![こんにちは。管楽器担当の渡辺です。 今回は専門スタッフがモデルやメーカー、お客様の疑問にお答えつつ、なるべく間違いの少ないように丁寧に楽器選びのお手伝いをさせていただきます。 [!![#what:title=トロンボーンとは?]]]!!] [!![#how:title=トロンボーンに詳しくなろう!] […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/narita-a/wp-content/uploads/sites/33/2020/08/20200829-img_3695.jpg)
こんにちは。管楽器担当の渡辺です。
今回は専門スタッフがモデルやメーカー、お客様の疑問にお答えつつ、なるべく間違いの少ないように丁寧に楽器選びのお手伝いをさせていただきます。
トロンボーンとは??
今皆さまが見かける形になったのは18世紀ごろといわれています、
フランスで剣を抜く行為に似ているところから
サクブットと言われているのが語源と言われております。
クラシック・ジャズ・吹奏楽に止まらず、野球応援や最近ですとロックにも使用されているのを見かけます。
名曲を言ったらきりがないですが、
ヴェートーベン交響曲第5番やボレロのソロは鳥肌物です。
※歴史に関しては諸説あり。
YAMAHAにトロンボーン解体全書という記事がございます。興味のある方はぜひご覧ください。↓↓↓
https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/trombone/
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Q:楽器は購入しないといけないの?学校の楽器ではダメ?
A:できればご自分のマイ楽器購入をオススメします♪楽器をお持ちの方は
圧倒的に楽しく上達できます!
理由①楽器を大切に扱います!
つまり良いコンディションで練習が出来る!という事です
理由②学校、団体以外でもお家などで練習が出来ます!
学校保管だと貸出し依頼するなど手間がありますが、自身で持っていればどこででも、何時でも練習でき、
練習時間の確保が容易です!
どの様なメーカー、皆様が持っている選び方の疑問を紐解いていきたいと思います。
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Q:買うのなら高い楽器じゃないとダメなの?
A:そんなことは無いです!低価格帯の特徴として「誰でも吹きやすい」「お求めやすい」という2点があります。
ですが……買い替えを前提として購入して頂きたいです。。
何故かというと
音に物足りなくなったり、楽器が演奏についていけなくなってしまうからです。
(本当に起こります)
例えると制服など買う際に、身長の成長を鑑みて購入するのと同じで、演奏技術の向上を見据えて購入をおすすめします。
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必ず複数メーカー吹き比べて、相性や好みを確かめましょう!!
まだ吹くのが難しい方、始めたばかりの方は、お店の専門スタッフに代わりに吹いてもらっても良いですね♪楽器選び、全力でサポート致します!
トロンボーンをお選びするときに大切な事(楽器以外について)
※用語が分からない方にも向けて専門用語は可能な限り少なく書いています。
必ず吹き比べをしましょう!!
お値段やメーカーなどで「コレ」と決めてしまっては少し。いやかなり
もったいないです。
かならずお客様の「手になじむ」楽器はあります。
同じメーカーでも機構や重さで持ちやすさが変化します。
最低でも2~4本ほどの中から選んでほしいです。
「どれを選んだら良いかわからない」
管楽器専門スタッフが一緒に最適な楽器を選定致します。
良い環境で試奏しましょう!
「良い環境」というのは、
①静かな
②広い
③緊張しない
の3つの要素からなると思っています。
イオンモール成田店ではご予約いただけた際には、
この三つが揃ったお部屋を準備いたします。
当日にご来店された場合ですとお部屋が空いていない場合もございます。
お気軽にお問い合わせください。
マウスピースを選びましょう!
楽器と同時にマウスピースも選びましょう!
付属している楽器が殆どですが、自分に会うものを選ばないと折角の楽器のパフォーマンスも発揮できません。
ここからが本番!トロンボーンに詳しくなろう!
トロンボーンの種類をまず知ろう!
サイズを見てみよう!
