【奈良/関西/防音】防音室の選び方

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2019年04月17日

[https://www.shimamura.co.jp/shop/nara/other-inst/20170706/56::title=防音室総合ページもご覧ください!] *防音室の選び方 こんにちは、防音アドバイザーの山﨑です。 防音室を購入することを想像したときに、選び方や購入したあとの納品設 […]

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防音室の選び方

こんにちは、防音アドバイザーの山﨑です。

防音室を購入することを想像したときに、選び方や購入したあとの納品設置までのイメージが湧きにくいと思いましたので、ご案内したいと思います。

防音室と言っても組立設置式のユニット(カプセル)タイプや、既存の部屋を工事する自由設計タイプがありますが、今回はユニット(カプセル)タイプの防音室についてご説明します。

目次

  1. 大きさを決める
  2. 遮音性能(Dr等級)を決める
  3. 余談①防音は全能ではない
  4. 余談②ご近所さんと、予め良い関係を築いておきましょう!
  5. メーカーを決める
  6. 他にかかる費用はどんなものがある?
  7. 下見から納品まで
  8. 余談③音を目立たなくする小ワザ
  9. お問い合わせ

1.大きさを決める

大きさを決める時に大切なことは、まず何の楽器で使用するかということです。
では、どんな大きさがどんな楽器に対応しているのでしょう?

大きさ(畳) 対象楽器
0.8 声楽、クラリネット、オーボエ
1.2 フルート、サックス
1.5 チェロ、バイオリン
2.0 アップライトピアノ
2.5(ヤマハ)
2.4(カワイ)
アップライトピアノゆったり
3.0 グランドピアノ3型
3.5(ヤマハ)
3.4(カワイ)
グランドピアノ3型ゆったり
3.7 グランドピアノ5型
4.3 グランドピアノ5型ゆったり
ここに注意!

上記は「ゆったり」と書いていなければ、演奏に最低限必要な広さが確保できる目安の表です。
例えば、3.0畳にC3タイプのグランドピアノを入れると、ダイナミックに動かれる方だと、体が壁に当たりそうに感じる方もいらっしゃると思います。なので、できればひと回り大きいサイズの検討をおススメします。

また部屋が広いと響きが開放的になり、耳も疲れにくくなるというメリットもあります。
そしてカプセルタイプは天井高が高いタイプと低いタイプがありますが、先述の理由から)高いタイプをおススメします。

バイオリンを立奏される方には、弓が天井に当たらないように、天井が高いタイプをおススメします。
当然ですが、友人とアンサンブルしたいと思われている方は相応の広さをお選びになるのがオススメです。

防音室選びは悩んで当然です。お客様のご要望に最適な提案を、一緒に考えますので、「悩んで選べない!」と思われたら、山﨑までご相談くださいね。

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2.遮音性能(Dr等級)を決める

自分の楽器の音量はどれくらい?

dB(デシベル)という音量を表す単位があります。静かだなと感じるときで40dB、ジェット機やコンクリート工事の音で120dBぐらいを示します。通常会話する時の音量で65dB程と思っていただけたらいいと思います。
例えば130dBの音を90dBに落とせるときの遮音性能を、Dr40と言います。

ここで大事になってくるのは、第一に自分の楽器を演奏するとどれぐらいの音量なのか?ということです。
では各楽器の音量を見てみましょう。

音量(dB) 楽器 日常音
~130 ドラム 落雷
~120 テナーサックス、オペラ歌手 ジェット機、コンクリート工事
~110 ピアノ(プロ)、アルトサックス、トランペット 車のクラクション
~100 ピアノ(アマ) 地下鉄構内
~90 ヴァイオリン、チェロ、フルート、クラリネット、オーボエ 地下鉄車内、滝の音
~80 クラシックギター ボーリング場、工場の音、ステレオ
~70 - 自動車内、掃除機、日常会話
~60 - 潮騒、小さな声
~50 - 静かな室内、換気扇

イメージは湧きましたでしょうか?
表を作成する人によって、どこに入るか多少変わる場合はありますので大体だと思ってください。

どれくらいの音量にしたい?

