皆様こんにちは❕電子ピアノ・キーボード担当の古森(こもり)です❕ 前回に引き続き、電子ピアノとキーボードの違いについてご案内いたします! 今回は表現力と音について。 鍵盤ばかりに注目してしまいがちですが、耳を育てるためには音の質が重要なのです❕ 前回の内容はコチラから。 CONTENTSピアノ演奏に […]

電子ピアノとキーボード🤔何が違うの❓表現力と音編🐕💨

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公開:2025年12月29日

更新:2025年12月29日

皆様こんにちは❕電子ピアノ・キーボード担当の古森(こもり)です❕

前回に引き続き、電子ピアノとキーボードの違いについてご案内いたします!

今回は表現力と音について。

鍵盤ばかりに注目してしまいがちですが、耳を育てるためには音の質が重要なのです❕

前回の内容はコチラから。

ピアノ演奏における表現力とは

楽譜通りに演奏するだけでは単調な演奏になってしまいます。

レッスンで先生から教えてもらうのは、楽譜の読み方だけでなく、楽曲が作られた背景、作曲者が込めた思い、それらを指先でどう表現していくのか、です。

激しい曲はただ強く弾けばいい、穏やかな曲はただ弱く弾けばいい、というわけではありません。

強さだけでなく、速さ、深さ、長さ、繊細なタッチで演奏をします。

繋がりや、間、重なり合う音色、全てに意味があるのです。

あなたが楽譜を通して読み取った、作曲者の思いと経験を聴衆に向けて伝える技能こそが、表現力なのです。

電子ピアノとキーボードの再現性

突然ですが、皆さん。カメラはお好きですか?

私は先日ミラーレス一眼を購入しました(*^-^*)

カメラに関してはまだまだ全く詳しくないのですが、一眼とインスタントカメラで撮った写真って、同じ場面・瞬間を映していても、解像度が大きく違いませんか?

一眼で撮ると、柔らかさや暖かさ空気感など、質感が繊細に映し出されています。

一方、インスタントカメラで撮ると、誰が撮っても雰囲気が出ますが、細かい質感までは見えません。

この違いが、電子ピアノとキーボードにおける表現の幅の違いと似ているのです。

 

例えば、普段自宅で使っているカメラがインスタントカメラだとして、大事な場面でだけ一眼を借りて使うとしたら、撮りたい場面を満足に切り取ることができるでしょうか。

撮りたい風景、一瞬の表情を繊細に写すため、最適な設定でこだわりの1枚を残したくないですか?

そのためには一眼に慣れる必要があります。

普段から使用することで、使い方を覚え、場面に合った設定を選べるようになります。

 

これを楽器の話に戻しましょう。

一眼はアコースティックピアノ、インスタントカメラはキーボード。

流れるような優雅さも、突き刺すような激しさも、キラキラと輝くような華やかさも、あなたの思うままに鳴らすことが出来るアコースティックピアノ。

それは音量だけでなく、繊細な音の質の変化さえも表現することが出来るのです。

 

では、キーボードではどの程度表現が付けられるのでしょうか。

キーボードで表現できる幅とは、音量の差になります。

弱く弾いたから小さくなる、強く弾いたから大きくなる。音の質自体には変化がないのです。

なので、だれが弾いても綺麗に聞こえますが、なんだか単調で感情の見えない演奏になってしまいがちです。

 

では、電子ピアノではどうでしょうか。

弾いた時の強さだけでなく、速さ・深さに応じて、同じ歯切れのいい音でも、繊細な音色からダイナミックな音色まで弾き分けることが出来ます。

弱く弾くなかでも、跳ねるような音なのか優しい音なのか、色々な音を出せるようになっています。

それを可能にしているのがモデリング技術です。

(カメラで例えるなら電子ピアノはデジカメあたりでしょうか☺)

モデリング

電子ピアノを探そうとすると、"モデリング"という言葉が頻繁に出てきます。

モデリングとは、奏者のタッチによって変わるハンマーやダンパーの弦への当たり方など、ピアノの内部機構の動きによる音色変化まで忠実に再現する技術の事です。

そしてもうひとつ。サンプリングという言葉もよく耳にしますね。

サンプリング音源は、アコースティックピアノの音色を一音一音丁寧に録音して、搭載しています。

どちらもアコースティックピアノの音色を搭載しているので、華やかで美しい音色を楽しむことが出来ます。

しかし、決定的な違いがあります。

それが、共鳴です。

そもそも、ピアノは複雑な構造をしている為、弾いた音によって共鳴する部分があります。

共鳴は強弱や速さ、音の長さによっても変わるので、弾くだけでも色々な表情があります。

サンプリング音源は1音1音を忠実に再現しますが、モデリング音源はこの共鳴部分も計算した音を出すことが出来るのです。

その為、音色がリアルタイムで変化していき、指先の僅かなタッチの差を音色に反映することが出来るのです。

(例えるのなら合わせ調味料で料理をするのと、人の好みに合わせて分量を調整して作るか、とかですかね🤔)

まとめ

いかがでしたでしょうか。

鍵盤ももちろん大事ですが、音色の質にもこだわって選んでいただけるとよいのではないでしょうか。

"表現できる幅"という、目には見えない違いなので、なんとなく想像していただけたら幸いです(^^♪

厳密にいうと少し違う部分もあるかとは思いますので、気になる点がございましたらぜひご指摘くださいませm(__)m

ではまた次の機会に👋

古森(こもり)

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