メーカー名 | 品番 | 通常価格 | ご購入URL |
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AUDIENT | iD4 mkⅡ | ¥25,500(税込) | こちら |
AUDIENT | iD14 mkⅡ | ¥38,500(税込) | こちら |
ミキシングコンソールやオーディオインターフェイス等の音響機器を多数世に送るイギリス・Audient社が新たに開発した高音質・高コスパなオーディオインターフェイスiD4mkⅡとiD14mkⅡ(iD14mk2)が発売開始!
2015年の発売以来、そのコンパクトボディに高い品質と魅力的な価格帯で作曲を楽しむ方から手軽にでも音源を作りたいプロの方まで幅広いユーザーから支持されてきたiD4/iD14を元に、旧モデルの魅力や使いやすさを継承しつつ音質や仕様が大幅に向上し、上位機種にも劣らない高品質で使いやすい製品に仕上がっています。
前作よりも大幅なサウンドクオリティの向上だけでなくループバック機能も搭載昨今の宅録需要の高まりを受け、自宅のレコーディングはもちろん、動画サイトやポッドキャストにも使用出来る1台となっています。
なお、今回発売となる新しいiDシリーズを機に、これまでのブランドロゴとプロダクトデザインを一新。2021年より、新生Audientとしてスタートするとのこと。
新しい幕開けの第一弾製品、気合が入っていないわけがありません。
島村楽器のYoutubeチャンネルでも本製品について詳しく解説中!
アナログ、デジタル回路ともに拘り抜いて設計・開発され、同価格帯のモデルをはるかに凌駕する両機種。
一体どんなところが優れているのか、両機種の違いはどんなところにあるのか、また同機種独自の機能や専用アプリの概要や使い方などを本動画にて細かくご紹介です!
iD4mkⅡとiD14mkⅡの違いについて
新たに発表されたiD4mk2/iD14mk2は、前回同様入出力のチャンネル数が異なっております。
iD4mk2はマイクやLINE(ギター等)の入力が1つずつに対し、iD14mk2は2つずつとなっています。
複数のマイクを繋いだり、電子ピアノやシンセサイザーなどのデジタル楽器をステレオ入力したい!という場合には必然iD14mk2を選択する必要があります。
他にもiD14mk2のみ、ADATという端子を装備しています。
上記のように外部のマイクプリアンプなどを使用しADAT端子でデジタル接続すれば、マイク入力を最大10本まで拡張する事が出来ます!
バンドなどでドラムレコーディングや複数のマイクや楽器を一緒に録音したい!という場合には超役立つ端子!iD14mk2のみで、iD4mk2には非搭載!
また、出力に関してもiD4mk2が2つのみに対し、iD14mk2はOUTPUTの1/2、3/4、そしてヘッドフォン(ステレオ5/6)と最大6つまでコンピューター内やDAWからの音声信号を分岐して出力できます。
録音だけでなく、バンドの同期演奏にも使用したい!という方も、やはり購入するならiD14mk2が良いでしょう!
半面、音質自体は両機種とも同じなので
『一人で、シンプルに良い音でボーカルや楽器を録音したい!使う楽器やマイクは1本、1台だけ!』という方はiD4mk2でも問題ないかと思います。
前作との比較を交え新しいiD14mkⅡの魅力を紹介!
イギリスの音響機器メーカーの名門、Audient社が繰り出すハイコストパフォーマンスなオーディオインターフェイス!
さて、一体どんな点が魅力的なのでしょうか??
iD14mk2をベースに前作や他機種との比較を交え、魅力を紐解いていきましょう!!
音質面がパワーアップ!
Audientの定番ともいえるプロスタジオ向けコンソールASP8024 Heritage Editionと同じディスクリートClass-A回路を採用し、コンパクトなその見た目からは想像もつかないハイクオリティサウンドを誇るiDシリーズ。
クラシカルなアナログの暖かみを保ちながら、ノイズと歪みを極限まで抑えたAudient コンソールマイク・プリアンプは、プロユースにも耐えうる逸品!
そんな優れたオーディオインターフェイスであるiDシリーズですが、今回のモデルは、前作よりもさらに大幅に音質向上が図られています。
録音時の入力音質はもちろん、音声再生時の出力音質もかなりのパワーアップが!!
ではどれくらい向上しているか?!
