大宮店ギター修理スタッフ山崎の「修理屋さんの覚書 17」ギター購入時のセットアップ。

2022年01月22日

皆様こんにちは。大宮店ギター修理 山崎です。 ここ数日、急に秋が近づいて来ましたね。散歩に出てみたりオシャレしてみたり、私が四季の中で一番好きな季節。とは言えまだまだ厳しい残暑は続く様です。体調にはお気をつけてお過ごしください。 さて、今回ご紹介する内容は、、、 実は私、久しぶりにmy new ge […]

皆様こんにちは。大宮店ギター修理 山崎です。

ここ数日、急に秋が近づいて来ましたね。散歩に出てみたりオシャレしてみたり、私が四季の中で一番好きな季節。とは言えまだまだ厳しい残暑は続く様です。体調にはお気をつけてお過ごしください。

さて、今回ご紹介する内容は、、、

実は私、久しぶりにmy new gear... しまして、、

修理屋さんが新しいギターを買ったとき、先ず何するのか、をご紹介したいと思います。

squier super sonic!

まだタグも保護フィルムもついた新品ほやほやさん。

ブルースパークルが写真映えしますね。。

さて、早速です。

バラバラです。細かいネジ1本に至るまで、ばらばら。

どうか怒られませんように。

プレイスタイルに合わせ、お手入れをして行きます。

先ずはフレット回り。さあフレットを抜いてしまいましょう、、と脳裏によぎりましたが、今回は今打ってあるフレットをそのまま使用しました。

とはいったものの、若干の高さムラや指板への食い付きのムラがありますので整えつつフレットのすり合わせ。量産では出し切れない精度を、手作業ならではの精度で仕上げて行きます。

ついでに指板の角やフレットエッジの造形も整えます。

ナットの溝を整えて、、

各所細かく調整しながら組み込み。このギター、元は2ボリューム仕様だったのですが、トーンを使いたいのでマスターボリューム、マスタートーン仕様に配線も変えています。

完成!!

フレット回りを整えたことで響きが均一化され、またローアクションにも耐えうるようになりました!

と言っても、ガシャっと引き倒す事が多くなりそうなので、弦高もある程度取って置き、コード感を重視したセッティングに。

各所加工精度を高めて組み付けることで、セットアップによる音作りの幅がぐっと広がります。

お店のギターを試奏してみて、見た目は完璧!弾き心地や音がもう少しだけこうだったら、、なんて事が在りましたら、先ずはご相談下さい。

あるいは、通販やオークションサイトで購入された楽器を、弾き始める前にリフレッシュしておきたい!といった依頼も是非!

お客様一人ひとりのお好みに合わせて、最適なセットアップをご案内させて頂きます。

お気軽にご相談下さいませ。

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