アコギ名器探訪エピソード3〜Leaf Instruments 長坂幸彦氏〜アコギをオーダーしに現地工房までスタッフ古川が行ってみた!!

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2021年11月11日
- カテゴリ商品情報
- タグアコースティックギター
![* 2014年に立ち上げた長坂幸彦氏主宰「Leaf Instruments」 [!![http://leaf-instruments.com/::title=Leaf Instrumentsホームページ]!!] **個人製作家 長坂幸彦氏 ***プロフィール |国内最古の老舗である鈴木バイオリンに勤 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya/wp-content/uploads/sites/50/2021/11/20211111-ee99fa3b-d9b9-492c-98ee-8f29f1e1e23b-1-scaled.jpeg)
2014年に立ち上げた長坂幸彦氏主宰「Leaf Instruments」
個人製作家 長坂幸彦氏
プロフィール
国内最古の老舗である鈴木バイオリンに勤務しバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの製作と修理技術を習得する。仕事の傍らバイオリンで得た知識・技術を活用してアコースティックギターやウクレレの製作・研究を独自にすすめる。2012年になると鈴木バイオリンで最高位モデルの製作を担う。2014年、新工房へ移転し正式に独立を果たす。アコースティックインストデュオさらさの森川敏行氏をはじめ、多くのプロギターリストからのオーダーを受け、デザイン、プレイアビリティ、サウンドクオリティに高い評価を得ている。 |
皆さまこんにちは。名古屋パルコ店スタッフの古川です。早いものでアコギ名器探訪も第三回目を迎える事が出来ました。ひとえに『アコギ名器探訪』シリーズはオーダーを快諾して頂いたルシアーの皆様、ギターを待っていて下さるお客様あっての企画です。皆様有難うございます。引き続き素晴らしい製作家が魂を込めて生み出したギターを皆様のお手元にお届け出来るよう日本中を飛び回りたいと思います。それでは『アコギ名器探訪』エピソード3をご覧ください。今回オーダーに訪れるのは長坂幸彦氏主宰の「Leaf Instruments」です。それでは行ってみましょう!!!!
この記事を書いたスタッフ古川のプロフィール
2004年中途社員として島村楽器に入社。
島村楽器オリジナルブランド History 最高峰『NT-C1』のデザインから、アメリカ ペンシルベニア州 ナザレスに拠点を置くマーティン・ファクトリーにて島村楽器×マーティン コラボレーション・モデルのスペック案・杢材選定を担当。
またフォルヒとの島村楽器コラボレーションモデルの企画、スペック案、タカミネ、K.ヤイリ等のショップ限定カスタム・オーダー、国内 有名製作家との1本限定カスタム・モデルの企画、国内買い付け等を担当。
外出をお控えされているお客様へ 当店では、現在除菌・消毒などを施し最善を尽くしております。 ですが、ご来店いただかなくても、お電話・メールでのご相談(商品のご説明)も承っております。 アコースティックギター担当:古川までお電話もしくはお問い合わせいただければ、折り返しさせていただいた上でていねいに・分かりやすくご説明させていただきます。 また、お家での決済も可能です。お支払い方法につきましてはコチラをご覧くださいませ。 みなさまのご相談お待ちしております♪ |
-アコギ名器探訪エピソード1 K.YAIRI『小池健司氏』『伊藤隆司氏』はコチラをご覧くださいませ。
-アコギ名器探訪エピソード2 SUMI工房 鷲見英一氏はコチラをご覧くださいませ。
-アコギ名器探訪エピソード4 Water Road Guitars 増田明夫氏氏はコチラをご覧くださいませ。
名器探訪 第三回は岐阜県美濃加茂の「Leaf Instruments」(訪問日2021.11.8)
まずは名鉄犬山線快速特急に乗り新鵜沼駅を目指します。
新鵜沼駅で乗り換えJR高山線美濃太田駅に向かいます。
秋晴れの今日は気温も温かくどこか観光にでも行きたい気分になりますね、
美濃太田駅に到着しました。
しかしバスが約2時間に一本のため少し早いですが昼食を頂きます。
美濃太田駅から徒歩10分程の場所に何やら美味しそうなラーメン屋を発見。
スープがめちゃめちゃ美味しかったです。
また来たいラーメン屋さんですね♪美濃太田駅にお立ち寄りの際はぜひ行って見て下さいね!
