【KEMPER】スタッフがPROFILER Stageの研修会に潜入しました!  気になるその実力は!?機能や実践的な使い方も! 【初めての○○…シリーズ番外編】

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2019年10月10日

*名古屋パルコ店スタッフ シモザト初の潜入取材!? 皆様、こんにちは。]]名古屋パルコ店 WEB・デジマート担当のシモザトです。]]エフェクターや楽器に関するブログを初めての○○シリーズ今回は番外編です]] *2019年某月某日 名古屋市内某所にて巷で話題の[!!KEMPER PROFILER St […]

名古屋パルコ店スタッフ シモザト初の潜入取材!?


皆様、こんにちは。
名古屋パルコ店 WEB・デジマート担当のシモザトです。
エフェクターや楽器に関するブログを初めての○○シリーズ今回は番外編です


2019年某月某日

名古屋市内某所にて巷で話題のKEMPER PROFILER Stageに関する研修会が開かれるとの極秘情報をキャッチした当店店長から私へ潜入with aミッションが下されました。

"PROFILER Stageのヒミツを探りつつPROFILER Stageが気になっているお客様の為にブログで紹介する!"というミッションのためやってきたのは市内某所 有名私立大学にもほど近い某スタジオです。

(※あっKORGさんだ)


ここからはそんなKEMPERの歴史やKEMPER社の久保山 元司さんを講師に迎え受講した研修会の潜入取材で判明したPROFILER Stageに関するオススメポイントを実際の写真を挟みつつご紹介します!


PROFILER Stageを丸裸!

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KEMPERってなに?

KEMOERとはいわゆる「デジタルアンプ」と呼ばれるハイエンドなヘッドアンプ/マルチエフェクターです

2011年にドイツで発売され、翌2012年には日本国内でも発売が開始されました。

超最新のデジタル機器というイメージが未だに強いKEMPERですが、実はその歴史は意外と古いんです。

ちなみにKEMPERという名前の由来は創業者でもあり代表を務めるChristoph Kemper氏から来ています。

なぜこれだけ人気なのか

ケンパー最大の特徴かつ魅力なのが”プロファイリング機能”

ただ単純にアンプの音をシミュレートしたわけではなく

実機から出る”生の音”を取り込んでいます。

そしてその取り込んだ音を”データ”として世界中のユーザー同士で共有できるリグマネージャーが最強のアンプたる所以

名だたるレコーディングスタジオ内で取り込まれたハイエンドアンプから

あのギタリストの実機のビンテージアンプ

またレアリティーの高いアンプもマイクやキャビネットを含め個人所有のものから多数収録されています。

それをPC1台で無限にダウンロード可能

そしてKEMPER内のモデリングと組み合わせれば、ヘッドはA社キャビはB社といった組み合わせや、ヘッドはそのままにキャビをC社に変更したいという自分自身では確実に不可能なほど様々なアンプやキャビネットを組み合わせた夢のようなサウンドを再現できてしまうわけです。

そしてデータ管理されているそのサウンドは、ライブハウスや自宅、または野外や海外とどんな環境であってもKEMPERに接続すれば”同じ音”が出せます。

ワールドクラスのアーティストの中には、ツアーの際など現地のスタジオや会場でKEMPERを調達、設置し、自分はUSBに保存したデータのみをもって移動しUSBをつないで本番同じ音で演奏するという方もいらっしゃるそうです。


製品ラインナップ

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER Profiling PowerHead ¥380,000(税抜) ¥305,352(税込)

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER Profiling AMP ¥290,000(税抜) ¥234,005(税込)

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER Profiling PowerRack ¥380,000(税抜) ¥305,352(税込)
ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER Profiling Rack ¥290,000(税抜) ¥234,005(税込)

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER REMOTE ¥100,000(税抜) ¥64,630(税込)

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
KEMPER Profiler Stage 290,000 ¥229,680

世界的に”トースター”の愛称で親しまれているProfiling AMP

ラックタイプの物と種類あり、それぞれにパワーアンプの有/無があります。

またそれらとUSBケーブルで接続することで足元での制御を可能とする拡張キットのREMOTEも販売されています。

今回リリースされたProfiler StageはそのProfiling AMPとREMOTEを2in1にしたマルチエフェクター

タイプ

リモートより少し大きい程度と思っていた以上にサイズは小さいです。

スイッチ同士の感覚が広くなり踏みやすくなった印象

ディスプレイもヘッドと同サイズとのことでした。

例のロゴはヘッドと同様にバッチリ光ります←重要

店頭ご予約受付中!ネットからの予約も可能です

Profiler Stage、Profiling AMP共に世界的な人気で在庫が流通しておらず、現在受注受付となっております

当店ではデジマートからのお申し込みも可能!下記URLから購入いただけます!

