をつんざくような音に聴こえますし、逆に低ければ「ズーン」とお腹に響くように重く感じます。
また防音に関して言えば、高い音は吸音・遮音しやすく、低い音は吸音・遮音しにくいという特徴があります。
「Dr等級」について
遮音性能(防音性脳)を表す日本工業規格(JIS)の単位。数字が大きくなればなるほど遮音性能が高くなります。
例えば、子供がピアノを練習している部屋(90dB)を防音室にしたところ、隣の部屋ではうるさくない程度の50dBまで下げられたとしましょう。この場合、
90dB-50dB=40
となるため、この防音室の防音性能は「Dr-40」ということになります。
遮音性能 | 効果 |
---|---|
Dr-30 | 壁を隔ててピアノの音が「小声」くらいに聞こえる。 |
Dr-40 | 壁を隔ててピアノの音が「ひそひそ声」くらいに聞こえる。 |
Dr-50 | 壁を隔ててピアノの音がほぼ聞こえない。 |
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