Digiland Creators 10月 オーディオインターフェース聴き比べ開催しました。

2022年10月23日

こんにちは、Digiland Creator担当の朝倉です。 当店では、2021年よりDigiland Creatorとしての活動を再開し、毎月多くの皆様と作曲やレコーディングの披露会、 DAWソフトにとどまらず、ミキシングやそのソフトのセミナー、アナログモジュラーシンセ試奏会など様々な分野で活動し […]

こんにちは、Digiland Creator担当の朝倉です。

当店では、2021年よりDigiland Creatorとしての活動を再開し、毎月多くの皆様と作曲やレコーディングの披露会、

DAWソフトにとどまらず、ミキシングやそのソフトのセミナー、アナログモジュラーシンセ試奏会など様々な分野で活動しています。

10月のDigiland Creator開催概要

10月は「オーディオインターフェース聴き比べ」を行いました。

オーディオインターフェースって、なかなか比較出来るお店が少ないんです。我々島村楽器内でも、そこまで多くないでしょう。

一方で、スペック表と呼ばれる細かい数字、それこそ「その道」の詳しい人ならいざ知らず、比べたところで初心者の方や、それこそ経験者様でも「???」ってなることが多いんです。

かくいう私も、入社して5年近くになりますが、最初数年は「???」でした。

もう少し日本語で分かりやすく書いて欲しいものです。日本語なんですけど・・・。

加えてメーカー様によって出してる数字と出してない数字がバラバラ、スペックを出すためのテスト環境もバラバラだったりととーっても難しいんです。

じゃあ試そうぜ、ということでやりました。撮れ高が怪しいか・・・?と思いましたが、なんだかんだ面白い内容でした。

オーディオインターフェース聴き比べ使用機材

試したオーディオインターフェースは下記4点。(商品詳細を押すと公式ページにリンクします)

オーディオインターフェースTASCAM US-2x2HR

オーディオインターフェースTASCAM US-2x2HR

コンボジャック マイク/ライン入力を2系統 (ギター入力対応)装備、USBバスパワー駆動。MIDI入出力端子も装備。192kHz対応、オーディオ回路のブラッシュアップでオーディオ性能の向上も実現させ更なる進化を遂げたUS-2x2HR。シンプルで直感的な操作、洗練されたデザイン、充実したバンドルソフトウェアを提供。ループバック機能、OBSにも対応し、生配信やポッドキャストのインターフェースとしても使用できます。

¥21,780税込

オーディオインターフェースUNIVERSAL AUDIO  VOLT 276

オーディオインターフェースUNIVERSAL AUDIO VOLT 276

Volt 276 は、スタジオのようなサウンドでオーディオを簡単に録音したいと考えている方のために生まれました。Volt 276 を Mac、PC、iPad、iPhone に接続すれば、Universal Audio が提供するプロフェッショナルなサウンドになります。

・Mac、PC、iPad、iPhone 対応、24ビット/192 kHz オーディオコンバーターを備える、2イン/2アウト仕様のデスクトップ型 USB 2.0 オーディオインターフェイス。
・ビンテージ・マイクプリアンプ・モードを装備。クラシックな UA チューブプリアンプの豊かで充実したサウンドを得ながらレコーディングが可能。
・UAのアイコン : 1176 をベースにし開発された 76 Compressor によって、ボーカルや楽器などのソースに瞬時にクリアさとパンチを付加可能。

¥40,700税込

オーディオインターフェースAudient  id14mkⅡ

オーディオインターフェースAudient id14mkⅡ

あなたのレコーディングを次のステージへレベルアップさせるiD14mkIIは、コンパクトでスタイリッシュな筐体にプロのオーディオパフォーマンスの技術を凝縮したオーディオインターフェイスです。

iD14mk II のコンバーターは、ADC:120dB(DAC:125.5dB)という優れたダイナミックレンジを誇り、ミックスをより正確に聴くことができます。細部にわたるニュアンスやオーディオが持つあらゆるサウンドの要素も逃しません。この高い精度により、レコーディング作業がよりスムーズに進められ、プロフェッショナルなミキシングが体験できます。

¥47,300税込

オーディオインターフェースApolloTwinUSB Heritage Edition

オーディオインターフェースApolloTwinUSB Heritage Edition

クラス最高レベルの解像度とリアルタイムの UAD プロセッシングによって、Apollo Twin USB はデスクトップでの音楽制作システムの新たなスタンダードを確立します。

・数多のヒットレコードで聞くことができる、ワールドクラスの Apollo A/D D/A コンバージョンを通してのレコーディング。

・規模に合わせて UAD-2 PCIe DSP アクセラレーター・カード、UAD-2 Satellite FireWire、UAD-2 Satellite USB を増設し、より強力なミキシング・パワーを実現。

