ノイズ対策【デュエリスト長谷川のリペア奮闘記 turn6】

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2018年05月05日

皆さんこんにちは。リペアマン兼デュエリストの長谷川です。]]今年も遊戯王の世界大会、「Yu-Gi-Oh! World Championship 2018」の予選が始ましりました。店舗代表決定戦→ブロック代表決定戦→日本代表決定戦→世界大会本戦という流れで大会は進んでいきます。私は過去に日本代表決定戦 […]

皆さんこんにちは。リペアマン兼デュエリストの長谷川です。
今年も遊戯王の世界大会、「Yu-Gi-Oh! World Championship 2018」の予選が始ましりました。店舗代表決定戦→ブロック代表決定戦→日本代表決定戦→世界大会本戦という流れで大会は進んでいきます。私は過去に日本代表決定戦に出場したことがあります。日本代表にはなれませんでしたがとても楽しかった記憶があります。
そして今回の大会ももちろんエントリーしてますよ!
先日地元のショップで行われていた公認大会で見事優勝を果たし店舗代表権を獲得いたしました!!
次はブロック代表決定戦だ!と意気込んでいるのですが仕事のスケジュールと、交通費やそもそもデッキを構築する予算的な意味で今回はここから先の大会へ出場することを断念する事となりました。本当に残念です。

さて、今回は普段使用していてノイズが気になってしまうという楽器のリペアをして行きます。

今回お預かりしたベースは弦に手を当ててミュートしている状態でもジジーというノイズが激しく出る状態でした。もちろんアンプ側のセッティングや周囲の環境によってノイズの状態は変化しますが、とても気になる状態です。
今回は導電塗料をボディのザグリ内に塗りアースを取り、そこにノイズを落とす作業をして行きます。


まずはパーツをすべて外してボディだけの状態にします。


パーツが外せたらザグリ内に導電塗料を塗っていきます。


導電塗料が塗れたら導通確認をします。導通確認が出来たらそれぞれのザグリをアースラグを使用し配線で繋げてザグリのどこを触れても導通するようにします。


最後に弦アースを取り、ジャックやポットなど全ての電装パーツのアースを繋げ、導電塗料のアースに繋ぎます。あとは組み込みをして調整をして、演奏できる状態に戻して終了です。
この導電塗料によりアースに落とす事でノイズが圧倒的に減少します。しかしデメリットもあります。個体差はありますが、このノイズ成分には高音域の音の成分も含まれる為、高音域がノイズと共にアースに落ちてしまう事で、ハイ落ちという若干こもったような音に変化してしまう事があります。ある程度のリスクがある為、本当にノイズ自体が気になって音がこもってしまう事が怖い方は、ピックアップ自体をノイズレスの物に交換するという事も選択肢の一つとして考える必要があるかと思います。

いかがだったでしょうか。
今回の記事が皆さんの音楽ライフに役立つことが出来れば幸いです。
ノイズが気になっている、その他楽器の状態がおかしい?なんて思った方はお近くの島村楽器までお気軽にご相談下さい。

今回の修理内容

ノイズ対策、基本調整、弦交換(パーツ、弦代込み)

合計金額 ¥18,360(税込み)

*修理費用は同じ症例でも楽器の種類や形状・仕様によって異なる場合があります。

ご不明な点はお近くの島村楽器にぜひともご相談ください。

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