【ご予約受付中!】Roland BoutiqueよりJX-08とJD-08の2機種が発売中!往年の名機を現代に復刻!

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2021年11月09日
- カテゴリ商品情報
- タグRolandデジタル楽器・シンセ
![|*メーカー|*品番|*本体販売価格(税込)|*ご購入URL| |Roland|JD-08|[!55,000円!]|[https://www.digimart.net/cat16/shop5051/DS07323767/?t=1636125802930&v=dbb903b8a56c97737b179 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya/wp-content/uploads/sites/50/2021/11/20211105-42ecf0d8f5d7207862a163214b1f3be8.jpg)
メーカー | 品番 | 本体販売価格(税込) | ご購入URL |
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Roland | JD-08 | 55,000円 | こちら |
Roland | JX-08P | 55,000円 | こちら |
こんにちは!
島村楽器名古屋パルコ店の立浦です!
シンセサイザー好きに朗報!
往年の名機を最新モデリング技術で現代にダウンサイジングし蘇らせることで人気のRoland BoutiqueシリーズよりNEWモデル『JX-08』が『JD-08』が発表されました!
80年代末期に生み出されたRoland最後のアナログシンセサイザーJX-8Pを元機としたJX-08、日本最高峰のアーティスト、プロデューサー小室哲哉氏も愛用し90年代のJ-POPを語るうえで外すことのできないデジタルシンセサイザーJD-800を元機とした『JD-08』どちらもRolandの伝家の宝刀的なシンセサイザーが遂にBoutiqueシリーズにて登場です!
出したかー!遂に出しちゃったかー!特にJD-08!!
先月、TM NETWORKが再び動き出したとの報が界隈をにぎわしましたが…これはタイミング絶妙すぎませんか??
担当は今、とてつもなく興奮しています!
JX-08&JD-08 実機レビュー!
JX-08とJD-08について、Rolandさんから実機をお借りしチェック・動画を作成しました!
実機到着~動画撮影~動画作成まで約2日とかなり突貫工事で行っため、ちょっと粗目なレビューですが…ご覧頂けますと幸いです!
Roland Boutiqueについて
Rolandの代表的なシンセサイザーを最新のモデリング技術によって忠実に再現、電池駆動可能かつ小型スピーカーを内蔵したコンパクトなモジュールとして蘇らせた製品シリーズ。
2014年にローランドの名機JUPITER-8、JUNO-106、JX-3Pを元機としたJP-08、JU-06,JX-03をリリースし、
ドラムマシンTRやTBなど様々な名機のBoutiqueシリーズをリリース。
本格的なサウンドをどこでも楽しむことが出来る
JX-8P
デジタルシンセの黎明期である1985年に発表された革新的シンセサイザーで、当時価格は22~3万円程度との事。
世界中で売れまくり、国産シンセサイザーの地位を確かなものにした同社のD-50やYAMAHAのDX-7等、世間的にアナログシンセからデジタルシンセに移行しつつあった時代にリリースされた国産アナログシンセで、Roland最後のアナログシンセサイザーともいわれています。
アナログシンセながら今までのJupiterやSHにみられたスライダー方式の音作りセクションを排し(別売りのPG-800を使えば可能)、音色選択やエディットをタッチラミネート式のプッシュボタンで行うという当時としては攻めた仕様のシンセ。
この仕様により、当初は爆発的なヒットはしなかったもののデジタル回路でオシレーター制御を行うDCOを採用し、6音ポリフォニー12DCO仕様、でチューンやクロスモジュレーション等も備え複雑な音作りが可能でJupiter,Junoシリーズで定評のあったコーラスエフェクトも継承、かつアナログ由来の太く温かみがあるサウンドは海外を中心に根強い人気を博しました。
メタルバンドEUROPEの超有名曲FINALCOUNTDOWNのイントロでの使用はあまりにも有名ですね!
JD-800
小室哲哉氏の使用でも知られる1991年~1996年まで生産・発売されていた日本の90年代音楽シーンを代表するシンセサイザー。当時の販売価格は30万円!
