【2023年最新版】元吹奏楽女子が書く!吹奏楽部のための「サックスの選び方」

ミ・ナーラ奈良店

ミ・ナーラ奈良店店舗記事一覧

2023年04月26日

こんにちは! 管楽器担当のスタッフ八木です! この春、吹奏楽部に入部して、サックスを吹きたい学生さんに向けて どのように初めてのサックスを選べばよいかを簡単にまとめてみました! 最初の楽器はとても愛着が湧くので、是非この記事を参考にピッタリな楽器を探してみてください! CONTENTSサックスの種類 […]

こんにちは!

管楽器担当のスタッフ八木です!

この春、吹奏楽部に入部して、サックスを吹きたい学生さんに向けて

どのように初めてのサックスを選べばよいかを簡単にまとめてみました!

最初の楽器はとても愛着が湧くので、是非この記事を参考にピッタリな楽器を探してみてください!

サックスの種類

吹奏楽部で使用されるサックスは、主に4種類になります。

ソプラノサックス・・・管体がまっすぐ。高い音が出ます。

アルトサックス・・・サックスと言えばアルトサックスのことをさすことが多いです。

テナーサックス・・・アルトよりも更に低音域になります。

バリトンサックス・・・低音パートに分類されます。とっても低い音が鳴ります。

この中でも「アルトサックス」は人数も多く人気ですよね。

ちなみに、サックスが発明された当時は14種類もあったそうです。

サックスの選び方

音色

サックスと言っても、メーカーや材質、パーツ等によって音色は様々。

吹奏楽部で使用するなら、明るい音・豊かな音が好まれます。

逆に渋みのあるかっこいい音色や力強すぎる音色は、ジャズなどには向きますが、吹奏楽となると扱いにくいかもしれません。

特に材質で音色が変わります。サックスに多く使われるのが真鍮(しんちゅう)という材質です。真鍮のなかでも、イエローブラス・ブロンズブラスなどがあり、配合される材料の割合によって特徴があります。

【イエローブラス】★吹奏楽部オススメ<br />
最もよく使用される材質。明るく張りのある音色。 【イエローブラス】★吹奏楽部オススメ
最もよく使用される材質。明るく張りのある音色。
【ブロンズブラス】イエローブラスに比べて少し赤みが増す。柔らかく豊かな音色。 【ブロンズブラス】イエローブラスに比べて少し赤みが増す。柔らかく豊かな音色。

吹き心地

吹き心地は、初心者の方は「吹けないし。。わからない。。」という方も多いと思います。

吹奏楽部で使用するには「息が入りやすい」だけでなく「音の広がり」「豊かな音色」も重要です。

簡単に息が入って音が出るサックスでも、音が広がってしまうと吹奏楽で合わせたときに浮いてしまいます。

ある程度、抵抗感があるようなコントロールしやすい楽器を選ぶと良いでしょう。

①サックスのベル製法の違い

ベル部分の製法の違いでも吹き心地、音色の差が出てきます。

一枚取り一枚の金属の板でベルをつくります。職人の手によって1本1本ハンマーで叩き、ベルの形にしていくので、金属が鍛えられて良い響きを生みます。
またベルの厚さが均等になるため、響きも均等になり、音抜けが良くなります。
二枚取り2枚の板でベルを作ります。合わせるだけなので簡単に作れます。コストを抑えた製法です。
②レゾネーターの違い

レゾネーターとは、パッドの中心についている反射板のことです。
反射板によって音を反射させて、ベルから音を鳴らす仕組みです。
レゾネーターの種類によって特徴が変わります。

プラスチックレゾネーター柔らかい丸みのある音色が特徴です。低価格帯~中価格帯に使用されます。
メタルレゾネータープラスチック製よりもレスポンスがはっきりし、明るめの音色です。
金属製なので音の反射が良く、ジャズ向けモデルや中価格帯~高価格帯に使用されます。

価格

アルトサックスを中心にお話します。

予算は25万円~35万円あたりを選ぶと、部活ではもちろん、その後もしっかり長く使えるという印象です。

10万円台や、それ以下となるとどうしても低コストで楽器を作ろうとするので音色や吹き心地も変わってきます。
趣味用だったり、吹く頻度が少ないのであれば良いのですが吹奏楽部となるとそうはいきません。

また、本体以外にもお手入れ用品やリード等消耗品も演奏には必要になってきます。

メーカーの違い

YAMAHA(ヤマハ)

世界唯一にして最大、あらゆる楽器を手がける総合メーカーです。吹奏楽での使用が多い定番のヤマハ。吹きやすさと音程の安定感に定評があります。品質も安定しており、初心者向けモデルが充実しております。

H.Selmer(セルマー)

「サックスといえばセルマー」と言われるほど王道&老舗メーカー。実際現在のセルマー・パリ社の活動の半分以上はサクソフォン関連に費やされています。

YANAGISAWA(ヤナギサワ)

日本が世界に誇るサックス専門メーカー。その歴史は古く、1896年(明治29年)の創業。“ライトモデル”は吹きやすさと華やかなサウンドを、“ヘヴィモデル”は吹き応えと重厚感のある艶やかなサウンドを追求しています。

楽器以外に必要なもの

【リード】マウスピースに装着して演奏します。リードを震わせて音を鳴らします。消耗品。 【リード】マウスピースに装着して演奏します。リードを震わせて音を鳴らします。消耗品。
【マウスピース】口で咥える部分です。本体に付属品としてついていることが多いですがあくまでも付属品レベル。マウスピースを変えることで音色も吹き心地も大きく変わります。 【マウスピース】口で咥える部分です。本体に付属品としてついていることが多いですがあくまでも付属品レベル。マウスピースを変えることで音色も吹き心地も大きく変わります。
【リガチャ】マウスピースとリードを押さえる役割をします。マウスピースと一緒で本体に付属していることが多いです。 【リガチャ】マウスピースとリードを押さえる役割をします。マウスピースと一緒で本体に付属していることが多いです。
【お手入れ用品】毎日のお手入れと、定期的にお手入れするものとあります。中でも「スワブ」は楽器本体の水分を取るもので、毎日必ず使用します。 【お手入れ用品】毎日のお手入れと、定期的にお手入れするものとあります。中でも「スワブ」は楽器本体の水分を取るもので、毎日必ず使用します。
【チューナー】練習前に必ずチューニング(音合わせ)を行います。 【チューナー】練習前に必ずチューニング(音合わせ)を行います。

試奏して決めるのが一番!

選び方についてご説明させていただきましたが、試奏していただいて決めるのが一番です!

吹き方・口のかたち(アンブシュア)・肺活量・目指している音色」それぞれ個人差があります。

奈良店では試奏や取り寄せ、選定など承っております。

お気軽にご相談くださいませ。ご来店お待ちしております♪

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。