URL


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Profiling AMPとの違い

既存モデルであったProfiling AMPとの大きな違いとしてまず挙げられるのがその重量

Profiling AMPは本体のみで約6kgありましたがProfiler Stageは大型マルチとしても軽量な4.7Kg

持ち運びもリュック1つで可能な上、別でエクスプレッションペダルを増設しても6kgいきません。

端子はSend/ReturnがProfiling AMPより1つ追加されエフェクトループが2つになりました。

ペダルコントロールは4つまで対応可能です。

機能面での大きな違いはProfiling AMPにはツマミやスイッチとしてあったノイズゲートのON/OFF、エフェクトの一括ON/OFF、アウトプット/パッチVolが省略され、モニター内での操作になったこと

Profiling AMPに慣れているとここは咄嗟での操作が難しいかも。

またProfiler Stageにはパワーアンプ搭載のモデルはありません。

ただし、パワーアンプを搭載すると重くなる上にキャビネットに繋ぐ場合足元から長いスピーカーケーブルを出さないといけなくなるのであまり現実的とは言えないかもしれませんね。

それぞれの長所や短所をまとめると

Profiling AMP

長所 短所 オススメ使用法
アンプライクかつその場での直感的操作性がある。宅録やスタジオでの操作性が高いサイズ
システムとして組み込んだ際の再構築が非常に面倒 DTMやレコーディング等音を追求する方

Profiler Stage

長所 短所 オススメ使用法
持ち運べるサイズ感とライブでの使用を優先した機能性
パワーアンプはない。微調整は可能だが、音を作りこむ際の便利機能が省略化されている ライブやスタジオなどに頻繁に持ち運びする方

こんな感じです。

端子やツマミが省略された分Profiler Stageはコンパクトになりましたが、Profiling AMPとサウンドは全く同じです。

これもデータで管理するKEMPERの強みの一つと言えますね。

KEMPER既に持ってるんだけど・・・

Profiler Stageが発表された際この声を多くききました(笑)

これだけ支持されているKEMPERならでの贅沢な悩みですが、どちらにも良し悪しがあります

Profiling AMPはアンプライクかつ音作りなど作業的なことがしやすく、Profiler Stageは運搬面を重視した設計です。

個人的には既にProfiling AMPをお持ちという方も、そこそこの頻度でスタジオ等外で演奏するのであれば持ち出す用としてUSB1つで同じサウンドを共有できる強みを最大限利用可能なProfiler Stageを追加で購入するのは選択肢の一つと思います。

パワーアンプは必要??

これもProfiler Stageの購入を悩まれている方から多くご相談を受けるポイントです。

確かにProfiler Stageをアンプを通さずにキャビネット単体で鳴らそうと思うと別でパワーアンプが必要になってきます。

ただし、Profiler Stageをパワーアンプを搭載仕様と思うと本体がその分重くなり、さらに上でもあげましたがライブで繋ごうとすると、足元から超長いスピーカーケーブルを伸ばさなければなりません。

またパワーアンプにもメーカーによって特徴が変わってくるためもしProfiler Stageにパワーアンプが搭載されていたとしても、その音が好みではなかった場合、他の物を試すということもできないので実際フロアマルチへパワーアンプを搭載するのは現実的とは言えません…

まずはProfiler Stageを試してみて、よりこだわってセッティングをしたくなった際にパワーアンプを考えるというのがベストな選択肢ではないでしょうか。

Profiler Stageはここがすごい!

センド/リターンをAUX化可能!