そして次に大事になってくるのが、最終的にどれくらいの音量に落とせたら良いのかということです。

これはお客さまの環境によって変化します。
例えば、「同居している家族にうるさくないように」というパターンと、「隣の家に寝たきりのお年寄りがいて静かにしてほしいと言われている」というパターンでは、目指す音量が違ってきます。
そして音量を落とすことを考えたときに、元々建物(部屋)の持っている遮音性能(大体Dr25ぐらい)を加算できるということを知っておきましょう。ただし、木造か鉄筋コンクリートかなどで変わってきます。

では大人の趣味で多いピアノを例にとって考えてみましょう。表によるとピアノの音量は110dBです。家の外に漏れる音量を換気扇(50dB)程度の音量にしたい場合、Dr30の防音室で練習した場合、図の家屋の遮音性能Dr30を加味して、合計の遮音性能は

Dr30+Dr30=Dr60

となるので、110dB(ピアノの音)-Dr60(合計の遮音性能)=50dB(家の外に漏れる音量)となり目標が達成できます。

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3.余談①防音は全能ではない

例えば、既に隣の家から「楽器の練習をしないでください」というレベルでクレームが来ているというケースを想定してみましょう。
隣人は相当怒っています。どこまで音量を落としたら問題にならないでしょうか。例えば30dBという音量は服を着替える時の衣擦れぐらいの音量です。これぐらいなら怒られないでしょうか?

私なら正直それでも不安です。答えを先に言うと、どれだけ防音しても確実と言える線引きはできないと思います。
もし夜中に練習している音が、衣擦れ程度であっても外に漏れ出ていて、隣人がそれを知ったら「楽器を練習している」という事実に対して怒りを感じるかもしれません。そうすると事態が悪化する可能性もあります。
では、全く音が漏れない防音室があるのか、という話になります。

そういうった防音室もありますが、そのレベルの防音室は数千万円という費用がかかります。もはや引っ越した方が早いのでは、と思えてきますね。

さて、このケースでは、問題は隣人が非常に楽器を練習する音に対して敏感になっており、「楽器の音がすること」ではなく「楽器を練習すること」に対して不満を持っていることがポイントです。これはもう防音どうこうではなく心理的な話ですよね。

しかし、ここまでこじれるには理由があります。もしかすると隣人は不眠症で夜、寝つきが悪くて、そこに楽器を練習する音が(たとえヒソヒソ声レベルでも)延々と聴こえてきたらイライラしていたかもしれません。
それなら「練習すること」に対して不満を持ってしまうのも想像に難くないと思います。ではどうしたらよいでしょうか?

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4.余談②ご近所さんと、予め良い関係を築いておきましょう!

余談①の例で、もしも普段からコミュニケーションを取れている隣人であったらどうでしょうか?

家族が楽器を趣味で弾くことを相手が知ってくれていたら、もしかすると「実は夜寝苦しくて、楽器の練習の音が気になるんです」という相談から始まったかもしれません。
そうしたら、「練習は21時までにします」とか、「消音器を使って練習しますね」とか歩み寄りの余地が出てきます。

私は引っ越した時に、ご近所挨拶するときに「私は趣味でバイオリンを弾くのですが、ご迷惑に思われたときは対策を考えますので遠慮なく教えてくださいね」と伝えるようにしています。なかなか会えない場合は手紙を添えるようにしておきます。こうしておくことで隣の方も、理解を示してくださいます。逆の立場なら、挨拶に来られて、趣味なら、ひとまずどれくらい音が出るものか様子を見てみようっ、て思いますよね。

知らないうちにご近所の人に嫌な思いをさせてしまうのって、誰しも不本意だと思います。
先に迷惑をかける可能性があることを伝えておくことと、迷惑をかけたとしてもそれを教えてもらえることで、対応する姿勢を見せておくと、自分も楽器を楽しめるし、お隣さんもストレスに感じたら言っていいんだと思ってもらえることで、心理的ハードルを下げることが出来ます。

逆に隣の方が少々音を出されたとしても、お互いさまの精神で寛容な心で受け入れましょうね。
もしかすると「私も始めました」と音楽仲間が増えるかも。

私の例では引っ越しのタイミングでしたが、挨拶をするのは楽器を買うタイミングや、習い始めるタイミングでもいいと思います。これをきっかけに仲良くなってしまいましょう!

