![2021年8月17日投稿の記事を再掲しています。 吹奏楽の曲、 と言ったら皆様は何を思い浮かべるのでしょう、、、 実際に現場にいる渡辺からしたら、 「どれが吹奏楽部っぽいんだろう?」と悩んでしまいまして。 当店スタッフなどに聞いてみると「甲子園で演奏してるよね」 「学園祭で聞いたことがあるよ」etc […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/narita-a/wp-content/uploads/sites/33/2022/06/20220630-92163d8e8eb965549fd946b3617d8504.jpg)
2021年8月17日投稿の記事を再掲しています。
吹奏楽の曲、
と言ったら皆様は何を思い浮かべるのでしょう、、、

実際に現場にいる渡辺からしたら、
「どれが吹奏楽部っぽいんだろう?」と悩んでしまいまして。
当店スタッフなどに聞いてみると
「甲子園で演奏してるよね」
「学園祭で聞いたことがあるよ」etc,
でございました。
題材として演奏できる音楽ジャンルが多すぎて、はたして、
どれが吹奏楽らしい曲なんだろう、、、
と今でも思っています。
過去数回、この音楽日記において
吹奏楽という演奏編成のきょくをご紹介してまいりましたが、
今回悩みまして、私が出合った曲の中で
一番「吹奏楽らしい」かなと思った曲を紹介することにしました。
CONTENTS
All Around The World~世界中のすべて~
All Around The World~世界中のすべて~
でございます。
清水大輔士の作曲で
世界中の全ての人々に響き渡ってほしい
という意味が込められています。
神秘的な歌いだしに始まり、
メインに入るところでテンポアップします。
この曲通して独創的な和音感覚で
清水先生らしい耳馴染みのいい音楽が展開されていきます。
メイン部分(早い所)は3+3+2+2+2に分割される12/8拍子となっており、
現代っぽい独自のリズム感が強い印象を残します。
、、、、、、とHPより抜粋して説明を記入しました。
ココからは私独自の感想を。
なんで吹奏楽らしいと思ったか。
音楽の3大要素である
「メロディー」「ハーモニー」「リズム」が
ひじょーーーーーにうまく作られています。
※演奏経験がある為こんな知ってる感じで話しています。
リズム
表記上12/8拍子と記載され譜面上に()書きで3+3+2+2+2となっています。
J-POPではそうそうないリズムですね、この拍子だと
4拍子でもあり、2拍子+3拍子でもある為、ぱっと聞くととっても細かいリズムで進行している様に聞こえます。
スネアドラムなど打楽器隊でこのリズムを刻んでいるのは有効な事で、音楽に推進力が生まれるはたらきがあるのですが、
同時に
ここでマリンバ(かな?)やクラリネットの下のパート(だと思う)が
アルペジオ(分散和音)を使い、3+3+2+2+2を表現しています。
リズムパートに音程が加えられているのでより音楽に力が生まれます。
ハーモニー
不協和音と和音が巧妙なタイミング、バランスで使われ
曲をより感動的に仕上げています。
もともと協和音が定義づけされていないのですが、
一般的には、
ドミソからはみ出た音がある場合には不協和音と言われることが多いです。
(西洋的には違ったりするかもしれませんがご容赦を)
音楽において随所で使われる短3度や完全7度など、
不安に気持ちにさせる音の使いどころが
とってもいい、と思います!
メロディー
メロディーは先ほど言った3+3+2+2+2の枠内で奏でられています。
その裏に2+2+2+3+3の反対のリズムで演奏している
裏メロディーがいるのにお気づきでしょうか?
同じ場所に違う拍子(リズム)を入れ込むことにより
こちらでも推進力が生まれるのです。
この技法自体は、吹奏楽曲ではよくつかわれるのですが、
ここまで長く、はっきりと使われる曲も珍しいなと思います。
初めての方でも聞きやすく、味わい深い曲
比較的クラシック要素が強い吹奏楽なので、敬遠されがちなジャンルですが、
この曲に関しては、曲の背景を知らなくても曲の美しさや情景は分かりやすいですし、
多少音楽に知己のある方でも味わい深い曲だと思います。
私もこの曲でひと夏を過ごしたことがあり、思い出補正込みで素晴らしい曲だと思います、
(数少ない、思い出してもつらい思い出の少ない曲です、、w)
この曲に聞くのにおすすめなのが、
「電車の移動中」です。
千葉県の電車の車窓から見える風景を眺めながら是非お楽しみください。
また音の鳴る方で会いましょう!
P,S,#6は叱るタイミングで投稿します!少々お待ちを。
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