Send/ReturnがAUX端子と兼用になっていることで赤白のAUXケーブルがあればスマホやオーディオ機器の接続が可能になります。

もちろんヘッドフォンINもあるので音源を流しながらの演奏や録音も同一ラインで行えちゃいます。

エフェクターのON/OFFが簡単

KEMPERはアンプのモデリングだけでなく内蔵のエフェクトも搭載しています。

一直線上に8つ並んだ白いスイッチは前半の4つがモノラルラインでつなぐことの多いダイナミクス/フィルター/歪み系

後半の4つはステレオ出力を想定した揺れ物/空間、残響系のゾーン

それぞれ使いたいエフェクトを押すだけで膨大なエフェクトの選択が可能。

エフェクトの分類ごとに色が変わり非常にわかりやすくわかれています。

スイッチとしては便宜上このような分け方をされていますが、エフェクトの置き方はリグ上で自由に選択できます。

つまりフェイザーを先頭に持ってきたり、ワウを最後に持ってきたり、はたまた同一のディレイを多重掛けしたりも可能。

既存のマルチエフェクターでは同パッチ上で同義のエフェクトをしようしたり、順番を変更できないものも多くこのポイントだけでも夢が広がりますよね?

神エフェクトにもなるMORFH

研修中個人的に最も便利だと思ったのがMORFH(モーフ)機能

Profiler Stageはスイッチャーとしての機能もあり、バンクのある1~5のスイッチ上で好きなリグを操作可能です。

そして各スイッチに割り当てたリグには表と裏2つの状態を設定できます。この切り替えを制御するのがMORFH

つまり同一のリグでも表ではクランチ/裏ではゲインを上げたリード

といった使い方からショート/ロングディレイの切り替え、完全クリーン/モジュレーションリバーブ(コーラス+リバーブ同時ON)と自分のプレイにあった切り替えが可能なわけです。

また各スイッチのMORFH(モーフ)機能はペダルへの割り当てや切り替わる時間を個別で設定できるので、タイミングよく踏むことでフェードインするようなディレイや足元で直感的な切替でエフェクト的な使い方も可能です。

もちろんTUNERにもなります

実はKEMPERに搭載されたチューナーも非常に実戦向き

見やすくかつミュートスイッチとしても使える上に、バンドやオーケストラバックで演奏する際に変わりがちな基準ピッチを細かく調整可能です。

好みのリグは即フェイバリット登録!

Profiler Stage内にはいっているパッチは設定画面から様々な方法で呼び起こすことが可能です。

アルファベットやモデルのアンプ、パッチの製作者や、GAIN値の大きさなどで並び替え呼び出しできます。

そして”これはいつか使うかもしれない”という好みのリグや自作した設定はフェイバリットに登録しましょう。

一度登録さえしておけば設定画面から素早く呼び起こせるので”あの時のリグどれだったっけ??と”膨大な数のリグから捜索する手間が省けます。

ライブではこう使え!実戦向け音作り

Profiler Stageで音作りをしていざスタジオやライブに出よう!となった際少し困るのが実機アンプへの接続方法。

会場にある据え置きアンプでリグを元にProfiler Stageで作った音色を最大限使える方法をご紹介します。

チューブアンプでの対処方

マーシャルなどのチューブアンプに繋ぐ際は裏のリターンにさすのが良いそうです。

ヘッドのキャラは出さずにキャビネットを通したサウンドとなります。

マーシャルJVM等上位モデルの場合はパワーアンプINもあるので、その際はパワーアンプを搭載しないProfiler Stageのクオリティーを最大限発揮した演奏が可能になると思います!


JCでの対処方

ライブハウスによく置いてあるJC等のクリーン、トランジスタアンプにつなぐ際は裏のリターンに繋ぐのではなく通常と同じくINPUTへ繋ぎ、アンプで積極的にイコライジングしてみましょう。

久保山さんオススメのJC対処法はCH1に繋いでミドルを強めに上げる方法とのこと!

ぜひお試しを!

ライン音を混ぜる

これもライブ向きの使用方法。

アンプへは上記の方法で接続しライン音はKEMPER内からマイクを通さずPA卓へ直で送り、外音に混ぜ少し足してみてください。

これだけで外音の音抜けが飛躍的によくなります。

その分アンプ側は中音として使っていきましょう。

別で線を引っ張らずともギターキャビ用に常設されているのマイクケーブルを使えば大丈夫です!