よく音響機材を比較する上でメーカーが売り文句としている数値で入力・出力における“ダイナミックレンジ”という値がありますので、そちらの実際の数値を元に比較紹介していきます。
用語解説:ダイナミックレンジ
オーディオの世界でのダイナミックレンジ(dynamic range)とは信号の最小値と最大値の比率をいい、情報量を表す指標、物理特性のひとつです。
最小値の下限は一般にオーディオ機器の残留ノイズの大きさに影響を受けます。ノイズより小さな信号は残留ノイズに埋もれてしまい識別ができません。
最大値の上限は、オーディオ機器や構成する電気回路が扱える信号の最大値(=許容量)で決まってしまいます。
最大値を超える大きな信号は歪んでしまいます。
このように下限、上限が存在するのでオーディオ機器などの性能を比較する際の大切な指標としており、単位はdB(デシベル)を使います。
出展:一般社団法人 日本オーディオ協会HPより
つまりこの数値が高ければ高いほど音質・音圧が良い、という事ですね!
各メーカーの測定方法・測定環境などによっても上下する為、この数値を信じ過ぎる必要はありませんが、一つの指標としては有効な値かと思います。
そして上記が旧モデルiD14と新モデルiD14 mkⅡの比較!
桁一つ変わっているほど数値が向上しているのがお分かり頂けますね!
旧モデルのiD14も価格帯の中ではかなり高数値なのですが、今回のiD14 mkⅡはそれを大幅に上回るスペック!
更にこの音質面はiD4mk2もiD14mk2も同じ!すごい!
オーディオインターフェイス市場において人気なSteinberg UR22C、そして高品位で知られるUniversal AudioのApollo Xと並べて比較すると上記の通り。
驚くべきことに、ダイナミックレンジ値において数値上は10万円以上するApollo Twin Xと大差のない結果となっています!
これはすごい!!
ハード面もいくつか変更
トップ面のボタン、つまみ配置などは変わりませんが
・本体のカラーがシルバーからメタルブラックに
・アナログの出力(OUTPUT)が2基から4基へ
・USB規格がUSB2.0 Type-BからUSB3 Type-Cへ
・電源アダプター端子が無くなる
・ヘッドホン端子が1基(フォン端子)→2基(フォン&ピン端子)に
といったような変更がなされています。
特に背面のアナログ出力端子が4chとなったのが良いですね!旧モデルも出力自体は4系統可能でしたが、背面の2基つ+ヘッドフォンのL/Rステレオ2つで4chという、やや分かりにくい仕様でした。
今回のモデルからはヘッドフォンを使いつつ背面の4chも使用出来るので、バンドでの同期演奏などでも大きく活用できそうです。
充実のミキサー機能、ライブ配信に便利なループバックも可能!
iDシリーズには新旧モデル問わず使用出来る『iD Mixer Software』という、iDシリーズをパソコン上でコントロールできるアプリケーション(無償)が用意されおり、音量のバランスやルーティングなどをユーザーの任意にアサイン、保存する事が可能です。
このアプリを使用すれば、マイクや楽器の音声と、パソコンやスマホの中で再生するBGM(iTunesやYoutubeの音など)を再度オーディオインターフェイスから端末に戻す『ループバック』も使用可能!!
しかもソースを細かく選択可能!実際のやり方などは本家公式ページにて公開されています!
ループバックはBGMを掛けながら雑談配信をしたい方やカラオケ配信などをやりたい方には必須の機能で、最近のオーディオインターフェイスにも良く取り入れられているのですが、このiD14mk2でも使えるというわけです!
最近大きく需要を伸ばしているライブ配信用途にもマッチするオーディオインターフェイスなのです!
iD4mk2とiD Mixer Software
iD4mk2を接続してiD Mixerを起動してみるとこんな感じ。
iD14mk2を使用した場合と異なりCUEの設定項目などは無くシンプルな構成となりますが、iD Mixer上からマイクやアウトプット、またループバックのモニター音量などは一通りコントロール可能!
もちろんそれらの設定を保存・呼び出し(SAVE/LOAD)も可能です!
一例として下記のようにMacbook内のサウンドも出力先をLoopBackチャンネルを指定・割り当てを行うことによりループバックが可能です。
何気に便利な“ヴァーチャル・スクロールホイール”機能
トップ面についているエンコーダー、こちらは通常はマスターボリュームとして機能しますが、iD14mk2にはここにユーザーの任意のパラメーターをアサインしてコントロールできる“スクロール・ホイール”という便利な機能が搭載さいれています。
音源プラグインやエフェクトのパラメーターやDAWのオートメーション等、様々な機能へのアクセスしコントロールが可能になります。
また、ファンクション(トークバックや位相反転等)のアサインボタンとしても利用できます。
このスクロール・ホイール機能を使用しているシーンが下記公式動画の2:38~からチョロっと登場してますね!
デジタル入力で拡張可能!
