HorACE(ホーレス)「Bow Guide(ボウガイド) BG-140」
皆様こんにちは、弦楽器アドバイザ―山﨑です。
弦楽器はきれいな音を出すために、右手で弓を扱うボウイング技術が非常に重要です。
習い始めたら、持ち方、姿勢の後に教えられるのは、弓を弦に垂直に動かすことと、指板と駒の間を弾くことです。
垂直に動かすことで、きれいな音が出せます。
斜めに動かすと、ギィギィ、ザラザラした耳障りな音になってしまいます。
楽器を弾く姿勢になったときに、自分から見て垂直に弓を動かしていると思っても、
鏡を見ると、じつは斜めに動いてました、というのはよくある話でして、、、
特に弓元や弓先にくると、斜めになってしまいがち・・・
そこで、紹介するのが「Bow Guide BG-140」です!
使い心地レビュー
不思議なブリッジ型をしていますが、どんなふうに取り付けるんだろう・・・?と入荷した時は、よく分かりませんでした。すると脚の部分が何やら動きます。この部分はシリコン製で弾力があります。
箱に取り付けされている図を参考に、楽器に取り付けてみると、煩わしさはなく、すごく簡単に取り付けできました。
多少、駒寄りや指板寄りに位置調整ができます。
横から見るとこんな感じです
装着して弾いてみると、弓が斜めになってしまったときは両側のボウガイドに、弓のスティックが乗っかり弓が浮いてしまい、音が出なくなってしまいます。弓が浮く前に、摩擦して当たっている感が伝わり、弾きにくさを感じます。なんだか、電撃イライラ棒を思い出します。(※ビリッとはきません)
弓元まで来ると、銀巻線(ラッピング)に差し掛かるぐらいで、右手がボウガイドに当たるので、少し弓が余ってしまいますが、多少仕方がありません。ここまで真っ直ぐにボウイングできたら、残りの部分も真っ直ぐ使えるでしょう!
ただし、これを使ったからと言って、むやみやたらに練習しても矯正はできないかと思います。あくまで、正しい弓(腕全体)の軌跡をガイドしてくれる目印です。そして、これにずっと頼っていられません。いつかは外して弾けるようにならないといけません。
効果的な練習は?
まずは、ゆっくり練習することが大切です!
メトロノームを四分音符=60に設定し、4拍で弓先から弓元まで全弓を使って弾きます。
この設定速度が速く感じる方は、一旦テンポを落としましょう。
弓の動きと連動して、自分で指、手首、腕、肘がどうやって動いているかを意識できるぐらいの速度が良いです。
それ以外に、弓先半分や弓元半分だけで練習したり、できるようになったら4拍だったのを、2拍や1拍にします。
大切なのは、正しいボウイングの時に、自分の体がどう動いているかを覚えることです。無意識でも体が正しい動きをしてくれるようになったら、曲を弾くときに正確な音程や、音の強弱、フレージングなど、別のことに意識を向けて練習をすることができます。自分の音が、きれいになっていくのを体感すると、より楽器を弾くのが楽しくなりますよ!
こんな人におススメ
- これから始める方
- 弓先や弓元できれいな音が出せないことにお悩みの方
- ついつい弓が指板の上に来てしまい、音がかすれてしまう方
- きれいな音が出したい方
HorACE Bow Guide 商品情報
ブランド名 | 型番 | サイズ | 税込販売価格 |
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HorACE | Bow Guide BG-140 Bow Guide BG-120 Bow Guide チェロ用 |
1/2~4/4 1/8~1/4 3/4~4/4 |
¥3,740 ¥3,740 ¥4,620 |
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