Roland GAIA2一問一答!開発者の方にお話をお伺いしました!

名古屋パルコ店

名古屋パルコ店店舗記事一覧

2023年09月28日

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です! Rolandから発表された新たなシンセサイザー“GAIA2”、早速話題になっていますね! GAIA2のご紹介動画も作成しております♪ |*メーカー|*型番|*通常販売価格(税込)|*ご購入ULR| |Roland|GAIA2|[!118,800円!]| […]

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です!

Rolandから発表された新たなシンセサイザー“GAIA2”、早速話題になっていますね!

GAIA2のご紹介動画も作成しております♪

メーカー 型番 通常販売価格(税込) ご購入ULR
Roland GAIA2 118,800円 こちら

そんなGAIA2について担当が気になっていたことを開発チームにメールでお伺いすることができましたので、本日はその内容を簡単にご紹介します!!

Q:RolandさんからWavetableを搭載したシンセが出るのがなんだか意外な印象を受けました!本製品の開発意図やコンセプトを教えて頂けますでしょうか??
A:時代と共に変遷するシンセサイザーの音作りに対する要求やワークフローに応えるTweak Synthを制作したいというのが開発意図の一つです。Wavetableという音源技術自体は新しいものではありませんが、RolandではそれにPhase/Shapeモジュレーションという変調技術を加えてより過激なサウンド・メイクを可能にした新音源を、FANTOM用のモデル・エキスパンション「n/zyme」にて開発、2022年1月にリリースしました。これを元に、さらにVirtual Analogとの組み合わせでシンセサイザーの基本音色から高度なモジュレーション音色まで全般をカバーできるようまとめ上げたのがGAIA 2音源になります。

Q:初代GAIAはSH-01というSHシリーズを冠した品番となっていましたが、今回のGAIA2は“SH”はつかないのでしょうか?
A:「SH」はつきません。GAIAの明瞭でスピーディーな音作りのワークフローを継承しつつ、これから先の音楽環境に適したシンセサイザーとなります。
Rolandではシンプルな音作りシンセサイザーについて”SH-**”というシリーズ型番をつけるのが恒例となっていますが、一方”SH-01 GAIA“においては、”GAIA”というサブネームが好評で、ほとんどの方にこの名前で呼ばれていました。
”SH-01“という型番をご存じ無い方もおられるかと思います。今回の機種では呼び名を”GAIA 2”に統一するため、あえて”SH”の型番を設けないようにしました。

Q:GAIA2は独自エンジンとのことですが、SH-4dに搭載されていたWavetableのエンジンとも全く別物になるのでしょうか?共通した部分もあるのでしょうか?
A:元となるWavetableのエンジンはFANTOM n/zymeで開発され、SH-4dやGAIA 2ではそれを元に個別に最適化して搭載する形となっています。それぞれ製品コンセプトが違うため(SH-4dはマルチパートでGROOVEBOX的な側面を持つのに対し、GAIA 2はシングルパートの純粋なシンセサイザー)、使い勝手や一部の搭載波形などが異なります。根っこは同じ、という感じでしょうか。
バーチャルアナログシンセ部も同様に、他モデルに搭載されているエンジンをGAIA 2用に最適化して載せています。ポイントとしてはWavetableと組み合わせた際に音のマッチングが良いように、あまりビンテージ感を出しすぎないようにセッティングされているところでしょうか。


Q:モーショナル・パッドはどのようなセクションなのでしょうか?
A:視覚的、感覚的にサウンドの動きや変化をとらえることができるだけでなく、フィルターやエフェクトと組み合わさることで予想外のサウンドを生み出すことで、新たなアイデアを生むのにも役立ちます。
元々は自由に描けるLFOが欲しい、という発想からスタートしています。
ですがいろいろなコントロール用のパラメーターを装備し物理操作子としての調整を行った結果、LFOとはかなり異なる印象を持つモジュレーターに仕上がったと思います。ノートトリガー時に複雑なエンベロープで音色変化させたり、ゆっくりとした動きでオシレーターやエフェクトにアコースティック楽器のような自然な変化を与えたり、時には画面に表示される絵柄を工夫して見せたりと本当にいろいろな使い方があるので、プリセット音色をぜひ確認してみて頂きたいです。

Q:ユーザーインターフェイスがかなり刷新されておりこれまでのRoland社製品と異なる印象を受けるようですが、ここまで作り替えるにあたって何か制作秘話的なものはあったりするのでしょうか?
A:GAIA 2ではMotional Padを装備したことで配置できるボタン数が限られていたこともあり、AIRA機種で採用されていたプッシュノブによる選択操作を取り入れたのですが、これが従来のRolandシンセサイザーのユーザーインターフェイスと印象を変えているのかと思われます。この操作はMotional Padでのポインタ操作との相性が良く、少し慣れると快適にサウンド・メイクを行って頂けるかと思います。

Q:つまみやボタン、スライダーやホイールなどのパーツも写真で拝見する限りこれまでの貴社製品と異なるような気がするのですが、これは既存のものでしょうか?全く新しいものでしょうか?
A:お目が高い!すべてでは無いですが、操作子類は新規のものが多いです。使い勝手とデザインを意識して揃えました。

Q:Wavetable OscillatorをもつMODEL EXPANSIONのn/zymeとの互換性はあるのでしょうか?
A:互換性はありません。

Q:開発側ならではのおすすめな機能や、特にピックアップしたいポイントなどをお伺いしたいです。
A:やはりMotional Padでしょうか。パネル面とフラットに配置したので指が端に引っかからず快適に操作できると思います。
ぜひいろいろなパラメーターをアサインしてリアルタイムパフォーマンスや変わったモーション作成などに活用して頂きたいです。あと、USB接続もパソコンやモバイル機器との接続に加えてMIDIキーボードを直結したり、Roland Cloudとワイヤレス通信ができるRoland Cloud Connect WC-1を使用したり、Mix Performer MX-1と接続できるAIRA LINK対応など、かなり高機能になっていますので、ぜひご活用いただければと思います。

以上

開発チームの皆様、この度はご協力いただき誠に有難うございます!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。