JD-800はデジタルシンセが隆盛になり、音作りが複雑になってしまい演奏者はプリセット音をそのまま使うだけの人が増えてきた時代に
おいて『音作りの楽しさを再発見してもらいたい!』というRolandの想いの元に制作されたシンセサイザーで、デジタルなのにアナログの操作性を追求したシンセになっています。
音源部には108つの厳選された波形、またDSPエフェクトも内蔵、4種類のトーンを重ねて演奏出来当時としては超パワフルな仕様のシンセ。
しかしながら各セクションにスライダーやボタンを配置し、従来ややこしく難解だったデジタルシンセでの音作りも簡単に出来る仕様!
そしてハイパワーなデジタルシンセならではのリッチできらびやかなサウンドはもう最高!
小室哲哉氏や浅倉大介氏も愛用したプリセット53番のAC.PIANOはあまりにも有名ですね!
GlobeのDepertureはじめ様々な楽曲で聴くことが出来、今なお多くのRolandシンセに音色プリセットとして収録されており、ソフトウェアシンセサイザーでも再現されているくらい。
Every Little Thingの五十嵐充氏も当時愛用していましたね!当時小学生だった担当ですがELTは大好きでした!
Shape of Lovesという楽曲のMVでは5台ものJD-800を並べて撮られており、バブルみを感じます。
そしてギターを弾く身となって思いますが、やっぱりいっくん(伊藤一朗さん)のギターはかっこいい!
そろそろ36歳になる担当ですが当時は小学5~6年生くらい?で、ちょっと大人ぶりたくて漸く自ら率先して“音楽を聴く”という事をし出した年齢でした(全然関係ありませんが初めて自分の小遣いで購入したCDは玉置浩二さんの「田園」でした。)
思えば自分の音楽の黎明期でもあるそんな時代に溢れていた音は、小室さんの楽曲もそうですがJD-800で作られたものだったのですね。
今の30代中盤以上の日本人の多くは、知っていようともいなくともJD-800の音を浴び続けてていた世代でもあるのです!
そんなシンセサイザーってなかなかありませんよね!
余談ですが、JD-800のサウンドを担当したのは、DAWユーザーなら多くの方がお世話になっているであろうソフトウェアシンセサイザーSpectrasonicsの創始者でありCEOのエリック・パーシング氏!
日本のメーカーであるRolandがロスに拠点を置き制作した最初のシンセサイザーがJD-800、伝説のサウンドは伝説のサウンドデザイナーから誕生したというわけです。
日本限定でエリック・パーシング氏の作った独自パッチを収録したサウンドROMカードなんかも発売されていましたね!
Rolandでチーフサウンドデザイナーを担当していたエリック氏は「JD-800は自分の赤ちゃんのように想っている」と後のインタビューで語っています。
海外のRoland HPでそのインタビューを見ていただくことが可能ですので、機材好きはチェックしてみてください♪
日本のシンセサイザーメーカーの、アメリカの音のプロによって作られたサウンドが日本そして世界中のアーティストの元に行き、多くの人を感動させる音楽・楽曲に姿を変え人々に届く…うーん、世界は繋がっていますねぇ…。
ついつい熱が入って前置きが長くなってしまいましたが、それでは早速今回のJX-08PとJD-08についても見ていきましょう!
サイズや仕様について
Roland Botiqueシリーズは、なんといってもRolandの往年の名機のサウンドがコンパクトな筐体で楽しめることが魅力!
電池やUSB経由での電源供給で動作させることが出来、また本体にスピーカーも内蔵しているため、いつでもどこでも演奏可能!
そして、今回のJX-08とJD-08もこれまでのBoutiqueシリーズと同様の仕様です。
JX-08は300(幅)×128(奥行)×47(高さ)mm 840g
JD-08は300(幅)×128(奥行)×49(高さ)mm 895g
とほぼ同じ!
基本的な出力系統やMIDI IN/OUT、そして近年のTR-06などにも搭載されているEXT INを装備、この端子でヴィンテージシンセやモジュラーシンセと同期も可能。
また、USBの形状がこれまではMicroUSBでしたが、今回の2機種からType-Cへ変更されています。
給電は勿論、このUSBからDAWやコンピュータとオーディオ・MIDIの送受信が可能となります。
そしてそれぞれの機種の概要を述べる前に重要な点として、
「JX-08もJD-08もJX-8P,そしてJD-800を作った人々が監修している」
という点。
そりゃあもちろん全員ではないでしょう。中には引退されたりしてRolandを離れた方もいるでしょう。
しかしRolandにはまだまだ現役、もしくはOBとして当時のシンセを作っていた方々が在籍しており日々研鑽を積んでいます。
そういった本人さん達が作るのですから、間違いないものが出来上がったのでしょう!
