Teenage EngineeringのフィールドミキサーTX-6を実機チェック!

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2022年07月14日

こんにちは、立浦です。本日はTeenage Engineeringのフィールドミキサー、TX-6について!OP-1やOP-Z、PO seriesなど革新的な音楽デバイスを数多くリリースしている同社が突如リリースしたTX-6。手のひらに収まるほどコンパクトな筐体にミキサーを始めとする様々な機能を内蔵し […]

こんにちは、立浦です。
本日はTeenage Engineeringのフィールドミキサー、TX-6について!

OP-1やOP-Z、PO seriesなど革新的な音楽デバイスを数多くリリースしている同社が突如リリースしたTX-6。
手のひらに収まるほどコンパクトな筐体にミキサーを始めとする様々な機能を内蔵した本機種。
一体どんな製品なのか、本項にてご紹介!

フィールドミキサーTeenage Engineering TX-6

フィールドミキサーTeenage Engineering TX-6

ウルトラポータブルなミキサー、そしてオーディオインターフェイス

¥169000税込

外観について

まずは外観から。ご覧の通り超コンパクトです。重量なんと160g。6chミキサーとしては私の知る限り最小・最軽量です。

手元にあったKORG volca fm(初代)と並べると約1/3ほどのサイズ感…!胸ポケットに入るレベル。

アルミ製の気品溢れる筐体、背面には高級感ある藍色のレザーがあり手触りも抜群!
机に直置きしてもこのレザーのおかげで滑りにくくなっています。


側面に電源スイッチ、本製品はバッテリーを内蔵しフル充電時に8時間駆動が可能。

上面には1~6までの6モノ/12ステレオ対応の3.5mm仕様の入力端子と、本体の充電、パソコンやiOSと接続可能なUSB-C端子。
※各chの入力端子はお互いの間隔が狭いので、スリムなケーブルで接続

TX–6 - teenage engineering


USB経由で充電や本体ファームウェアの転送は勿論のこと、オーディオ/MIDIインターフェイスとして機能し信号のやり取りが可能!

下面にはAUX/CUE/メイン出力端子とAUX/CUEの設定にアクセスするためのボタン、そしてメイン出力には、6.35mm→3.5mmの変換プラグが付属します。

本体左側には有機EL画面と選択ノブ、そしてSHIFTボタンとFXを設定するボタンが2つ!
ここから各種項目へアクセスしたりFXの設定・ON/OFFが可能です。

そして正面には3つのつまみとLED VUメーター、そしてスライダーとトラックボタンが6ch配備。
つまみは初期設定ではそれぞれ上からHIGH/MID/LOWのイコライザーとして機能しますが、PANやCOMP、FX SEND等にも任意に割り当て可能!

入力について

基本的にはミキサー機能が主となる本製品、小型ながら非常に高音質かつ低ノイズ!
上記の通り3.5mmミニプラグ仕様で接続しますが、電子楽器は勿論、対応したものであればマイクやプリアンプやマルチエフェクターを介したギターなどの楽器も入力可能です。
さらにCUE OUTは出力してだけでなくヘッドセットマイクを使用し音声を入力することが可能です。

接続すると上記のような入力ソースを選択するモードが表示される親切設計!
モノラルはTS/TRSの選択可、L/Rの入力が2系統のモノラルになるSplitモードと自由度が高い!

エフェクトについて

本機種には高音質なエフェクトも複数搭載されています。
FXⅠ/FXⅡと2系統独立して掛けることが出来、現段階では
FXⅠにはReverb/Chorus/Delay
FXⅡにはTremolo/Freeze/Tape/Filter/Distortion/Crush
が使用可能。
同社はファームアップで色々な機能をどんどん追加していくメーカーなので、ここも今後増強していくことが予想されます!

リズムマシン・シンセサイザーモード

ミキサーでありながらリズムマシンやシンセとしても機能します。


シンセは上記のように4つの波形

ドラムはキック/スネア/クラップ/ハイハットの4種。
これらを各チャンネルに割り振って演奏、パターンシーケンスを再生可能。

ピッチを指定したり音の長さ(減衰)を調整可能。
また、USB経由でDAWからのMIDIを再生したり、MIDIチャンネルが指定可能なUSB-MIDIキーボードを直接接続する事でも演奏可能!
※現状ではシーケンスは固定のパターンのみで、自分でイチから打ち込むことは出来ないようです。アップデートに期待!
実用性はあまり高くありませんが、こういった遊び心が同社製品の良いところですね!

DJモード

なんと簡易のDJミキサーとしても機能します!
例えば入力チャンネルの5/6につないだ音声ソースをチャンネル1のフェーダーでDJのようにクロスフェード可能!
これはパフォーマンスの幅が広がりますね!

クロスフェーダーカーブも2タイプ用意。

その他

クロックソースを内部、USB、Bluetoothから選択可能!

更にAUX/CUE端子から同期信号を出力も可能!8/16分音符で選択・切り替えも出来ます!

なので例えば、USBとOP-Z、AUX出力とPocket Operatorを接続し音声と同期信号を一括して管理も可能!
ミニマルなセッティングでのマシンライブが捗りますね!

外部USBメモリなどへ録音・また音源を再生も可能!

コンパクトなのに機能の詰め込み具合がすごい!

全然機能をご紹介しきれておりませんが文字数が上限に達してしまったので今日はこの辺で!
次回も引き続きTX-6についてご紹介します!

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