モニターヘッドホンの超定番!SONY『MDR-CD900ST』その魅力に迫る!

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2018年01月12日

皆様こんにちは!島村楽器名古屋パルコ店ヘッドホン担当の宮下です! 今回は日本の業界標準モニターヘッドホンとして長年活躍しているSONYのMDR-CD900STというヘッドホンのご紹介です。 目次]][#a:title=SONY MDR-CD900ST]]][#b:title=今なお使われ続ける人気の […]

皆様こんにちは!島村楽器名古屋パルコ店ヘッドホン担当の宮下です!

今回は日本の業界標準モニターヘッドホンとして長年活躍しているSONYのMDR-CD900STというヘッドホンのご紹介です。

目次
SONY MDR-CD900ST
今なお使われ続ける人気の理由
試聴してみてください
在庫あります!

SONY MDR-CD900ST

メーカー 型名 販売価格(税込)
SONY MDR-CD900ST ¥19,440

主な仕様

型名 MDR-CD900ST
形式 密閉ダイナミック型
ドライバーユニッ :40mm、ドーム型(CCAW採用)
最大入力 1,000mW
インピーダンス 63Ω
音圧感度 106dB/mW
再生周波数帯域 5~30,000Hz
コード長 2.5m
コードの太さ Φ4.0mm
プラグ ステレオ標準プラグ
質量 約200g(コード含まず)

1989年に業務用として登場して以来、現在まで約30年近く数多くのユーザーに愛用されている、まさに業界標準機です。宮下も8年ほど愛用しています!

日本のレコーディングスタジオには必ずと言っていいほどこのヘッドホンが常備されていますし、業界でこのヘッドホンを知らないという人はいないでしょう。

テレビで見かけることもよくあります。アーティストのレコーディング風景やアフレコ風景、歌番組で審査員が使っているのは大体このヘッドホンのはず!
今度そういった場面を見たらちょっと注目してみてください。赤のラインが特徴です。

それほど日本の業界に浸透している本機ですが、なぜここまで使われているのでしょうか?もちろんちゃんと理由があります!今回は約30年近く第一線で使われ続けてきたモニターヘッドホン MDR-CD900ST人気の理由を、宮下の実体験を踏まえつつ探っていきたいと思います!

MDR-CD900ST 今なお使われ続ける人気の理由

値段
音質
装着感
耐久性
メンテナンス性
業界標準機であるということ

➀値段

販売価格¥19,440(税込)という安過ぎず高過ぎず、絶妙な価格設定です。
特に業務用として数を用意する必要があるスタジオやテレビ局等ではあまりにも高いヘッドホンは用意するのが難しいのでコストパフォーマンスが良い本機が選ばれているのだと思います。

学生さんでもちょっと貯金をすれば手が届くのも魅力ですね!宮下も学生時代に買いました。

➁音質

音質は解像度がとても高く、全体的にフラット(やや高音域より)に鳴ります。
その分リスニング向けのヘッドホンに慣れていると低音は弱く感じると思います。

モニターヘッドホンの用途として、ノイズや歯擦音等が聞き取りやすく、あら探しがしやすいです。
音場感は狭く、すぐ近くに音源があるようなイメージです。聞き疲れしやすいとかリスニングには向いてないとか言われているのはこのあたりが原因でしょうか。

解像度の高さは素晴らしく、どこで何の楽器が鳴っているのかはっきり分かります。
私は高校生のころにこのヘッドホンを買うまでせいぜい6,000円程度のリスニングヘッドホンしか持っていませんでしたが、初めてこのヘッドホンで音楽を聴いたときの衝撃はいまでも覚えています。

「今まで自分は何を聴いていたんだ・・・!

音の輪郭がはっきりし各パートの聞き分けがとてもしやすくなりました。さながらアナログ放送から地デジに変わった時のような感覚です。

「Aメロでそんな音鳴ってたの!?」

それまで何年も聴き続けていたお気に入りのアーティストの曲を聴いたとき、今まで聞こえていなかった楽器の音が聞こえてきました。
それまで安物のイヤホン、ヘッドホンしか持っていなかった宮下少年には衝撃的な体験でした。

それ以来もう8年ほどでしょうか。今でもDTM用として、時にはリスニング用としても愛用しています。
ただ、購入当初はやや高音域が耳に痛く感じることはありました。特にボーカルのサ行やシンバルの音等ですね。
しかし、1週間も使用しているうちにだんだんと気にならなくなり、今では全く気になりません。

車の慣らし運転のようにヘッドホンも音を鳴らしているうちに振動版がこなれてきて音が変化することがあります。
いわゆる「エージング」というやつですね。
効果については議論が分かれるところですが、個人的には効果はあるんじゃないかと思います。
MDR-CD900STの音に耳の方が慣れてきたというのも多少はあるとは思いますが。

➂装着感

軽さといった方がいいかもしれません。
モニターヘッドホンは大体250~400gくらいのものが多いと思いますが、MDR-CD900STは200gとかなり軽いです。
長時間の作業になることが多いDTMではヘッドホンの着け心地というのは大事なものです。
この軽さなら長時間つけていても首が疲れたり、頭頂部が痛くなったりはしにくいです。
装着感は頭の形や耳の形等の個人差がありますが、宮下は長時間つけていると耳が痛くなることがありました。
イヤーパッドが薄く、バッフルに耳が当たるのが原因ですが、人によっては痛く感じるかもしれません。
しかしご安心ください!定番商品であるが故に交換パーツも多く用意されています。
純正のイヤーパッドよりも厚みのあるYAXIイヤーパッドはおすすめです!

