![こんにちは。小田原店DTM担当の相馬です! 「DTMを始めたい」「もっといい音で音楽を聴きたい」と思ってモニターヘッドホンを探し始めると、必ずぶつかる壁があります。 それが、「密閉型(クローズド)」と「開放型(オープンエアー)」どっちを選べばいいの問題です。 スペック表に必ず書いてあるこの言葉。実は […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/odawara/wp-content/uploads/sites/214/2025/12/20251207-img_5787.jpg)
モニターヘッドホンの『密閉型』と『開放型』って何が違うの?楽器店員がオーテクの名機で解説!
こんにちは。小田原店DTM担当の相馬です!
「DTMを始めたい」「もっといい音で音楽を聴きたい」と思ってモニターヘッドホンを探し始めると、必ずぶつかる壁があります。
それが、「密閉型(クローズド)」と「開放型(オープンエアー)」どっちを選べばいいの問題です。
スペック表に必ず書いてあるこの言葉。実はここを間違えると、自分の用途に合わず、後悔してしまうことも……。
そこで今回は、楽器店員の視点からこの2つの決定的な違いを解説します!
比較のために、世界中のスタジオで使われているオーディオテクニカの超定番モデル、
「ATH-M50x(密閉型)」と「ATH-R50x(開放型)」にご登場願い、その特徴を紐解いていきましょう。
① 構造がまるで違う!
一番の違いは、イヤーカップ(耳を覆う部分)の外側の作りです。
【密閉型(Closed-back)】
その名の通り、イヤーカップの外側がプラスチックや木材などで完全に塞がれています。音が外に逃げないよう、壁を作っているイメージです。

【開放型(Open-back)】
イヤーカップの外側がメッシュや網状になっています。ハウジングの向こう側が透けて見えるような作りで、空気や音が通り抜けるようになっています。

② 「音の聴こえ方」の違い
構造が違うと、音の響き方が大きく変わります。
【密閉型(ATH-M50x)の音】
特徴: 音が耳のすぐ近くで鳴るような、力強くダイレクトなサウンドです。
低音: 逃げ場がない分、ドスンという低音の迫力がしっかり出ます。
イメージ: 「防音室」の中で、高性能なスピーカーを目の前で鳴らしている感覚。
【開放型(ATH-R50x)の音】
特徴: 音が外に抜けていくため、広がりがあり、こもらない自然なサウンドです。
低音: 量感は控えめですが、見通しの良いスッキリとした鳴り方をします。
イメージ: 「広いコンサートホール」や「野外」で音楽を聴いているような開放感。
③ 「音漏れ」と「遮音性」の違い(超重要!)
ここが選ぶ時の最大のポイントです。用途に合わせて選ばないと事故になる可能性があります。
【密閉型(ATH-M50x)】
音漏れ:しない。 大音量で鳴らしても、外にはほとんど聞こえません。
遮音性:高い。 周りの雑音(エアコンの音や話し声)をシャットアウトして、音に集中できます。
★こんな人に最適
・マイクを使ってボーカル録音(レコーディング)をする人(音漏れがマイクに入らない!)。
・電車の中やカフェなど、外で使いたい人。
・音の細かいノイズチェックをしたい人。
【開放型(ATH-R50x)】
音漏れ:盛大にする。 聴いている曲は周りの人に丸聞こえになります。
遮音性:ない。 インターホンが鳴ったり、家族に呼ばれたりしてもすぐ気づけます。
★こんな人に最適
・自宅でミックス・マスタリングなどの調整作業をする人。
・静かな部屋で、長時間高音質を楽しみたい人。
・「聴き疲れ」や「蒸れ」を防ぎたい人(空気が通るので涼しい!)。
まとめ
「結局どっちがいいの?」と迷ったら、マイクに向かって声を出す(録音する)かどうかで決めるのが一番の近道です。
録音するなら、迷わず密閉型の「ATH-M50x」。
録音はせず、ミックスやリスニングでの快適さをとるなら開放型の「ATH-R50x」。
当店では両機種とも試聴機をご用意しています。
「密閉された空間の濃い音」と「開放された空間の自然な音」、ぜひ店頭で聴き比べてみてください!
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