JX-08の概要について
JX-08はオリジナルJX-8Pの良いところを継承しつつ、さまざまな改良が施されています。
まず何より見た目!JX-8Pはタッチ式のボタンで、スライダー方式で音作りをしたい場合は別売りのPG-800という専用デバイスを使用する必要がありましたが、このJX-08はPG-800の機能をしっかりという際し、簡単に音作りが出来るようになっています。
そして音色!今回のJX-08はJX-8Pのプリセットから32音色をしっかり搭載しつつ、現代的なスタイルに合わせて制作された100 以上の新規パッチも搭載!音色の保存領域(メモリー)も256に大幅拡張されています。
また、JX-08 にはRoland Boutiqueシリーズで新たに搭載された17 種類の強力なエフェクトが搭載!
定番エフェクターであるコーラス、フェイザー、ディレイを使用してサウンドに輝きを与え、オーバードライブ、ファズ、ビット・クラッシャー、新規搭載のLo-Fi コンプレッサーを使用してサウンドに歪みを加えることができます。
また、フィルターとピッチシフタを使用することで、サウンドに更なる奥行きと個性をもたらします。
JX-8Pには2種類のコーラスだけだったことを鑑みても、より幅広い音作りが可能となるでしょう!
ポリフォニック、いわゆる同時発音可能数も使用するセッティングでも上下するので具体的な数値は伏せられていますが、元の機種の3倍以上になっている模様!
※11/9追記
伏せられていると思ったら…
Roland公式チャンネルのYoutubeコメント欄で上記のように「最大20ボイスまでOKよ♥」って言っちゃってる!!
Rolandさん、「使用条件によって変動するのであえて載せてないようにしてる。公表NGやで?元機の3倍以上とか上手く言い含めてや!(意訳)」って内々に言ってたのに、自分から言っちゃってる!!
いや、20 Voices♥じゃないわ!!なんじゃそりゃ!!
…ということで同時発音数は最大で20音です!公式Youtubeの商品動画のページで自分から言っちゃってますからね!!公表NGもクソもないですよね?!
でもJX-8Pが6音ポリだったことを考えると、ここはうれしい進化ポイントですね!
更に、このJX-08では異なった音色を重ねるデュアル、右手/左手の鍵盤によって音色を分けるスプリット機能に対応!
例えば左手で和音のパッドサウンドを演奏しつつ、右手でリード系サウンドを演奏することも可能になりました!1台で2台分のJXサウンドを楽しめるということですね!
前述の同時発音数の進化と併せて、サウンド・メイクのアイデアが一層広がりますね!
また、他Boutiqueシリーズ同様シーケンサー搭載(2パートポリフォニー仕様)しているので、リードやベースライン、またはコードなどを入力し、お持ちの他の楽器と同期演奏をさせることができます。
また、こちらも他Boutiqueと同じくフェーダーの挙動などを一緒に記録できるモーション・レコーディング機能やJX-8Pにはなかったアルペジエーター機能を利用して、サウンドに活き活きとした動きを与えることができます。
JX-08のポイント
1. 高度なモデリング技術により実現したオリジナルJX-8Pのサウンドとふるまい
2. プログラマー・ユニットPG-800の機能を搭載
3. オリジナルJX-8Pからの32種類のプリセット音色に加えて111種類の新規プリセット音色を追加
4. JUNO-106コーラス、SDD-320リバーブ、Lo-Fiコンプ、スーパーフィルター、ピッチシフターなど17種類
の新しいエフェクトを搭載
5. モーション・レコーディング、ランダム・パターン・ジェネレーター、および128パターンのメモリーを備え
た2パート、64ステップ・ポリフォニック・シーケンサー
6. アルペジエーター機能
7. デュアルおよびスプリット機能を備え、2パート・レイヤーでの演奏が可能
8. オリジナルを超える豊かなポリフォニー
9. USBオーディオ/MIDIインターフェース、フルサイズMIDI I/O、およびEXT CLOCK INを搭載
JD-08の概要
JD-08も同じくJD-800のオリジナル・デザインを継承しつつ、その音楽体験を更に高いレベルへと引き上げるための、さまざまな改良が施されています。
まず皆さんが一番気にしているであろう音色!こちらはJD-800の64音色プリセットを丸々引き継いでいます…ということは53番AC.Pianoもそのまま使用できるということです!そしてさらに新規搭載の21のプリセット音色を搭載!