YAXIイヤーパッド

純製品よりも厚みのある低反発ウレタンを使用したstPad for Studio Headphone DX


イヤーパッドの前と後ろの素材を使い分け、前方に音の広がりを持たせることでスピーカーの音を聞いているような自然な鳴り方のstPad2


マイクロファイバーを使用した肌触りの良いstPad microfiber

いろいろ試してみて自分にあうイヤーパッドを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

➃耐久性

さすが業務用というだけあってかなり頑丈です。多少乱暴に扱っても壊れません。
私も8年ほど使用していて、割と雑に扱っていますが壊れていません。
まだまだ使えそうです。

➄メンテナンス性

ここが業務用としては重要なポイントです。
もし壊れてしまったらパーツを取り寄せて自分で修理が出来ます。
使われている部品は全て取り寄せ可能なので、1から組み立てて作ることもできます。
消耗品であるヘッドホンが壊れた時に修理に出したり買いなおすより、自分で修理が出来た方がランニングコストが安く済むので業務用として広く使われています。

私も使用して3年ほどでイヤーパッドがぼろぼろになってきたので交換をしたんですが、イヤーパッドを外すとバッフルに円形のスポンジのようなものがあり、潰れていました。
調べてみるとウレタンリングというパーツで、音にも影響してくるようです。
ついでにウレタンリングも取り寄せて交換してみるとびっくり!音の輪郭がはっきりし、特に低音域がかなり聞こえるようになりました。
初めてこのヘッドホンを使ったときの感覚に近く、こんなパーツを替えるだけでこんなに音が変わるんだと驚きました。長年使っている方はぜひウレタンリングの状態をチェックしてみて下さい。潰れていたら交換しましょう!

長年の使用で潰れたウレタンリング

イヤーパッド交換のついでにウレタンリングも交換

交換完了!見た目も音も新品のように!

➅業界標準機であるということ

人気の理由として、個人的にはこの部分が大きいんじゃないかと思っています。
私が購入した時の理由もこれです。
前述の理由から高いコストパフォーンスによってスタジオ等で使われるようになり、業界標準となった本機。
ということはこれを使えばエンジニアと同じ音が聴けるということですよね。
モニターヘッドホン選びで迷ったときに、『日本のスタジオには必ずある』、『プロも使用している』という事実は大きな安心感となります。
また、自分の作品をスタジオに持って行ってエンジニアに編集してもらう際に音のイメージを伝えやすいというのも利点だと思います。
日本の制作現場の基準である本機の音を知っておくのは、DTMをするうえでも大いに役立つと思います。

試聴してみてください

長々と書いてきましたが、音も装着感も実際に使用してみないとわからないですよね。
名古屋パルコ店では試聴機をご用意しておりますので、ぜひ普段聴いている音楽で試聴してみてください!

在庫あります!

名古屋パルコ店ヘッドホン部門でもダントツの売上を誇る本機。
パッケージはシンプルそのものでまさに業務用といった雰囲気ですね。
近隣に音響専門学校が多い当店では在庫も潤沢にご用意しております!

ご購入はこちらから

最後までご覧いただきありがとうございます!
思うがままに書いてみましたがMDR-CD900STの魅力、お伝えできたでしょうか。

個人的にも思い入れのあるヘッドホンですので、ぜひ皆様にもこのヘッドホンの良さを体験していただきたいです!

ご購入はこちらからどうぞ!
https://www.digimart.net/cat19/shop5051/DS04347860/

この記事の投稿スタッフ

投稿者 宮下
プロフィール 中学生のころ大好きな森山直太朗さんに憧れアコギを始め、高校生の時に見たソロギターの動画に感動してソロギターを始めました。また、高校時代にVOCALOIDを知り、自分でも作曲ができるんだと知り、DTMに興味を持つようになりました。高校卒業後は音響の専門学校に通いProtoolsでのレコーディングやPAの勉強をしました。ピアノ、シンセ、DTM等も始め、飲食店で使うBGMの作曲や月に数回即興生演奏のイベントの仕事をしていました。初めて自分で1曲完成させた時の感動は今でも覚えています!担当はヘッドホン、DTMやDJのことも勉強中ですのでお気軽にお声掛けください!

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店舗名 島村楽器 名古屋パルコ店
担当 宮下
電話番号 052-264-8316

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