防音室の種類

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2023年11月17日

防音室には大きく分けて「ユニットタイプ」と「工事タイプ」の2種類があります。 CONTENTSユニットタイプフリータイプ防音工事タイプユニットタイプ 今あるお部屋の中に、防音性能を持つ小さなお部屋を入れるというもの。 定型タイプ 定型のボックス型防音室をお部屋の中に置く方法です。広さは0.8畳~4. […]

防音室には大きく分けて「ユニットタイプ」と「工事タイプ」の2種類があります。

ユニットタイプ

今あるお部屋の中に、防音性能を持つ小さなお部屋を入れるというもの。

定型タイプ

定型のボックス型防音室をお部屋の中に置く方法です。
広さは0.8畳~4.9畳、遮音性能はDr-30~Dr-40からお選び頂けます。

工事タイプに比べると低コストで、中古もあります。
簡単組立てで、引越も可能です。
防音室の背の高さは標準モデルと、背の高いモデルを選ぶことができます。
コンセントやLANケーブルを引き込むことができます。
床の防音を強化することができます。
部屋内の響きを調整するパネルがあります。
エアコンの取り付けが可能です。
FIX窓の追加ができます。
カワイはユニットのサイズを11㎝間隔で変更できるモデルがあります(柱の形に沿って組立て可能)。
ヤマハはピアノをお部屋に置いたままでユニットを組立てることができます(対象外のモデル有り)。

例えば・・・

メーカーYAMAHAカワイ
商品名アビテックスナサール
型式名AMDC15CLHSX18-15
サイズ1.5畳1.7畳
遮音性能Dr-40Dr-35
室外寸法(W*D*H)㎜1,884×1,443×2,2691,818×1,598×2,103
室内寸法(W*D*H)㎜1,766×1,325×2,1641,702×1,482×1,973
重量㎏411345
本体価格(税込)¥1,364,000¥957,000
配送組立料金(奈良市内戸建1F参考額)¥106,500¥144,720

中古防音室のご案内も35万程~可能です。お気軽にお問合せくださいませ。

フリータイプ

メーカーが開発した遮音パネルを、部屋の大きさに合わせて組立てる方法です。梁や柱の形に沿って防音壁を作れるため、箱型のユニットタイプと較べると、無駄なスペースができません。今のお部屋の大きさをできるだけ活かしたい方にオススメです。

各楽器に最低限必要な防音室のサイズは?

楽器必要サイズ備考
ピアノ(アップライト) 2.0畳レッスン・他楽器アンサンブル使用なら2.5畳
ピアノ(グランドC3クラス) 3.0畳 レッスン・他楽器アンサンブル使用なら3.7畳
ピアノ(グランドC5クラス) 3.5または4.3畳 レッスン・他楽器アンサンブル使用なら4.3畳
エレクトーン 2.0畳レッスン・他楽器アンサンブル使用なら2.5畳
防音性能Dr-40をお勧めします
トランペット 0.8畳 長時間練習で耳疲れしない響きに調整されています
楽器の向きを変えると響きが変わります
トロンボーン1.5畳1.2畳でも入りますがスライドを伸ばすとコーナーの壁が気になります
ホルン1.2畳0.8畳でも入りますがかなり狭く感じます
ユーフォニアム1.2畳椅子に座る事を考慮して譜面台のスペースを確認してください
チューバ1.5畳楽器の大きさによっては2.0畳をお勧めします
天井の高いモデルをお勧めします
防音性能Dr-40をお勧めします
フルート0.8畳吸音パネルの無い壁面に向かっての演奏を好まれる方が多いです
サックス0.8畳吸音パネルに向かって演奏すると音がまろやかに聴こえます
クラリネット0.8畳楽器が下に向くので響きを強く感じられる場合があります
譜面台にクロス、又は楽器の先に布製の物を置くとまろやかに聴こえます
オーボエ0.8畳基本的にはクラリネットと同様です
ファゴット1.2畳天井の高いモデルをお勧めします
バイオリン1.5畳天井の高いモデルをお勧めします
ビオラ1.5畳天井の高いモデルをお勧めします
チェロ1.5畳天井の高いモデルをお勧めします
コントラバス1.5畳楽器のサイズによってはドアから出し入れ出来ない場合があります
天井の高いモデルをお勧めします
防音性能Dr-40を*お勧めします
ギター1.2畳0.8畳でも使用可能ですがとても狭く感じます
エレキベース1.2畳防音性能Dr-40をお勧めします
ハープ2.0畳楽器のサイズによってはドアから出し入れが出来ない場合があります
フリーシリーズでドアを防音サッシ仕様で広くされる方が多いです
ドラム3.0畳スネアドラムのみ:0.8畳、コンパクトドラムセット:2.0畳
防音性能Dr-40をお勧めします
マリンバ3.7畳大きさによって入らない場合があります
防音性能Dr-40をお勧めします
ボーカル0.8畳0.8畳から可能ですが、3.0畳が人気です
キーボード同時使用の場合は最低1.5畳必要です
オーディオルーム3.0畳自由設計「フリーシリーズ」を選ばれる方が多いです

※広さ・遮音性能共に実際に体験していただく事をお勧めします。
※ユニットシリーズは開口部がドア1箇所仕様です。ベランダへの出入りや収納部の活用をご希望であればフリーシリーズをお勧めします。
※低音部が強い楽器は防音性能Dr-40をお勧めします。
※管楽器使用で2名以上のアンサンブルをされる場合は一人1畳スペースでお考えください。

防音工事タイプ

在来防音工事

ご自宅のお部屋をまるごと防音室にリフォームする方法です。ユニットタイプに比べるとコストはかかりますが、今あるお部屋の広さや間取りをそのまま活用することが出来ます。
収納部分も防音仕様に改造して部屋の一部にしたり、楽譜棚やスポットライトの設置、またフローリングや壁紙も豊富な種類から選択でき、思い通りの音楽空間が出来上がります。

音教工事

音を部屋の外に漏らさないようにするのが防音工事ですが、部屋の中での音の聞こえ方を調整するのが音響工事です。
「楽器の音が響きすぎて演奏ができない」「オーディオの音が偏って聞こえ臨場感が楽しめない」「残響がほとんどなく、演奏していても気持ちよくない」といったお悩みを解決することが出来ます。

豆知識:耳に優しい防音には「遮音+吸音」

音を通さないことが防音だと考えられることが多いのですが、遮音性だけを高めると部屋中に反射音がびんびん響いてしまい不快に感じてしまいます。快適な防音のためには、音を跳ね返して通さない(遮音)性能だけでなく、吸収する(吸音)性能とのバランスが大切です。

用途性能
夜間まで楽器を演奏したい Dr65~
バンド演奏の為のスタジオを作りたい Dr70~
レコーディングスタジオを作りたい Dr75~

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