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本記事では、ウクレレを買う前に知っておきたい知識をご紹介いたします。
前編では、ウクレレの基礎知識についてご紹介いたします。
〇目次
ウクレレってどんな楽器? |
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ウクレレの種類 |
+サイズの違い +形の違い +チューニングの違い +ピックアップ搭載 +弦の違い |
ウクレレの選び方 |
+最初の一本は? +木材の違い +合板?単板? +どのサイズを持てばいいの? |
ウクレレってどんな楽器?
ハワイ生まれの小さな弦楽器です。4本の弦が張ってあるのが一般的なウクレレです。ナイロン弦が張ってあり、押さえ易くやわらかいサウンドが特徴です。主にメロディにあわせてコードを奏でる伴奏楽器なのですが、ジェイクシマブクロさんのようにソロ弾き(メロディと伴奏を一人で行なうこと)も可能です。入りやすく、しかしながら奥の深い楽器です。
ウクレレの種類
大きさや形、様々な違いがあり、それぞれ特徴があります。主な違い、特徴をご案内いたします。
サイズの違い
ウクレレは、ボディの大きさによって何種類かに分類されます。一般的に、ソプラノ、コンサート、テナーの3種類が主に展示、販売されていることが多いかと思います。
(ソプラノよりも小さいベビーウクレレ、テナーサイズより大きいバリトンなどもあります)
ソプラノ
これから始める方にオススメできる、最もポピュラーなサイズ。手の小さい方にも弾きやすく、コロンコロンとした軽快でかわいらしいサウンドが特徴です。ハワイアンソング等の伴奏で多く使われています。
コンサート
ソプラノサイズを一回り大きくしたサイズ。ソプラノよりもサウンドに深みがあり、ソプラノでは物足りないという方や、メロディーを演奏するソロ・ウクレレを中心に弾きたいという方にもオススメです。ネックが長いので手の大きな方はこのサイズから始める方も少なくありません。
テナー
コンサートサイズをさらに一回り大きくしたサイズ。本場ハワイでは定番のサイズで、多くのプロの奏者に愛用されているサイズです。大きなボディサイズ特有の音の奥行が生まれ、表現力豊かに演奏することが出来ます。弦のテンション(張り)が強いのでウクレレ経験者、二本目以降のご検討をされている方にオススメです。
形の違い
スタンダード
ギターのようなくびれのあるボディ形状。締りのある音質により、コード弾きからソロウクレレまで幅広く対応します。
パイナップル
くびれが無い分ボディの容量が大きくなります。角の無いふくよかなサウンドがコードストロークを際立たせます。
カッタウェイ
ボディの片側がえぐれている形状です。ピックアップ内臓のタイプに多く、ハイポジションが弾きやすく、高音部を使う事の多い曲、ソロウクレレに向いています。
チューニングの違い
ウクレレのチューニングは基本的には4弦(G)・3弦(C)・2弦(E)・1弦(A)となっています。(バリトンではE/A/D/Gという並びになっています。)
ドレミでいうと「ソ・ド・ミ・ラ」という並びになっていますが、音を聞いてみると特にギター経験者さんなんかは違和感を感じると思います。チューニングの説明を以下致します。
基本的なGCEA
この五線譜を見てピンッとくる方は音楽経験者かと思いますが、そうなんです。ウクレレのチューニングは音の低い順に並んでないのです!!
由来としては本場ハワイでは家族で集まり踊ったり唄ったりする際に用いられるウクレレ。そこで波の音に打ち消されない高い音が、ハワイでは好まれたということらしいですね♪※諸説あり
Low G
Low Gチューニングとは通常のチューニングを低い順になるよう4弦を1オクターブ低いくしたものです。通常の弦とは異なり、4弦のみ太いナイロン弦や金属の巻弦が使われます。
Low Gを張ったウクレレはギターでいう5フレットカポの1~4弦と同じ音階となりますのでギター経験者さんはこちらの方が馴染みやすいかもですね♪
ピックアップ搭載
ピックアップとは音の振動を拾い、電気信号に変える機械です。つまり、ピックアップが搭載されているウクレレはケーブルを繋ぐことでアンプから音を出力することが出来ます。そもそものサイズが小さいウクレレですがピックアップ搭載であれば音を大きくしたり、音にエコーなどの効果を付ける事が簡単に出来ます。
弦の違い
『弦』はウクレレを演奏する上で無くてはならない重要な要素ですが、多くの方がウクレレには拘っても弦にはそこまで拘りが無いのも事実です。
弦の素材や、太さ(ゲージ)、メーカー、構造により今お持ちのウクレレのサウンドが劇的に変化します。
ナイロン弦
一般的によく使われるのが「ナイロン弦」。押さえやすいのが特徴で、初心者の方はまずこの弦からスタートすることがほとんどです。
音はクリアというより、やわらかい感じの音がでます。
主なメーカー | FAMOUS |
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ナイロン弦には、さらにクリアタイプとブラックタイプがあり、一般的にクリアタイプは素直な柔らかめな音、ブラックはクリアタイプの弦より低音が出やすくメリハリのある音が特徴。
FAMOUSの弦についてはこちら
フロロカーボン弦
