![皆さんこんにちは! リペアマン「ナエ」です! 私は学生時代、昔の弦楽器が突然好きになり色々調べたり研究していた時期がありました。 それだけでは飽き足らず実際に弾けるものを作ってみたこともあります。 チラ見せですが こんな感じです。 美しいですよね? それはさておき(笑) 今回は工房に来た少し変わった […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-repair-guitar/wp-content/uploads/sites/172/2022/01/20220131-img-2054-scaled.jpg)
皆さんこんにちは!
リペアマン「ナエ」です!
私は学生時代、昔の弦楽器が突然好きになり色々調べたり研究していた時期がありました。
それだけでは飽き足らず実際に弾けるものを作ってみたこともあります。
チラ見せですが
こんな感じです。
美しいですよね?
それはさておき(笑)
今回は工房に来た少し変わった楽器をご紹介いたします。
マンドリン!
イタリア発祥の楽器で17世紀ごろに生まれた楽器でして名前を聞いたことある方も多いと思います。
この可愛らしいルックス、私みたいな古楽器好きにはたまらないですね(笑)
この個体はバイオリン等の弦楽器製造で有名な鈴木バイオリン製で、音もルックスも申し分ないです!
今回のご依頼は、ご覧の通り経年劣化でペグつまみのプラスチックが割れてしまっているものを修理してほしいという内容です!
まずは今ついているペグを外し....
寸法も同時に測り、合うものを探します。
ペグ穴の位置はピッタリ合うものが見つかりました!
ギターパーツを数多く出しているSCUDさんのMS-120というモデルです。
しかし...元のペグがひと昔前の規格なので、写真では分かりづらいですがネジ穴が今の物と微妙にズレていますね、、
ズレたまま無理やりネジを入れると、ネジが斜めに入って穴が壊れてしまいます。
なのでネジ穴を埋め、新しいペグに合う穴を開けなおします!
まずはドリルでねじ山を無くし、穴を滑らかに成形。
そして穴を接着剤を付けた細い棒で埋め、
余った分を周りの塗装を傷つけることなく削り取ります。
そしたら新しい穴を開けますが、ビスより小さい穴を開けることでネジがしっかり止まります!
あとはビスを入れて.....
ピッタリ取り付けられました!
弦を張るついでに軽くクリーニング。。。
↑Before
↓After
弦を張って完成です!チューニングもバッチリ合います!
綺麗になって更に気持ちよく弾けるようになりました!
マンドリンはギターなどに比べるとレアな楽器で美しい外観なので個人的に好きな楽器の一つです。
もしマンドリンをメンテナンス・修理したいという場合はぜひご相談ください!
今回の修理内容
ペグの全交換
ペグ代、弦代などのパーツ代を含めて
合計金額 | ¥12,760円 |
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*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。
ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。
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