・Teletronix LA-2A や 1176 コンプレッサー、Pultec EQ や 610-B プリアンプ等を駆使してのミキシング*。

・Neve、API、Manley といったプリアンプを再現する Unison テクノロジーを活用したニアゼロレイテンシーでのトラッキング*。

¥162,800税込

本当はもう2点ほど試す予定でいましたが、思ったより1点1点充実したテストになったので割愛しました。また次の機会に試します。

オーディオインターフェース以外の視聴環境として用意したモニタースピーカー、マイクは下記2点。

モニタースピーカーKRK  V6S4

モニタースピーカーKRK V6S4

ツィーター,ウーファー共にKevlar®を採用したカスタムユニットを使用しています。これにより,スイートスポットが見つけやすく,美しいイメージングを提供します。また音色に不要な特徴を加えることなく、非常にスムーズな中音域と引き締まった低音域,クリアな高音域を再生します。

KRKオリジナルのClass-Dバイアンプは,非常に優れたトランジェントを有しており,110dBに及ぶ音圧を再生します。KRK独自の設計で最適化されたフロントのバスレフポートは,部屋の反響による音像の干渉を除去し,部屋のどの場所においても問題なく再生が可能です。
DSPによるEQのプリセットは,個人の好みの音色に再生するだけでなく,部屋や置き場所による音質の調整にも非常に役立ちます。

¥81,950(1本)税込

コンデンサーマイクAKG  C414XLS-Y4

コンデンサーマイクAKG C414XLS-Y4

歴代のC414の中でも最も評価が高い「C414B ULS」の音質を忠実に再現。極めてフラットな特性で、原音の微細なニュアンスもありのままに収音。

2枚のダイヤフラムを近接して平行に配置したデュアル・ダイヤフラム構成により、近接効果の影響を最小限に抑制。全帯域に渡ってクリアな収音が可能。
トランスレス回路や高品位な実装部品、オールメタルシャーシなどの採用で、外来ノイズや温度、湿度等による影響を低減。6dBの極めて低い等価雑音レベルを実現し、微細な音声信号も余すことなく収音。
最大音圧レベルは140dBに達し音圧の高い音源にも対応。4段階切り替え式のパッドも装備。
指向性は9段階から選択でき、使用環境に応じた最適な設定が可能。

¥137,060税込

聴き比べ会詳細

まずは純粋な音楽聞き比べ

まずは「純粋な出音」を聞き比べする為、パソコン内の音楽を作曲ソフトに読み込ませた後に、随時オーディオインターフェースを切り替えていきます。

「切り替えたいタイミングでオーディオインターフェースを物理的に繋ぎ変える」という、デジタル社会にあるまじきアナログ手法でやりました。冷静にもっと良い方法がありますので、次回は必ずそうします。後半はもうタイムアタックみたいなスピード感でした。慣れです。

ハードロックな音楽をひたすら繰り返して聴いていましたが、同じクラスのid14mkⅡとVOLT276の違いはそこまで分からず。しかし16万するApolloTwinはさすが。キックの音が全くつぶれておらず、貫録を見せつけてきました。

マイクでアコースティックギターの音を録り、エレキギターの歪みを見る。

ひたすらハードロックな音楽を繰り返してノイローゼ寸前でしたので、今度はアコースティックギターをマイクで録音。優しいアコースティック音が耳に優しいです。飲酒後の味噌汁のような気分になります。勿論マイクの接続先は各オーディオインターフェース。

これは各インターフェースの特徴が出ました。特にやはり、先ほど「違いがわかんねぇ・・・」となった同価格帯インターフェースに関しても、音のキレや低音の厚みなど、大きな特徴が出ておりました。

マイクでの録音は、インターフェースによって「キャラクター」が大きく変わるものです。スペック表では分からない世界です。

エレキギターは主に「ノイズ比率」を確認。歪み方のキャラクターはもちろん違うのですが、それよりも「ノイズ」がここまで違うんだな、と。AD/DAコンバートだの、THD+Nだの、文系の大学を卒業した朝倉はそんなもの食べたことはないのですが、やはり実際に比べることが一番の近道ですね。

次回予定、ご日程

次回は 11月23日(水)19:00~20:30 となっております。

いつもは第三水曜日に行っておりますが、諸事情により11月のみ第四水曜日となります。ご注意ください。

次回内容は決定次第更新いたします。2年近くやっていると時たまネタ切れを起こしますが、だいたいなんとかしてますのでご安心ください。

その他、12月21日(水)は楽曲視聴会を予定しております。

いずれも、全て1つずつ独立したイベントとなっていますので、「前回参加していないからな・・・」という方でも全く問題ありません。皆様毎回「初参加」のような気持ちで楽しめる内容ですので、ご興味あるお方はこちらよりご案内致します(公式HPへ)。是非沢山のご参加、お待ちしております。

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