【宮下BLOG】vol.29『タファネルとゴーベールについて』

2025年07月10日

フルートインストラクターの宮下です。 今回のブログはいつもと違い、2人のフルーティストについてまとめてみました!ぜひご覧ください! CONTENTSフルート奏者であり指揮者、作曲家の2人「タファネル&ゴーベール 17のメカニズム日課大練習」についてまとめインストラクター紹介フルート奏者であり指揮者、 […]

フルートインストラクターの宮下です。

今回のブログはいつもと違い、2人のフルーティストについてまとめてみました!ぜひご覧ください!

フルート奏者であり指揮者、作曲家の2人

Paul Taffanel(ポール・タファネル)

フランス出身。「フルートの父」とも呼ばれる近代フルート奏法の礎を築いた人物です。数多くの弟子(ルイ・フルーリー、フィリップ・ゴーベールなど)を育てました。タファネルが作る音楽は、技巧や速いパッセージが重視されていたフルート演奏に、歌うようなフレージングや表現力、豊かな音色を求める近代的な美学を導入しました。

有名な楽曲

  • 「魔弾の射手」による幻想曲
  • 「ミニヨン」によるグランド・ファンタジー
  • 「フランチェスカ・ダ・リミニ」による幻想曲
  • アンダンテ・パストラールとスケルツェッティーノ

                    etc...

Philippe Gaubert(フィリップ・ゴーベール)

フランス出身。19世紀末から20世紀前半のフランス音楽界で特に有名なフルート奏者です。指揮者や作曲家、どの分野でも当時一級の仕事人。フランクやドビュッシー、ラヴェルの音楽を取り入れ、フランス近代音楽らしい繊細なハーモニーや色彩豊かな和声、優美な旋律が特徴です。

有名な楽曲

  • フルートソナタ2番、3番
  • バラード
  • ノクターンとアレグロ・スケルツァンド
  • ロマンス

                    etc...

「タファネル&ゴーベール 17のメカニズム日課大練習」について

タファネルとその教え子のゴーベールによって書かれました。17種類の課題を10個のアーティキュレーションで行い、根気強く取り組むことが必要とされています。現在も世界中のフルーティストが練習で使用している伝統ある教則本です。

どう使っていくの?

メトロノームをしっかり使ってテンポをゆっくりから始めていきます。一気に色んな課題を練習していくのではなく、今必要な課題を絞って練習していくのがポイントです!音程も正確にとっていくことも大事ですね!

まとめ

他にも有名な作曲者や、世界のフルーティストがたくさんいます!フルートを演奏するだけでなく、作曲者の時代背景や作風、音楽も勉強していくと自分の演奏力アップに繋がります♪

インストラクター紹介

フルートインストラクター宮下 莉奈(みやした りな)

フルートインストラクター宮下 莉奈(みやした りな)

【プロフィール】
宮城県出身。上野学園大学音楽学部音楽学科演奏家コースフルート専門卒業。仙台フルートコンクール第2位受賞。フルート協会主催のフルートデビューリサイタルに出演。これまでにフルートを三上 明子、安原 三保子、荒川 洋、荒川 健秀の各氏に師事。ピアノを千野 宜大、荒川 幸子の各氏に師事。
室内楽を曽根 麻矢子、松崎 裕、野口 博の各氏に師事。
ソルフェージュ・オカリナ・キーボードレッスン兼任

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