あい愛バスに乗り、三和交流センターに向かいます。
通常のバスを想像しておりましたが12人乗りの一回り大きなミニバンタイプのバスに乗り向かいます。バスから覗く風景は自然豊かで心地よいマイナスイオンを全身で浴びたような気分です。
三和交流センターに到着しました。
鳥のさえずり、川のせせらぎ、校庭で遊ぶ子供たちの声。非常にのどかでゆっくりとした時間が流れます。さぁ〜目的地はすぐ目の前です。ここからは徒歩で行きましょう♪
目的地到着!
今回は岐阜県美濃加茂の山里に工房を構える長坂幸彦氏主宰「Leaf Instruments」にやって参りました。さぁ〜いよいよです。今日はどんな杢材に出会えるか?どんなオーダーの仕様になるか?ワクワクが止まりませんね。
それでは工房内にお邪魔します。
まずは一通り工房内の見学をさせて頂きました。塗装ルームは2階にあるとの事です。長坂氏素敵な工房をご紹介頂き有難うございます。
続いて長坂氏とスペックの打ち合わせ中です。
音色、外観の方向性をすり合わせ納得のいく仕様となりました。音色は軽くつま弾いただけでもレスポンスが良くフィンガーピッキング、ストローク共に扱いやすい甘く柔らかな音色をイメージしております。外観はウッディな中にも独特の個性を持つ青バールのヘッドプレート、ロゼッタがポイントです。
次は杢材選定に移ります。
杢材の美しさもさることながら、しっかりと音色に重きをおいた杢材選定を行いました。
選んだ杢材を紹介します!!
長坂氏とツーショット。
トップ材
30年以上シーズニングされたジャーマン・スプルースをセレクト(長坂氏に持って頂いてます)
サイド、バック材
重量のある極上のグラナディロをセレクト(長坂氏に持って頂いてます)
製作者 | ブランド | 型名 | 販売価格(税込) | 納期目安 |
---|---|---|---|---|
長坂幸彦 | Leaf Instruments | Tsubaki GS/G | ¥720,500 | 2023年6月~2023年12月 |
スペック
ボディ形状 | 椿 |
TOP | ジャーマン・スプルース |
BACK/SIDE | グラナディロ |
NECK | アフリカン・マホガニー |
FINGER BOARD | エボニー |
BRIDGE | エボニー |
ナット幅(mm) | 44mm |
スケール(弦長)(mm) | 645mm |
ペグ | ゴトー510 つまみジリコテ |
ヘッドプレート | ブルーバール |
ロゼッタ | ブルーバール |
バインディング | ローズウッド |
フレット | ニッケルクライオワイヤー |
ナット | ブラウン・カラーナット |
サドル | ブラウン・カラーサドル |
ブリッジピン | エボニー |
付属品 | オリジナル・ハードケース付属 |
拘りポイント
- トップ材に使用のジャーマン・スプルース
- サイド/バック材のグラナディロ
- ヘッドプレート/ロゼッタのブルーバール
- ロゼッタ 三⾓幾何学デザイン
- ジリコテのペグボタン
- ボディ形状など唯一無二の完全オリジナル仕様
ヘッドプレート/ロゼッタのブルーバールのサンプル画像
実際はもう少し濃い青でオーダしております。雰囲気として参考にして下さい。
長坂幸彦氏主宰「Leaf Instruments」のオーダーも承っております。
お気軽に担当古川までご相談ください。
締めの挨拶
本日も充実した1日を過ごすことが出来ました。長坂氏お見送り有難うございます。長坂氏は物腰柔らかく笑顔の素敵な方でした。そして楽器に対する知識量、探究心、情熱は一流のプロフェッショナルと呼ぶに相応しいお人でした。ますます今後の活躍が楽しみな若きルシアーです。また偶然にも調整後のギターを軽く試させて頂きましたが、その音色に私驚愕致しました。分業制のライン製作ではおそらく到達出来ないであろう域に達した極上の響きを体感致しました。これは個人製作家として全ての工程に拘り、理想を追い求め何度も試行錯誤した結果、ギターに魂が宿ったのだと錯覚する程素晴らしい音色でした。そんな長坂氏主宰の『Leaf Instruments』の名古屋パルコ店オーダーギターは2023年6月~2023年12月頃に入荷予定です。ご興味のおありのお客様、納期に時間がかかり大変申し訳ないのですが気長にお待ちください。
本日もお疲れ様でした。
すっかり暗くなってしまったので急いで家路に着きたいと思います。明日は朝一で群馬県の製作家増田氏主宰の『Water Road Guitars』へオーダー出張です。それではアコギ名器探訪第四回もお楽しみに!!
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。