テナー |
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![]() |
最もシンプルなトロンボーン。他の種類に比べ、 管が細いのでシャープで明るい音が特徴的です。 ビックバンドやジャズ向け。 |
テナーバス |
![]() |
テナーに『(※)F管』を追加したトロンボーン。 テナーでは出せなかった一部の低音が出るので、 厚みのある豊かな音色が特長です。 吹奏楽やオーケストラ向け。 |
バス |
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テナーバスより更に太い管・大きいベルで、低音に 特化しています。ジャンルを問わず、最低音パート を担当するときに使用されることが多いです。 |
どれを選べばいいの?
トロンボーンは主にこの3種類が使われていることが多いのですが、これから始める方はまずテナーかテナーバスを選ばれると良いと思います。ビックバンドやジャズなどで演奏される方はテナー、吹奏楽やオーケストラなどで演奏される方であればテナーバスがおすすめです!特に吹奏楽ではあらゆる楽曲を演奏する機会が多く、『幅広い音域で演奏できる』『太く豊かな音色でハーモニーも綺麗に作りやすい』という点からテナーバスが人気です。
(※)F管について
テナートロンボーンにF管と呼ばれる管を追加したことで、低音域を拡大した楽器です。
このレバーを押すと・・・
B♭管(メインの管のことです)からF管に変わります。F管を使うことで、遠いポジションを使わなくても演奏が可能になるという利点を獲得したものです。その点で、初心者や小柄な人にも向いている楽器といえます。
選ぶ際の5つのポイント
ボアサイズ |
ベルの材質 |
表面処理、仕上げ |
ベルの加工方法 |
F管の巻き方 |
ボアサイズ
ボアというのは管の円周部分の直径のことをいいます。ボアのサイズによって、息の量や抵抗感に変化があり、音色が変わってきます。直径の小さなものほど必要な息の量が少ないために吹きやすく、音色は繊細でしっとりとしたものになります。逆にボアのサイズが大きくなると、息の量も必要となり音色と音量ともに豊かで華やかなものとなります。
ボア | 特徴 |
---|---|
細管 | 明るい音で、デリケートな高音が出しやすく、どちらかといえば独奏に向いています。ジャズやポピュラー奏者にも好まれています。 |
中細管 | 比較的新しいタイプで、太管と細管の中間的存在です。オーケストラの第一奏者や、太めの音を求める吹奏楽に適しています。 |
太管 | 合奏において音量豊かにハーモニーを作るのに適する音色で、大編成オーケストラ奏者に好まれています。近年、吹奏楽でも多く使われます。 |
デュアル | スライドの中管のサイズが上下管で異なる事をいいます。上管よりも下管の方が多少太めになっています。これにより、音色や音の広がり、柔軟性などが微妙に変化します。 |
どれを選んだらいいの?
最初に説明した『テナー』『テナーバス』『バス』のそれぞれの管の通称がこのようになっています。
テナー | 細管・中細管 |
---|---|
テナーバス | 中細管・太管 |
バス | 太管 |
テナー、テナーバスに関しては好みもあるのでお好きなものを選んでいただくのも一つですが、
太管がおすすめです!
管が太くなると抵抗感が増し、より多くの息が必要になりますが、厚みのある音を作り出すことが出来るので、太管を愛用されている方が多いです。
ベルの材質
管楽器の音色は、管によって形づくられる空気柱の振動のあり方(波形)によって決まるので、単に楽器の形状や管の長さだけでなく、振動する管の材質によっても音色が微妙に異なります。トロンボーンなど、金管楽器の管体には古くから真ちゅう(ブラス)が用いられています。真ちゅうは銅と亜鉛の合金で、加工がしやすく、耐蝕性が鉄などより優れています。また、見た目の美しさも真ちゅうの長所のひとつ。そこから生まれる音が、金管楽器のイメージを形づくってきたのです。金管楽器は、ベルに用いる真ちゅうの種類(銅と亜鉛の比率による違い)によって、音色のバラエティを生み出しています。
イエローブラス | 銅70%+亜鉛30%の材質。明るく、張りのある音色。 |
---|---|
ゴールドブラス | 銅85%+亜鉛15%の材質。幅のある豊かな音色。 |
スターリングシルバー | 銀92.5%+銅ほか7.5%の材質。明るく、遠達性のある音色。 |
表面処理、仕上げ
