【スタッフブログ】 ヤマザキの~弾いてみそ試してみそ~Vol.9 ブラスナット交換

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2017年01月20日

皆さまこんにちは。

大寒波到来という事で、ここ名古屋にも雪が積もりました。

路面の凍結などには十分にお気を付け下さい...!

ちなみに先日、凍結した歩道橋のスロープを、スケートのごとく滑らかに下まで滑り降りていく人をお見掛けしました...

..ヤマザキです!!


さて、さっそくこちらをご覧ください。


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とても酸化しておりますが、ブラスナットが取り付いています。

楽器の状態の変化により、適正なナット弦高が確保出来なくなっているため

交換を行います。


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当工房では、このような角材から一つずつ削り出して作成しています。


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まずは大まかに荒加工を行います。

ブラス素材、通常使用される牛骨などと比べると、非常に加工性が悪く形成にもひと手間掛かります。

切削時に非常に高温になるため、とにかく熱さに耐えながらの作業になります...



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実際楽器にあてがいながら、微調整を行っていきます。

既製品ですと加工性の悪さからか、キズ処理が完全で無かったり、角が残っていたりする物も有るのですが、私ヤマザキ、一切妥協致しません!


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牛骨で製作する時同様、このように角をとり、鏡面になるまで磨き上げます。


このブラスナットですが、非常にタイトな音の立ち上がりで、開放弦と押弦時の音の差を少なくする目的でも使用されます。

また牛骨に比べますと、チューニング時などの摩耗が圧倒的に少ない為、ナットの寿命も非常に長くなります。

ギター、ベース問わず、様々な楽器に製作・取付が可能です!

ご希望の方はお気軽に是非一度、ご相談下さい!

ヤマザキでした。

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名古屋ギター&リペア 山崎

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