音作りのコツ

KEMPERはやれることが多い分、レンジも非常に広くハイゲインセッティングや会場次第では音がとっちらかってしまうことがあります。

そんな際はKEMPERとは別でブースターをかけっぱなしにし、あえてレンジを狭めることで音にまとまりがでます。

上のJCへ繋ぐ際の音作りにも通じますが、宅録でパライコを用いて上と下をバサッと切ることで音抜けをよくする方法に似た使い方です。ぜひお試し下さい!

持ち運びにオススメはこちら

Profiler Stageの持ち運びにオススメなのがこちらの

SEQUENZ(シーケンツ)製ケースMulti Purpose Case『MP-TB1』


ビジネスバッグのようなルックスですがProfiler Stageがすっぽりと入るサイズ感でかつPCなどが入るスペースや小物入れもあり、非常に実用的です。KEMPERの久保山さんも愛用されているそうでこれにProfiler StageとPCを入れ全国を飛び回っていらっしゃるそうです!

ちなみに黒だけでなく赤や迷彩などカラーバリエーションが豊富なのも魅力ですね

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込)
SEQUENZ MP-TB1 オープン ¥10,175

KEMPERは今後どうなっていくの??

エディット機能が追加

NAMMで発表があったようにKEMPERからあらたなアップデートとして”エディット機能”が追加予定。

これはこれまで膨大な数公開されてきたリグをPC上でさらに自分好みの音色へカスタマイズが可能という超画期的なシステムです。

音作りの幅もより細かく、深くなると思われます。

スピーカーキャビネットも発売予定

こちらも明確な時期等は決まっていませんが、KEMPERから12インチ1発のキャビネットも製作されているとの情報が!

フルレンジの12インチスピーカーでリグ機能のようにスピーカーの特質や音質をデータ上で変更可能になると予想されており、楽曲だけでなくフレーズによってスピーカーを変更できるというこれもまた夢のある機能が搭載されそうです。

またこのスピーカーにはパワーアンプ搭載モデルもリリース予定で、アンプとProfiler Stageをもっていけばどこでも最高の音質、環境で演奏が可能になりそうです。


実際実機に触れた感想

元々がマルチエフェクターにはあまり強くなく、コンパクトエフェクターが好きな私ですが、研修をうけ「KEMPERを用いるとここまで音作りの可能性が広がるのか!!」と驚愕することだらけでした。

DTMやレコーディングも含めプロしか行えなかったような作業や録音方法をKEMPERをとリグを用いることでネット環境さえあれば僕のような一音楽好きでもこなせてしまう。

また、ライブハウスなどで演奏するにもトッププロと同じような環境を作り出せてしまう。

この事実から目をそらさない手はないと思います!

Profiler Stageだけでなくよりよい音を求めお悩みだった方のお力になれれば幸いです!


店頭には実機もございますのでぜひ試奏しに来てみてください!

名古屋パルコ店ギタースクールの講師がPROFILER Stageを弾いてみた

実際に当店のギタースクール講師である竹内先生にKemper PROFILER Stageを試奏していただきました!

元から入っているリグの中から

①クリーン(フェンダー系)

②クランチ(VOX系)

③リード(ENGL系)

の3つを弾き比べし感想を頂きました!

名古屋パルコ店 情報

KEMPER

ブランド 商品型名 メーカー希望小売価格(税抜) 販売価格(税込) デジマートURL
KEMPER Profiler Stage 290,000 ¥225,504 URL

※在庫状況により展示品のみとなる場合がございます。予めご了承くださいませ。

※在庫の確認はお気軽にお電話ください事前にお問い合わせ頂けるとよりスムーズです。
店頭に置いていない商品もお取り寄せが可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事の投稿スタッフ

投稿者 シモザト
プロフィール WEB、デジマート担当
趣味はビンテージや珍しいエフェクターの収集
好きなエフェクターはBOSSコン全般
普段はコンパクト派です。 

お問い合わせ

店舗名 島村楽器 名古屋パルコ店
電話番号 052-264-8316
担当 下郷 貴哉(しもざと たかや)
ご相談やお問合せなど、お電話でも承りますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

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