【バイオリンインストラクター西尾のブログ】『バイオリン名曲紹介vol.9 映画『紅の豚』より マルコとジーナのテーマ』

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2024年01月21日
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島村楽器 音楽教室
バイオリンインストラクター 西尾 聡子
こんにちは!
バイオリンインストラクターの西尾です。

「名曲紹介」では、「多分有名なはず」「バイオリンを演奏するならこれは知っておいてほしい!」という曲を、独断と偏見と経験と知識による解説を交えつつご紹介してまいります。
バイオリン名曲紹介vol.9
映画『紅の豚』より
「マルコとジーナのテーマ」
数あるジブリ映画の名曲たちの中から、今回は大人向けの映画『紅の豚』の「マルコとジーナのテーマ」をご紹介します。
この映画については、『サクランボの実る頃』や『時には昔の話を』など名曲が揃っていますが、今回はバイオリン映えする曲を選びました。『時には昔の話を』なんかはビオラで演奏しても渋そうですね…!
ジャズでよくやるように、今回はテーマを一周演奏した後、アレンジを一周分演奏してからコーダに入るようにしました。即興ではないのでアドリブ、と言えないのがかっこつかないところですが、当時(2013年くらい?)持ち合わせていた私の音楽性のひきだしにあるあれこれを詰め込みました。即興演奏が苦手な方、アレンジのひきだしが欲しい方の参考になればうれしいです。
ポイント➀「とりあえず主音に帰れればいいや」。途中どんな迷い方をしても、とりあえず調号が合っていてフレーズの終止で主音に帰っていれば綺麗におさまるので、それだけは意識しておかないとですね。
ポイント➁「絶対重音は入れる」。重音はバイオリン演奏の華とも言えると思います。管楽器や歌と差別化できる一番のポイント、入れない手はありません。で、入れるならやはり長音です。フレーズラストの決めが二分音符なので、おあつらえ向きでした。
ポイント③「オクターブ跳躍ってかっこいいよね」。音が横並びだとつまらないので、跳躍は上下問わずちょいちょい入れました。音が跳ぶと発展性があってメロディを続けやすいですね。あんまり多いとまとまりがなくなるので加減が必要です。
ポイント➃「迷ったら無難なアルペジオ」。順次形と比べてメロディアスに聴こえるので、メロディの続きが思いつかない時はとりあえずアルペジオを試しています。これもあんまり多いとマンネリしてくるので転回形にしたり中抜けにしたり、数種類のアルペジオを組み合わせてみるとそれだけでメロディが作れたりします。
しっとりとしたロマンチックな曲なので、ちょっとした場での演奏にも向いているし、慣れない方がアレンジに挑戦するのに扱いやすいんじゃないかな、と思います。ぜひ試してみてください!
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