また、こちらもJX-08と同じくメモリー領域は256に拡張されており、膨大なコントロールを深く掘り下げて新しいサウンドを作成できます。
最も使用する頻度の高いポジションであろう音色を選択するPATCHボタンや選択した各音色の音量を変更するPALETTスライダー等も健在!
この、PATCH部が左斜めにせり上がっているのがもろに『JD-800!!』という感じが出ていてたまりませんね!!
音作りの要となるトーン・セクションもBoutiqueシリーズのコンパクトな筐体に収めるために一部をボタン選択式に変更されていますが、それでも各セクションの重要なポイントはしっかり露出されています!
また、こちらも他Boutiqueと同じくシーケンサー機能やモーション・レコーディング機能を装備!
そしてJX-08同様、JD-800には無かったアルペジエイター機能も新たに実装しているので、サウンドメイク・トラックメイクにより高い表現力を与えることが可能です!
そしてこちらもポリフォニー(最大同時発音数)はJX-08同様、JD-800から3倍以上のなんと128音にグレードアップ!
JD-800は最大24音を4つのトーンで分かち合う仕様だったので、4トーン丸々レイヤー時した際は1トーン6音までという縛りが出来てしまっておりました。そんな縛りの中で様々な工夫を凝らし音色を作っていくのもJD-800の醍醐味でしたが、今回の進化によってよりその音色の発音数の縛りが解かれ、より幅広いサウンドメイクに対応することが可能になりました。
小室哲哉さんの公式インスタグラムによると、同氏のお手元にも既にJD-08が納品されている模様!!
再始動後の活動の場でもJD-08が見られる日は近いかもしれません!!
余談ですが担当は53番AC.Piano1はもちろんですが、13番のCrystal Rhodes(JD-08ではCrystal EPsというプリセット名になっているようです)がとっても好きです!あの切ないエレピサウンドは極上ですよホンマ…。
Crystal Rhodesかどうかは定かではありませんが、安室奈美恵さんのSweet 19 Bluesという曲のイントロでも奇麗なJD-800のエレピを聴くことが出来ます。今の時代サブスクなんかでも即座にチェックすることが出来ますので、知っている人は当時を思い出しながら、知らない若い世代の人は温故知新という事で是非聴いてみてください!
といった感じでJD-800がお好きな皆さんの中にも、ご自身の“推しプリセット”がきっとあることでしょう!
それを64番までそのまま使用できちゃうJD-08,必見です!
JD-08のポイント
1. 高度なモデリング技術により実現したオリジナルJD-800のサウンドとふるまい
2. サウンド・デザインの可能性を広げる108種類もの波形を搭載
3. オリジナルJD-800からの64種類のプリセット音色に加えて、21種類の新規プリセット音色を追加
4. モーション・レコーディング、ランダム・パターン・ジェネレーター、および128パターンのメモリーを備えた2パート、64ステップ・ポリフォニック・シーケンサー
5. アルペジエーター機能
6. 4パート構造によるトーン・レイヤー
7. JD-800独自の2系統マルチ・エフェクト・セクションの再現
8. ディストーション、フェイザー、スペクトラム、エンハンサー、ディレイ、コーラス、リバーブを搭載
9. パラメータをすばやく調整するためのパレット・スライダー
10. USBオーディオ/MIDIインターフェース、フルサイズMIDI I/O、およびEXT CLOCK INを搭載
写真色々
この記事の投稿スタッフ
投稿者 | 立浦 |
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プロフィール | 高校1年からエレキギターをはじめ、大学卒業まで月のアルバイト代の殆どをバンド活動、それに伴う機材に費やしてきた人柱。これまでに買ったギターやベースなどの竿ものは15本以上、エフェクターに関しては30台を超えてからは数えていません…その他にもシンセ、アンプ、DTMソフトetc...一体いくら使ったのか、分かりません。でも、でもね!自分で買ってきたからこそ、商品の使い方はもちろん、良いところも悪いところもなんでもご提案出来る自信がありますよ!当店ではそんな経験を生かしてアンプ、エフェクター、シンセサイザー、PA、DTM、DJなど、幅広く担当しております。貴方にピッタリな楽器、是非一緒に探させてください! |
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