フロロカーボン弦とは、釣り糸と同じ素材でできた弦でプロもよく使っています。
ナイロン弦より硬く伸びにくいのが特徴。
細めなので押さえやすく音量もよく出ます。
つややかな高音を出したい方におすすめの弦と言えるでしょう。
主なメーカー | WORTH,MARTIN |
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フロロカーボン弦も、クリアタイプと黒色や褐色の色がついたタイプがあり、
クリアタイプはクリーンなヌケのある音、色がついたタイプは
ちょっと太めの音が出る弦が多いという違いがあります。
WORTHの弦についてはこちら
ナイルガット弦
人工的にガット弦に近い音が出るように作られた弦です。
ガット弦とは、羊など動物の腸から作られた弦のこと。
かつてのクラシックギターの弦はガット弦が用いられていました。
ただガット弦は耐性があまりなく温度変化に弱いことが難点。
その点ナイルガット弦は強度があり、温度変化にも強いという利点があります。
ガット弦ではよくある音の不安定さもなく、音質もよいと評判の弦です。
主なメーカー | Aquila |
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Aquilaの弦についてはこちら
太さの違い
弦によって太さ(ゲージ)が異なります。
細い弦は押さえやすく高音が響き、どなたでも弾きやすいのが特徴。
太い弦はちょっと押さえにくい場合がありますが、音量も大きくなり迫力も増します。
ウクレレ選びのポイント
お求め易いもので2,000円前後、高価なものだと500,000円を超えるようなものまであるウクレレ。
手軽さが魅力の一つであるウクレレですが安価なウクレレはチューニングが安定しない、音程があんていしないなど演奏に支障のある場合もございます。また、音の出方も比べると特に低音の鳴りに差を感じることが多く、いわゆるソロウクレレを演奏するには物足りなさを感じる場合も多くなるかと思います…!
最初の一本目としては・・・
価格としては少なくとも¥10,000以上のもの、出来れば30,000~50,000くらいのものを選んでいただくのがベター。
とはいえ、ウクレレに興味があるのに始められないのが一番さみしいので個人的にはご予算内で一番良いウクレレを選んでもらうようにしています。
木材の違い
コア材
歯切れがよく、明るく軽快なサウンドが特徴。ウクレレといえばというくらい代表的な木材で、多くの方がイメージするウクレレサウンドです。
厳しい規制がある為、非常に稀少な木材となっています
マホガニー
柔らかく、伸びのあるサウンドが特徴。ギター等にも使用される木材で、非常にコストパフォーマンスの高い木材。
低コストでハイスペックをご希望される方にもオススメです。
その他
ウクレレにはメイプル・オヴァンコール・スプルース…etc.上げたらきりがないくらい沢山の木材が使われます。
コア材とマホガニー材が最も使われる木材ではありますが、その他の木材もご紹介いたします♪
メイプル
北米産カエデ科広葉樹=ソフトメイプル、落葉広葉樹=ハードメイプルがあり、木質が似ている材をメイプルと総称。
非常に硬くて音の反響も大きく、歯切れの良い音色が特徴です。
スプルース
マツ科の針葉樹。白から淡い黄褐色のシトカスプルースは、柔らかいわりに強度があり、硬質なはっきりした音色。
楽器では表板に使用され、サイド、バックにローズウッド材やハカランダ、メイプル、コアなど硬い材と組み合わせることが多く、バランスの良いサウンドが得られます。
オヴァンコール
マホガニーに似た粘りと暖かみのある音質が特徴。
またローズウッドにも似た煌びやかさも併せ持つ、
近年主流となりつつある木材。
合板?単板?
木材の種類をご紹介しましたが、実は木材の作りの違いというのもあります...。
耳にしたことのある方もいらっしゃると思いますが、合板と単板という違いがあります。
合板
上下板を重ねて加工した木材となっています。
特徴
- 板があまり振動せず全体的に落ち着いた響き。
- 板自体が頑強になる為、楽器本体が丈夫。
- 低価格な楽器によく使われます。
単板
一枚板をそのまま使用します。
特徴
- 板が良く振動し、音の響きが豊か。
- オール単板と呼ばれる作りは一般的には「良い楽器」となります。
- コストがかかる為、お値段自体も上がります。
トップ材(ボディの表の板)のみ単板で作られているウクレレなどもあります♪
「良い楽器」「ワンランク上」のウクレレをお考えの方は単板のものを選んでみてはいかがでしょうか!
どのサイズを持てばいいの?
ウクレレ選びの第一はホールド感。体にマッチすれば安定感が増し、演奏も快適に。
ボディのサイズやネックの長さ、スケール幅(フレット間隔)などをぜひ体感し、
ご自身の腕の中にすっぽり納まり、運指しやすい安心なサイズをお選びください。
ポイント
- 体格
- リーチ(腕の長さ)
- 手や指の大きさ、長さ・太さ
- 弦楽器経験者か初心者か?
- ウクレレを脇にさす
- 水平になるよう構える
- 人差し指で弾いてみる
- 人差し指が12フレットあたりに来るサイズが弾きやすいサイズです!
後編では、メンテナンスについてご紹介いたします。
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