こちらは旧モデルにも搭載されていましたが、今回のiD14mkIIにも、ADATとSPDIF両方のデジタル入力を備えています。
本体に備え付けられているマイク入力は2基のみですが、このデジタル入力から対応したマイクプリ機材を追加すれば、さらに8CHのマイク入力の拡張が可能、つまりマイク10本の同時使用・同時録音が可能となります。
もちろん、デジタル入力からの信号も専用のiDミキサーアプリでコントロール上でコントロール可能です!
レコーディングをサポートするソフトが付属!
Audientのオーディオインターフェイスには、レコーディングに必要なプロフェッショナルソフトやサービスがバンドルされています。
製品購入後、audient.com/ARC にアクセスして登録することにより、Steinbergの人気DAWソフトCubase LEや音源プラグインなどが使えてしまうのです!
実機入荷!!実際に仕様やサウンドをチェック!
当店にAudient iD14mk2の実機が入荷!早速チェックしていきましょう!
ダークグレーのメタルボディがカッコいい!
実際に手に取ると見た目以上にズッシリと重く、堅牢で信頼できそうな造りを感じさせます。
GAINノブやメインのエンコーダー部分もしっかりとしています!
何気に嬉しいのがこのフォン、ピン両方のヘッドフォンジャックに対応している点!
便利ですよねぇ~担当はヘッドフォンの先端をピンからフォンに変換するプラグを良く部屋の中で無くすので、この仕様は素直に羨ましいです(笑)
ちなみに双方のヘッドホン端子から出力される音声信号は同じです。
ちなみにこのヘッドフォン出力はデフォルトではメイン出力が割り当てられていますが、iDミキサーアプリを介して変更可能です!
これも人によっては便利な仕様ではないでしょうか??
背面端子はコンボジャック2基とフォン出力4基!
実際にコンデンサーマイクを使ってサウンドテストをしてみましたが、さすがAudient社のオーディオインターフェイス、音質は素晴らしくこの価格帯のモデルとしては文句のつけようがありません!
全体的にクリアなのはもちろんですが、低域にどっしりとした安定感があり、ボーカルでも楽器のマイク録りでもかなりのパフォーマンスを発揮してくれそうです!
そして個人的に推したいのがこの正面にあるD.I入力!
このチャンネルはクラシカルな真空管アンプの入力段にも頻繁に使用されるJFET(接合型電界効果トランジスタ)を用いた回路で構成されており、通常の入力よりもファットな倍音成分を含んだサウンドを生成してくれます。
試しに今人気のオーディオインターフェイス(JFET不使用)とエレキギターのサウンドをギターシミュレータープラグイン(Positive Grid Bias Amp 2)に通して鳴らして比較してみたのですが、それはもう明確に違いました!!
正直、明らかにこのiD14mkⅡの方がタイトでキレが良く、弾いていて気持ち良いです!(MOTUさんゴメンナサイ…でもギター歴18年の担当、ギターのことに関しては嘘がつけません!)
また、MOTU M2とこのAudient iD14 mk2の再生音も併せて比較してみましたが、こちらはどちらも甲乙つけがたい結果でした。
MOTU M2の方は全体的に元気で明るくメジャーで聴き易い印象を受けたのですが、Audient iD14 mk2の方は特にドラムやベースなどのリズムがクリアに聴き取れミックスバランスを整えやすそうに感じます。
こちらはエレキギターのサウンド用に明確な差はなく、使用者の好みで選ぶべき、と言えそうです。
以上です!
高音質・高機能、高コスパと良いところ尽くしの本機種、担当はめちゃくちゃ気に入りました!
店頭でもお客様にガンガンおススメしていきたい1台です!
価格を抑えつつ高品質なオーディオインターフェイスをご検討の方はチェックしてみてください!!
この記事の投稿スタッフ
投稿者 | 立浦 |
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プロフィール | 高校1年からエレキギターをはじめ、大学卒業まで月のアルバイト代の殆どをバンド活動、それに伴う機材に費やしてきた人柱。そして一児のパパ。これまでに買ったギターやベースなどの竿ものは15本以上、エフェクターに関しては30台を超えてからは数えていません…その他にもシンセ、アンプ、DTMソフトetc...一体いくら使ったのか、分かりません。でも、でもね!自分で買ってきたからこそ、商品の使い方はもちろん、良いところも悪いところもなんでもご提案出来る自信がありますよ!当店ではそんな経験を生かしてアンプ、エフェクター、シンセサイザー、PA、DTM、DJなど、幅広く担当しております。貴方にピッタリな楽器、是非一緒に探させてください! |
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