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5.メーカーを決める

ヤマハ、カワイ、遮音性能に関しては数字が同じなら、どちらの方が遮音性が優れているという事はないので、どちらでも良いです。

ただし防音室内の音の聞こえ方が少し変わりますが、これは当店に両方置いているので、マイ楽器をお持ちいただいて体感していただけます。

また、それぞれに以下のようなメリットがあるので、自分にとってメリットが大きい方を選ばれると良いと思います。

ヤマハの特長は何度も解体組立可能だということです。なので仕事の都合で引っ越しが多いご家庭には、強くこちらをおススメします。
一方カワイの特徴は部屋の形に合うように11cm間隔でセミオーダーできます。引っ越す予定はなく、置きたい部屋に柱や梁があって、部屋の形に合わせてピッタリ置きたいというお客様にはこちらがオススメです。ただし、当然ですが形が複雑になればなるほど、価格は高くなりますのでご留意ください。

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6.他にかかる費用はどんなものがある?

基本配送料(税込) ¥30,800~

これらはご購入される防音室大きさによらず、かかる費用です。
そしてお住まいや階段作業、エレベーターがあるかなど、搬入経路によって価格が変わります。

組立費(ヤマハの場合)

ご購入される防音室の大きさにより費用が変わります。

大きさ(畳) 費用(税込)
0.8 ¥36,300
1.2 ¥40,300
1.5 ¥51,700
2.0 ¥62,700
2.5 ¥73,700
3.0 ¥90,200
3.5 ¥93,500
3.7 ¥104,500
4.3 ¥117,700

組立途中の防音室

その他のオプション

エアコンは?

取付する場合は、別途エアコン、室外機をご購入くださいませ。取り付けに関しては防音室納品時に、配管なども含めて実施します。取り付け費用はお見積り致します。

防音室を入れる予定の部屋に設置されているエアコンがあるのであれば、防音室のドアを開けながら使用前30分ぐらいエアコンで温度調節してから練習し、60分ごとに休憩を取りながら、休憩中にまたドアを開放して温度調節する、という使い方をしてみるのをおススメします。
それでも必要であれば、あとからエアコンの取付も可能なので、そのとき考えてもいいと思います。

照明は?

別途、家電量販店やネット通販にてご購入下さい。

火災報知器 ※重要です

マンションにお住まい場合、市町村の条例によって火災報知器の設置が義務付けられている場合があります。
マンション管理会社にご確認の上、「自動火災報知器」、または「煙式住宅用火災警報器」のいずれかを設置ください。

その他

高剛性床パネルと言って、チェロやピアノなどのような床から振動の伝わりやすい楽器の振動を効率よく軽減してくれるアイテムや、追加ドアの設置なども可能です。お部屋や楽器に合わせてご提案いたします。部屋の大きさによって選べない場合もございますのでご了承くださいませ。

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7.下見から納品まで

下見

さて、買いたいものが決まったら、次はお客様のご自宅に伺い、設置場所の確認と搬入経路の確認をします。
お客様と、実際に納品する業者の都合が合う日程を調整して伺います。なかなか合わない場合は、代わりに山﨑が伺います。

https://youtu.be/X8paHEaxB3A

お支払い

現金やカード、ショッピングクレジット、残価設定型クレジット、振込など、様々なお支払い方法をご用意しております。
月々のお支払いでお考えの場合は、回数や月当たりのご希望額などからお見積もりいたしますので、山﨑までご相談下さいませ。

納期

通常お支払い頂いてから3週間ほどです。

納品

待ちに待った納品の日です!下見で確認した搬入経路で、資材を運び込み、設置が始まります。所要時間は搬入経路や防音室の大きさにもよりますが、0.8畳タイプで約2時間、3畳以上だと約4時間ほど見ていただけると良いかと思います。
組立作業を観察していると、こんなことしてるの?という工程があり、楽しいです(私は)。

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8.余談③音を目立たなくする小ワザ

音は空気の振動です。音と音がぶつかり合うと、打ち消し合います。これを利用して、楽器の音を日常音に紛れ込ませるという私の工夫をご紹介します。

  • 窓や家の中のドア、扉などは全て締め切る(隙間が多いとそこから漏れる)
  • 換気扇を回す
  • エアコンをつける
  • テレビをつける など

と言っても、消音器を付けて音量を抑えた楽器の音や、防音室から漏れた音を日常音にカモフラージュされる程度ですので、妄信しすぎないでくださいね。あくまで自己責任でお願いします。

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お問い合わせは・・・

電話番号 0742-30-2520
担当 防音アドバイザー 山﨑(やまさき)

 
※担当の出勤状況により回答に数日要する場合がございますのでご了承くださいませ。

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