ベース弦のスケールって何?【デュエリスト長谷川のリペア奮闘記 turn5】

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2018年03月21日

皆さんこんにちは。リペアマン兼デュエリストの長谷川です。
遊戯王は20th記念という事で去年から盛り上がりを見せ、今年になりスターターデッキ2018で、今まで限定配布されていた秘蔵レアカードが手に入るチャンスが再び来るという事で、個人的にも盛り上がって来ています。

さて、今回はリペア事例とは別にベース弦でとてもよくある間違いについてお話していきます。


ナット付近の弦の太さに注目!!
なんだか弦が細くなっている部分があります。ベースだけではなくギターにも、その他の弦楽器にもデザインや構造によりそれぞれスケールの違いがあります。このスケールとはいわゆるペンタトニックやメジャースケール、ドレミ等の音階ではなく、弦の長さの事です。基本的にはナットからブリッジまでの距離の事を言います。(ナットから12フレットまでを指す場合もあります。)つまり楽器によって弦の長さが違うという事です。
特にベース弦は太い為ペグポストに巻くところは、細くなるように作られています。その為スケールが違う弦を張ってしまうと、そもそもペグポストに弦が巻けない、今回のように演奏で使用する部分の長さが足りないという事になります。


写真のように弦の長さが合う物を張る必要があります。弦が巻けないのは仕方ないですが、今回の物は弦をちゃんと巻けているのにどうしてダメなの?と思うかと思います。その理由は弦の細い部分と太い部分の中心は変わらないため、ナットに細い部分が付いている状態では、その後ろが太くなっている分、弦高が低くなってしまう事で音詰まりを起こします。その他本来は太い部分に合わせてナット溝が切られている為、弦が固定されずに弦振動が安定しません。
弦交換をしたら急に音つまりやビビリが出てしまった。なんてことがありませんか?そういう時は弦の長さの確認をしてみましょう!


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