楽器作りの過程で、加工の済んだ金属管はヤスリやサンドペーパーで表面をなめらかにし、その後、研磨剤を塗ったバフ(布)を高速回転させて磨き、美しい金属光沢を出します。そして最後に、ラッカー塗装かメッキをほどこして仕上げます。この最後の仕上げは、さびや汚れから守るのがおもな目的なのですが、じつは音色にも微妙な影響があるのです。
ラッカー
仕上げ | 特徴 |
---|---|
クリアラッカー (透明なラッカーを塗装) |
シャープでパワフルな音が特徴的。 |
ゴールドラッカー (金色の塗料を混ぜラッカーを塗装) |
ソリッドで暗めの音。フォルテの音抜けが良いと感じられる。 |
メッキ
銀メッキ | 金メッキ |
---|---|
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![]() |
ラッカーよりも落ち着いた 暗めの音になる傾向があります。 |
気品のある落ち着いた 音色になる傾向があります。 |
ベルの加工法
ベルの加工方法には大きく2つの方法があります。1枚の板から加工してつくる方法と、2枚の板を別々に加工してつなぎ合わせる方法です。これはトランペットなども同様の加工法で製造されています。
一枚取り
その名の通り、一枚の金属板(イチョウの葉のような形)を丸め、合わせ目を溶接して加工するもので、ベルの長手方向に一本の背骨をもったような構造になります。そのため、長手方向の振動が強調され、しっかりとした響きをもたらします。
二枚取り
ベル先端のフレアと呼ばれる部分と胴部がちょうどベル彫刻付近で溶接されているもの。一般的に吹きやすく、明るい響きが得られます。
F管巻き方
最初の方に解説があったテナーバスの『F管』ですが、巻き方によって吹奏感や音色も変わってきます。
トラディショナルラップ
レイアウトをコンパクトにまとめたもので、古くから伝統的に使われてきたタイプです。F管がしっかりと本体に組み込まれているので、心地よい抵抗感を得ることができ、ピアニッシモを演奏しているときの安心感があります。
オープンラップ
レイアウトを大きくとって流れを緩やかにしたタイプで、F管と本体の接合部が少なく、本体はテナートロンボーンと同じように支柱が2本付くので、比較的テナートロンボーンに近いオープンな吹奏感と明るめの音色を得ることができます。
並べてみるとかなり違いがありますね!
トラディショナルは管が曲がっている分、見た目はコンパクトですが抵抗感は強めで、オープンは管の曲がりが少ない分、ストレートに吹くことが出来るのが特徴です。これは好みで分かれるので、まずは試奏して比較してみることをおすすめします!
おすすめ品番
管楽器担当のおすすめの品番をご紹介します。何を選ぶか迷ったら是非試してみて下さい!
演奏に関わる全てをご案内します!
楽器の事だけではなく、奏法や譜面、呼吸法や筋トレ演奏するすべての項目にアドバイザーは精通しております!中にはリード選びのお手伝いや、トロンボーンスライドの掃除をレクチャーしたり、クラリネットの腱鞘炎対策や、POPSとJAZZ、クラシックにおける発音の仕方など、「買いに来る目的じゃない」お客様も大歓迎です!
ある意味島村楽器にいないタイプの管楽器スタッフはイオンモール成田店に常駐しております!
ご来店お待ちしております。
千葉県・茨城県で管楽器を買うならイオンモール成田店へ!
理由その①リペアマンが常駐しています!
当店は管楽器リペアマンが常駐しており、対応が出来る店舗です!
”音が出なくなったら修理に出して直す”のもいいのですが、”いつも吹きやすい状態を保つ”事が出来たらより快適に演奏を楽しめますよね。
【困ったときのお助けマン】としてはもちろん、お客様にとってもっと身近な存在でありたいと思っています。
点検、お見積りは無料ですので、ちょっとした疑問、メンテナンス方法等も
是非お気軽にご相談下さい。
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多方面の音楽
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を経験したアドバイザーがお客様の楽器選びをお手伝いいたします。
いい楽器と巡り会って頂くために楽器本体ももちろん、マウスピースも合わせたものを一緒に選んでいきたいと考えています。もし、演奏するのが不安な方、経験のない方でしたら私が演奏吹き比べいたします。
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