【ピアノサロン】知っておきたい!ピアノを弾くコツVol.1

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2020年06月15日

*ピアノを「弾く」って?? こんにちは、ピアノインストラクターの長岡美音子です。]]皆様ピアノ弾いてますかー?]]今は気軽にピアノを始められる時代。ピアノの楽しさを体験していただきたいと思っている私としては良い時代だなーと感じてます。]]でもせっかく弾くのであれば、楽しんで長く続けていただきたいです […]

ピアノを「弾く」って??

こんにちは、ピアノインストラクターの長岡美音子です。
皆様ピアノ弾いてますかー?
今は気軽にピアノを始められる時代。ピアノの楽しさを体験していただきたいと思っている私としては良い時代だなーと感じてます。
でもせっかく弾くのであれば、楽しんで長く続けていただきたいですね!
ただ、弾けなくてだんだん楽器から遠のいてしまう…
そんなお話しはよく伺います。
常に隣に先生がいるなら良いですが、そうもいきませんよね。

ピアノは「弾く」と一言で表現しますが、その中に詰まっている情報量は膨大です。
私はピアノを始めて20年以上は経ちますが、未だに様々な発見があります。

「何が原因で弾けないんだろう?」
そんな、お一人で弾かれる際のヒントになればと思い、
今回は演奏者であり、大人を教えるプロのインストラクター目線から
知っていただきたい「楽しく弾くためのコツ」を数回に分けてお届けします。

目次

ピアノを弾く前にチェックしたいこと

では、早速弾いていきましょう!!
・・・と言いたいところですが、その前に。

皆さん、どんな状態で弾いていますか?

スポーツでも「フォームが大切」なんて言いますね。
それは楽器も一緒です。
自分の動きが演奏に直結しますし、無理な姿勢では身体も疲れてしまいます。
まずは姿勢のポイントをチェックしていきましょう!
(読み進める前に、できれば今の演奏姿勢を写真に撮ってみてくださいね)

1、イスの座り方

ピアノは基本的にイスに座って演奏する楽器ですが、
ピアノを弾くのに適した座り方はご存知でしょうか?
ここは身体の動きを司る、重要な部分となりますのでしっかり覚えておきましょう!

イスの面積の半分ぐらいに座りましょう。

姿勢OK
まず写真をご覧ください。
横から見るとイス面積の2/3ほどに座っているように見えます。
面積の半分なんてウソやん!って思いますよね。
でもこれ、座っている本人は確かに面積の半分に座っているのです。

では、何をもって半分に座れば良いのでしょうか?

その答えは「坐骨(ざこつ)」です。
坐骨って何?どこ?という方。
お尻の下に手を敷いてみましょう。
そうすると、骨が当たるところがありませんか。
そこが坐骨になります。大きい骨ですね。

坐骨に座ることで…?

姿勢OK解説
お尻辺りの丸で囲った部分が坐骨の位置になります。
手を抜くと、坐骨がしっかりと感じられるようになりますのでその感覚を覚えておきましょう。

さてどうでしょうか。
最初と比べて上半身が腰(骨盤)の上に乗っている感じがしませんか?
土台である骨盤にしっかり乗れることで、上半身が安心して体重を落とせます。
こうすることで余計な力が抜けて、自由に動けるようになるんです。
身体の安定は演奏の安定に繋がります。
座ってみて安定を感じられたら花丸ですよ!

では、ここで座り方を変えるとどんな変化が起こるか実験してみましょう。

実験1、深く座ってみました。

姿勢NG1
その1。イスめいっぱいに座ってみました。
何だか身体が後ろへ引っ張られてるように感じませんか?
深く座りすぎると、座っているだけで不安定に感じます。

姿勢NG1解説
実際どのような変化が起こっているか図に表してみました。
後ろに引っ張られる分、バランスを取ろうとして頭(首)が前に行こうとします。
すると、首やお腹あたりに力が入り緊張状態となり、動きにくくなってしまいます。
また、深く座ることで足が浮ついて、身体を支える力が弱まります。

実験2、浅く座ってみました。

姿勢NG2
その2。浅く座ってみました。
今度は窮屈そうですね。
先ほどとは違う不安定感があります。
今度はどのようになっているでしょうか?

姿勢NG2解説
浅く座ると、イスから落ちそうな感覚がありますよね。
浅く座ることで身体の力が坐骨一点に集中してしまいます。
支えが少ないと、他のところで支えようと身体が無意識に動きます。
私の場合は上半身全体を固めてしまい、足の踏ん張りが効かなくなります。
人によっては逆に足で踏ん張ってしまって、股関節で動きが詰まったり、肩が上がってしまったりするかもしれません。

今回のまとめ

姿勢OK解説
さて、最後にもう一度初めの姿勢に戻りましょう。
こうして見ると、ストンと楽に座っているのが写真からも伝わってきませんか?
本人は背筋を伸ばすこともなく、だらんとしております。
そう、座る位置を整えることで勝手にちょうどよい姿勢になるのです!

「背筋を伸ばして」
「天井から糸で吊るしたように」
どれもよく耳にすることですし正解なのですが、
ただ闇雲に再現しても身体が緊張してしまい、結局は動きにくさが残ってしまいます。
身体が緊張しているって意外と自分では気づきにくいものです。
なので、緊張を取るためにまずは良い緩みを感じられるようにしてみましょう。
日常でも感じていただけるようになると、良い身体の使い方にも繋がりますよ!
(身体の使い方は日常から!興味ある方は長岡まで尋ねてください。一生しゃべり続けます。)

次回はイスとピアノとの距離!

実際に試していただけたでしょうか?
座り方を変えることで様々な身体の変化を感じていただけたら幸いです。
ここだけの話、ピアノの弾くフォームを1ページに全て収める計画でしたが無理でした
というわけで続きはまた次回、お楽しみに!

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